鎌田堂

鎌田堂の由来
 頼朝の父である源義朝に仕え、保元・
平治の乱で活躍した武将 鎌田兵衛正清
を祀ったお堂です。平治元年(1159)合戦
に敗れ、逃げのびた尾張・長田忠正の屋
敷で主君義朝ともに忠正に首をはねられ
たといわれている。

鎌田堂の石碑から
 堂の背後に鎌田兵衛正清の館ありし故
 土人 鎌田堂と云う。二間に三間なり
印子の観音を安置しありしが奪われ 霊
元天皇、寛文十三年現在の石地蔵建立さ
る。寛永の頃 佛誉常心止住 以来安政
の頃迄念佛道場として繁栄 道場坂の名
を残す。尚子育地蔵、諸願成就の地蔵と
して庶民の信仰厚き聖地なり。