「あじさいいろの日々」は当時フジテレビで放送されていた「小川宏ショー」の今月の歌として万里村ゆき子さんが作詞作曲した曲で、1973年の来日公演を前にポール・モーリア自身により編曲されました。レコーディングは来日公演期間中の休養日11月16日(金)、キング・レコード第1スタジオで行われました。スタジオには来日中のポール・モーリア・グランド・オーケストラのフル・メンバーの他に、サウンドの厚みを出すため日本側からバイオリン6名、ビオラ3名、チェロ3名、そしてハープ1名が加わりました。当日歌取りは行われなかったため、高田恭子さんはコーヒーを配ったりのお茶係を担当をしていたそうで、ミュージシャンたちからは「あなたは本当に歌手なのか?」とからかわれてしまったそうです。マネージメントを担当していた小島政雄さんのお話によりますと、ポール・モーリアはストリングスの一人が音を半音フラットしたことを見逃さず、録音を取り直すなど、その場でプロとしての凄い仕事を見たそうです。また児玉ディレクターは邦楽出身ながら、バート・バカラックやレーモン・ルフェーヴルの初ライブ・レコーディングを担当するなど、イージーリスニングへの思い入れも深く、それまでミキシングは必ず自身が立ち会っていたにも係わらず、ポール・モーリアはレコーディング・テープをフランスへ持ち帰らず、児玉ディレクターへ託したそうです。児玉ディレクターはとくにハープとストリングのレコーディングに工夫を凝らし、当時ポール・モーリアが盛んに使い始めた左右のチャンネルに音を振るなど、ポール・モーリア・サウンド顔負けの素晴らしい音作りを完成させたそうです。高田恭子さんも「あじさい」をあしらった水玉の衣装で、テレビやプロモーションのため各地で歌いました。しかし、地方での公演では、ポール・モーリアのアレンジが難しく、ミュージシャンが演奏できない部分も多く、残念なことにスコアを作り直して伴奏してもらったそうです。
■また、高田恭子さんと後日行われた児玉ディレクターへのインタビュー詳細およびレコーディング風景の写真は、近日発行予定のファン・クラブ会報誌に「来生たかおレコーディング取材」と共に掲載いたします。当時の思い出や感想がありましたら、ぜひ下記アドレスまでメールでお寄せください。
■以下はファン・クラブ・フォーラム・ページへ寄せられた投稿文です。
高田恭子さん 大好きでした!!
当時 中学生だった私は 恋もしていませんでしたが歌詞が特に好きで 自転車通学しながら 口ずさんだものでした。メロディーも 優しく 歌い方も好きで 30年以上たったいまでも 歌詞は覚えています。カラオケで歌いたいと思っても 私の行く所にはのってないんです。現在の写真を見て 感激しています。お元気そうで なにより。
先日 ラジオで 柳澤さんと言う 若い方が歌ってるのを聴きましたが当時の感激が伝わりませんでした。
この曲は 高田恭子さんでないと私はダメ。今でも この歌で 癒されたり 励まされたりしてもらってます。
私の大切な一曲です。NHKのなつメロに出演されることを願ってます。
突然あの高田恭子さんへのインタビューの記事を見ましてたいへん驚きました。
「あじさい色の日々」は70年代の典型的なサウンドを聴かせてくれるすばらしい伴奏だと思いますし、今聴いても実に新鮮です。「みんな夢の中」はよく廃盤コレクションなどのCDに入っているのですが、「あじさい色の日々」はまず目にすることはありません。何とかファン・クラブの力でCD化することはできないものでしょうか。ところで当時モーリアの伴奏と高田恭子さんの歌とはミキシングして作ったのでしょうか。それともパリまで吹き込みにいったのでしょうか?よろしければご教示ください。
LPに針を下ろす(って表現、ワクワクしませんか?)機会が増えたので、高田さんのEPにも針を下ろす機会が増えました。LPは大丈夫だけど、EPが変形すると調子が狂ってしまうのが簡単にわかりますよね。レコードは立てて保存する物だけど、EPはちゃんと立てておかないと、変にチカラがかかって変形してしまいます。高田さんの物は大丈夫。ちゃんと聴こえます。高田さんの録音ネタで楽しみなのは題名。米川さんも書かれていましたが、ジャケットの表記は、あじさいいろの日々。歌詞カードの表記は、紫陽花色の日々。深い意味は無いのでしょうが、ちょっと気になりました。B面の「そよ風にのって」の青木望さんの編曲が、またモーリア風でイイんですよね?この曲はモーリアさんの作曲でしたっけ? 違うかな? って、ジャケットに書いてあるんですけど自信がありません。モーリアさんの録音がどこに入っていたのか忘れて、今でも棚の中を探していますが、見つからない。段々、ものぐさになってしまって。誰か教えてくれませんか? やっぱ、ちゃんと自分のLP、CDラックを整理しなくちゃ。