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1998.5.1発行              編集・発行:鴨池公園愛護会
「不気味に光る空の正体は?」

 南東の空が妙に変な色をしていることに気がついたのは、ある夜帰宅したときのことでした。その色はなんとも不自然で、不気味にさえ感じられました。赤っぽい橙色とでも言えばよいのでしょうか? 「月が雲に隠れている訳でもないのに変だなあ。」と考えつつ、答えが見出せず数日が過ぎました。

 そしてある日この謎は一気に解けました。光るこの空の正体はなんと! センター南駅前にできた店のライトアップの光でした。特に曇った日には、それが上空の雲に映し出され、「大火事でもあったかな?」と思わせる程、赤く光る空になります。 最近同じ駅前にオープンしたデパートからも、強力なサーチライトが出ています。まるでSF映画のレーザー光線のように・・・・。

 7年前にここに住み始めた頃は、夜空が思いのほか暗く、自宅からも星空を十分に楽しめたものでした。2年前の百武彗星の時も、昨年のヘールボップ彗星の時も、家の近くでも、なんとか彗星の尾を肉眼で見ることができました。(写真に撮るにはまわりの光が明るくて難しかったですが...) そう言えばヘールボップ彗星が最もよく見える時期に、広告のライトなどを消して空を暗くするという試みがありましたネ。ところがライトダウンの期間は天候が悪く、彗星を見たいと心待ちにしていた人にとって、その恩恵はありませんでした。天候が回復した日には、既にライトダウンの期間が過ぎており、また元の状態(ライトの光がいっぱいの夜空)に戻っていました。 時期的にはまだ彗星がよく見えている頃だったので、せっかくの試みも殆ど効果なく終わりました。

 この周辺は夜道が暗くて危ないという話も聞いたことがありますが、今度へ−ルボップのような大彗星がやってきたとき、私たちは子供たちといっしょに「長い尾をたなびかせる彗星の姿を楽しむ事ができるのだろうか?」と思うと少し心配になりました。

 私たちの生活利便性が向上するのを象徴するかのように、この周辺でも夜空を照らす光の量がどんどん増えていくと思います。でも、そんな中で私たち人間は「生活が豊かになる代償に大切な何かが失われていく」ことを知っておかなくてはなりません。今まさに変貌しつつあるこの街に住む人達や、街の開発に携わる人達には特にこのことを考えてほしいと思います。また街の未来を担う子供たちに対して、このことを考える機会を与えていくことも大切だと思います。     byいちろう&よしえ


「鴨池公園こどもエコクラブメンバー募集」は、終了しました。

鴨池公園こどもエコクラブメンバー募集

「こどもエコクラブ」はふだん自分たちが暮らしている地域の中で、環境について考え、活動しようという全国の小・中学生が参加しているクラブです。環境庁が1995年に呼びかけて、これまでに全国で2488クラブ、38076人の仲間が参加し、地球を守るための様々な活動をしています。

そこで、この地域でも鴨池公園をメインフィールドに「身近な自然環境を守るために何かやってみたいな」と思う子供たちを募集したいと思います。

さあ、きみもエコクラブのメンバーになって身近な自然と友達になりませんか?

 

1.募集について

(1) 募集対象 小学校5年生か6年生で、ひとりで鴨池公園まで来ることのできる子供。

(鴨池公園周辺に住んでいるか、自転車などで鴨池公園に来ることができる
     子供。小学校4年生以下の子供は相談させてください。)

(2) 活動日 毎月第一日曜日の午前中(原則として)

(3) 募集人数 20人(子供たち同士での話し合いが十分にできるよう人数を限ります)

2.活動内容

 メンバーが決まったら、みんなで話し合って活動内容を決めていこうと思いますが、たとえば
次のようなことをやってみたいと思います。

例; 鴨池の水調べ、生き物地図作り、竹細工、竹のバームクーヘン、ゴミ調査など

3.サポーター

 こどもエコクラブでは、みんなの活動を手伝ってくれる大人を「サポーター」と呼びますが、
鴨池公園愛護会のメンバー(環境カウンセラー4名在中)がサポーターとなります。

4.問い合わせ cygnus@mvb.biglobe.ne.jp

 

愛護会オリジナル! 絵はがき販売について

 ご好評をいただいている「愛護会オリジナル絵はがき」は、引き続き「丘の街」(荏田東郵便局前)でも販売させていただいております。全部で3種類あり、トンボ→500円(10枚組)、野の花→300円(5枚組)、野鳥→300円(5枚組)です。この絵はがきを通じて、鴨池公園に棲んでいる「生きもの達の姿」を知っていただければと思います。(写真撮影は会長の市川さんです。)

 これから暑中見舞いなどではがきを出される方、是非この「地元の絵はがき」をご使用になってはいかがでしょうか? なお、この絵はがきの売上代金は、活動資金(ナタ、カマ、ノコギリなどの道具の購入代金など)として使わせていただきます。


前回の活動報告

3月1日(日)雨天順延で3月8日(日)竹林と雑木林の整備

 今年は雨で順延というのがこれで2回目です。まずは竹林の中倒木や倒竹(?)を処理しました。これは1月の大雪によるものですが、通り道に倒れていた大木や、広場の近くの倒木などを優先して処理していたので、倒れた竹の処理作業は後回しになっていました。縦に裂けた竹を切るのは(跳ねるので)とても危険な作業ですが、なんとか無事に切ることができました。

 かくして鴨池公園の竹林は、元の見栄えのする姿を取り戻しました。残念ながら雑木林の作業までは十分にできなかったので、その作業は翌月繰越しとなりました。

4月5日(日) 雑木林の整備

 お花見にはもってこいのお天気だったこの日は、鴨池公園でもたくさんの方が花見をされていました。我々もさっそく花見を!というはやる気持ちを抑えつつ、雑木林に入り込んだ竹を切ったり、折れた枝を片づけたり、雑木林の草刈りをしたりと、何人かでそれぞれの場所を受け持ち、手分けしてたくさんのメニューをこなしました。

 もちろんその後は我々がこよなく愛する鴨池公園での「お花見」の開宴となりました。

4月19日(日)竹の子掘り

 今年も竹の子ほりには大勢の方の参加がありました。(主催者側発表250人!) まずは参加者全員で公園のゴミ拾いをしましたが、大勢いることもあって、みるみるうちに公園内のゴミが集まってきました。その後竹林に入ってお目当ての竹の子掘りを楽しみました。今年は天候不順で竹の子の数が少ないのではという心配もありましたが、結局はかなりの豊作で、参加者それぞれが掘った竹の子をもって帰ることができました。

 参加された皆さんに是非ご理解いただきたいのは、この竹の子掘りは年間を通じた竹林保全作業の一環であるということです。間伐や施肥など、年間を通じた保全作業があってこそ、この竹林が維持されているのであり、立派な竹の子も収穫できるのです。竹の子掘りだけでなく、これらの保全作業への皆さんの参加をお待ちしています。


次回の活動について

6月 7日(日)

雨天時は17日(日)

10:00〜12:00

竹林整備

間伐・ゴミ拾い等

6月 6日(土)

19:30〜21:30

定例ミーティング

けやきが丘集会所

6月13日(土)

18:30〜

ゲンジボタル鑑賞会(予定)

掲示板のポスターで確認してください

7月 5日(日)

雨天時は12日(日)

10:00〜12:00

鴨池周辺雑木林の手入れ

下草刈り、枝打ち、クズ切り

7月 4日(土)

19:30〜21:30

定例ミーティング

けやきが丘集会所


 cygnus@mvb.biglobe.ne.jp