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ヒント


第1問
ゲンジホタルが光るのは何のためでしょうか?



@ 身体を温めるために光っている。

A 夜は暗いので光で照らしながら飛んでいる。

B 結婚する相手を探すために光っている


飛びながら一斉に光るのがオスで、メスは草や葉っぱの上でじっとして光っています。オスは光りながら飛んで、メスを探し、オスがメスを見つけると、そこへ近づいていきます。 そこでオスがもう一度光って、メスがそれに応えて光れば、めでたくカップルの誕生となります。 もうお分かりですね、ゲンジボタルは「お嫁さん探し」をしているのいです。
ちなみにホタルの光は「冷光」と呼ばれていて熱を殆ど出しませんから、光っているホタルに触っても熱くないです。(だからといって触らないでネ) これは化学反応の一種であり、臨床医学の面での応用が注目されているという正に「ハイテクの光」なのです。




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第2問
ゲンジホタルの成虫(おとな)の食べ物は何でしょうか?



@ コケを食べている。

A 水しか飲まない。

B 何も食べない。


ゲンジボタルの幼虫はカワニナという巻き貝の仲間を食べて育ちますが、成虫になると水をなめる程度です。 成虫になるとわずか2週間程しか生きることができないのです。 またコケ(スギゴケ)はゲンジボタルのエサではないですが、卵を産みつける場所として、スギゴケは欠く事のできないものです。
このように、ゲンジボタルが生きていくためには、「カワニナの棲んでいるきれいな小川」、「卵を産むためのギゴケ」をはじめとして必要なものがたくさんあります。 つまりゲンジボタルが生きていける環境があるということは、そこに豊かな自然(豊かな生態系)が存在することを意味しています。 ホタルの生きていけるこの素敵な環境を次の世代に残していきたいですね。




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第3問
クローバーの名前で親しまれる草の日本名はシロツメクサといいますが、名前のとおり白い花が咲きます。それではこのツメクサの名前の由来は次のうちのどれでしょうか?



@ 白い花の部分が人の「爪(つめ)」の白い部分に見えるから。

A 「草を摘む」の「摘む」がだんだん「つめ」に変わって「ツメクサ」になったから。

B ワレモノを運ぶ時に「詰めもの」として使われていたから。


このお話は江戸時代に日本が鎖国をしていた頃にまで溯ります。 当時唯一交易のあったオランダから美しいガラス器が箱に入れて運ばれてきました。そのとき、このガラス器が割れない様に詰め物として使われていたのが、このツメクサの枯れたものだったそうです。 明治時代に入って、この草は家畜の牧草用として輸入されて日本中に広がりました。(このように外国から来て日本に住みついた植物を帰化植物と言います。)
今で言うと「包装緩衝材」といったところでしょうか?