月出松公園

加賀原遺跡
月出松公園とその一帯の台地上は加賀原遺跡とよばれ、
昭和45年の予備調査を経て、昭和52年4月〜8月に
港北ニュータウン発掘調査団によって南端部(約1,600u)
を対象として発掘調査が行われました。
発掘調査によって、縄文時代の竪穴住居跡17軒・落とし
穴7基・土壙(貯蔵穴他)9基・焼土跡1基・柱穴群1ヶ
所などの遺構のほかに大量の縄文土器や石斧・石鏃などの
石器が発見され、縄文時代中期(約4,500年前)の集落跡を
中心とした遺跡跡を中心とした遺跡であることが明らかに
なりました。特に、遺跡中央から予備調査で発見された小
貝層を伴う平面が小判形をした直径10.5m・短径5.3m大形の
住居跡は類例が少なく、特異な住居として注目を集めまし
た。遺跡の広さは約21,000uのと推定されていますが、公
園用地となっている範囲は、発掘されずに現況で保存され
ています。