バイクに乗って色々アンテナを張ってますと、思わぬ所からおいしい話が転がってきたりします。BMXがそれ。「Bicycle Motocross」で、自転車でオートバイのように荒地なんかを走ってジャンプやトリックの技をすると言う為のバイクです。「Mountain Bike」は山道を走るためのバイクで、基本的に用途が違うのです。そのBMXを「いらない?」。但し、錆びてる。ブレーキは壊れてる。その他、調整個所多数。との事。まぁ、そんな調整、出来ない筈がない。貰うことにしました。 |
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上が貰った状態。下か貰ってから手を入れた状態です。上、見事に錆びてます。ハンドルも寝てます。チェーンに油をさして、ベアリング系をグリスアップ。ハンドルを正しい位置にセット。ネジ回りのグリスアップも忘れずに、、。サドル位置はまだ決定していません。シートポストは曲がってるのではなく、こういう形です。このバイク凄いのがブレーキ。ブレーキは壊れてますが、そもそものブレーキシステムは健在。それが「ジャイロブレーキ」BMXは、ジャンプ等で、トリックの際にハンドルを360度回したりします。その際にブレーキケーブルが絡まないようにしたシステムです。仕組みは至って単純。でも考えた人は偉い!
バイクそのものは20インチのサイズ。だからとっても小さいです。トリックをする為にフレームもかなり小ぶり、乗って走るには少々窮屈です。まぁ、そもそもが長距離を乗る為のバイクでなく、「曲芸用」のバイクなんで、そういう仕様なんでしょう。それにサドルに座ると言う乗り方もしない。サドルはトリックする時に「掴む」ためにあるのでした。
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ジャイロブレーキの部分です。左上がブレーキをかけていない状態。右上が、ブレーキをかけた状態。何が違うかって、銀色のプレートの位置が違います。ブレーキワイヤーは途中で分断され絶対に絡みません。下がハンドルを切った状態。銀色のプレートは、二段構造になっていて、上のプレートはブレーキレバーのワイヤーに繋がり、下のプレートはブレーキそのものにつながります。この部分が何とも男心をくすぐります(笑)。
ワイヤーが上下二本づつとなっていますが、これはどの状態からでも、プレートを引き上げられるようにする為、
一本で引くと、片方に偏って引かれてしまうでしょ。その為です。ヘッドパーツそのものは、従来の物と大差なし。ステムはノーマルサイズのスレッド。と、言うことは、マウンテンバイクにも、これは取り付け可能と言う事だ。でも、マウンテンバイクのハンドルを360度回す事はありません。回った時はこける時でしょう。
フロントブレーキはどうなってる??と気づかれた人。あなたは鋭い!その対策も施されています。このバイクはフロントブレーキがありませんので、その装着例は見せられませんが、下引きのカンチブレーキをつけて、ワイヤーをステムを通して対応します。その内にフロントブレーキもオークションで落札して装着します。その時まで、乞うご期待!
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整備状態は完全ではないのです。まだブレーキのセッティングが甘いので、ブレーキ効きません。それとリムが油で汚れているのでしょう。以前のディスクブレーキの例もあります、洗剤で拭いてあげましょう。(あまりにも効かなさすぎ)急な対策としてコーラをかけるとブレーキが良く効くようになります。コーラの糖分がリムにつくからです。(コーラをこぼすとネバネバするでしょ)つまり、逆の発想に立てば雨の日は効果ありません。洗い流されてしまいます。、BMXの場合、リムがアルミはブレーキが効かなくて、メッキのリムが良い。と言われているようです。マウンテンバイクでは、聞いたことないのです、僕のバイクもアルミです。トライアルバイクもアルミのようですし、サジングと言う荒業をする為、メッキという事は関係ないようです。なんで、BMXの場合だけ、アルミが駄目なんでしょう??そうそう、このバイクはアルミのリムなんです。
後は、とにかくコンパクトなフレーム。トリックする為のライディングフォーム。座れないサドルの為。とっても疲れます。ペダルも踏む為には立ちこぎです。ギア比もトリックし易いためにトルクの出る方向にセットされてます。だから、走らないのです。これ乗ってたら痩せそうだ、、、、。後は、ペダルとハンドルグリップの色を決めて交換しよう。 |