巨人軍の彼ら3
2000年10月28日土曜日。今世紀最後の日本シリーズ、ON対決と騒がれた日本シリーズはDHをYGが下し日本一に。
そのままホテルで祝勝会が行われた。
今シリーズの分岐点はなんと言っても第3戦。アウェイで連勝し意気揚々とホームに戻ってきたDHを見事なピッチングで抑えたU投手。いや、本当の立役者は打たれて同点にされたU投手を救ったN内野手の2打点をあげたバッティングかもしれない。
いずれにせよ、第3戦を機にYGは勢いを盛り返し、そのまま連勝、そして日本一に輝いたのである。
28日土曜日。祝勝会を終えた選手はロビーで各マスコミの取材を受け、そのあと銀座に繰り出したという。
11月4日土曜日。
私は朝、ズームインサタデーを見ていた。というより、うちはテレビにオンタイマーがついていて毎朝6時半になると4チャンネルが点くように設定されている。今朝もそれで目が覚めてぼんやりと布団の中からズームインサタデーを見ていた。
6時台の野球の解説者は須藤豊。真面目な解説。それほど野球好きでもYG好きでもない私はぼんやりと見ている。前日に行われた日米野球の解説をしていたようだった。
そしてそのまま時間をすごし、7時台に入る。7時台の野球コーナーの解説者は宮本。6時台の真面目さとはうってかわってバラエティに近いコーナーを見ていると宮本が祝勝会が終わり銀座に繰り出そうとしている選手を捕まえてインタビューをしていた。
何人かの選手のあと、N内野手が映った。宮本がインタビューをはじめようとした瞬間に突如、画面左からU投手がひょっこりと顔を出した。
宮本は彼も招き入れインタビューをはじめる。話題は3戦目。調子がよかったのかと訪ねられU投手はそうでもないような返事をかえす。
「まぁ、3点いきなりもらってましたから。でも、すぐに打たれて同点にされましたけど。もっともそのあとにNが打ってくれたので。」
そこまで話したあとで宮本のツッコミが入る。
「君らね、あやしいよ、なんか。」
その一言に私は思わず布団から跳ね起きました。
「タイプなの?」
との宮本の質問にNは少しはにかんだように微笑んで「ちょっとね。」と答えていました。おおっっと身を乗り出す私。
「どのへんが?」
「この厚い胸板なんか…。」
といいながらNがUの胸をちょんちょんとつつく。その間、U投手は隣で「アホやな」とNを笑ってましたが、まんざらでもなさそう。
UとN、テレビで交際宣言?普段クールで売っているNがそんな冗談を?冗談じゃないのでしょうね?きっとそれは真実。(妄想爆走中)
いや、もう朝からアツイところを見せていただいて、本当にありがとうございますって感じで。
今年、人身事故の際、女性を乗せていたという報道があったときには(本当は迷惑がかかるのを恐れてNだけ逃がしたんじゃないか)とか妄想してました。
また、名古屋の水害の時、新幹線にカンヅメにされ、食料がなく、空腹を抱えていたときに、もっていたお饅頭を食べていたと言うN。
お土産にするつもりだったという話だけど、でも食べたんだからもしかして甘党?かわいいじゃん。
なにはともあれ、ことしはあまり調子の良くなかった二人。来年は大活躍でらぶらぶなところ見せてくださいね。