第20号

今週のジェフのおすすめは

「落語的学問のすすめ」桂文珍


 祝・第20号。ということで今週は特別企画・・・なんてありません。いつもどおりいきます。 今週おすすめするのは、桂文珍著、「落語的学問のすすめ」。 そして「落語的学問のすすめ PART II」桂文珍こと 関西大学非常勤講師の西田勤氏の講義録。 平成元年にPART I、平成2年にPART IIが潮出版社から 出版されて、平成5年に両方とも新潮文庫で文庫化されています。

 落語家の桂文珍氏が関西大学の非常勤講師をしていたときの 講義をそのまま本にしたもので、非常におもしろい。いかんせん、いまから10年くらい前という 古い話なので時事ネタなんかはたまにわからないこともありますが、 大学の講義が10年たってもおもしろいというのはすごい。 もうとにかくいろんな話題がでてきて、リアルタイムで聞いてたらもっとおもしろかったでしょう。

 月曜の1限目だったにもかかわらず、たくさんの人が受講していたということで、 他の大学の人が聴講(もぐり)にきたりもしたそうです。 そりゃ行きますよ、文珍の話が毎週聞けるんですよ。

 で、残念ながら10年前に関西大学の学生でなかった人に、この本をおすすめします。 しかしなんでまた桂文珍が大学で授業なんかしたんでしょう。 そうなったいきさつもちょこちょこ書いてありますが、どうも・・・。 まあ、そんなことはどうでもいいです。 ふだんの授業が退屈な大学生に特におすすめです。

 というわけで、今週は、桂文珍著、「落語的学問のすすめ」を おすすめしました。たぶん古本屋においてあるでしょう。ジェフも古本屋で見つけました。



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