港北ニュータウン緑の会の雑木林塾などで、何度か当地へお越しいただいたことのある中川重年さんが監修した本が2月20日発売になりました。
その名も「BE‐PAL OUTING MOOK NATURAL SHCOOL 自然の学校2 ー雑木林をつくってあそぶ−」(小学館定価¥1,400税別)です。
この本は、雑木林の学術的なことや作業ノウハウを紹介するというのではなく、雑木林の楽しさ、面白さ、そして遊びの数々に重点をおいて書かれています。特に雑木林の「遊び」に関しては、イラスト入りで楽しく紹介されています。(もちろん鴨池公園愛護会でやっているようなこともあります。)
そしてこの本のもう一つの特徴は、雑木林で活動している全国各地のグループを紹介していることです。その中でもビックリしたのが、「保存版」として掲載されている「里山・雑木林を育てる団体案内50」のページ。なんと鴨池公園愛護会が雑木林を育てる団体の―つとして紹介されているではありませんか!お隣の烏山公園愛護会やネットワーク組織である港北ニュータウン緑の会についても同じように紹介されています。(本屋さんにありますので皆さん是非一度ご覧にください。できれば買ってあげてください。)
会員の協力のお蔭で、インターネット上でも鴨池公園だよりを公開していますが、それに加えて今回の様に本でも紹介されるとなると、鴨池公園愛護会もいよいよ「全国区」になったのかな?と錯覚してしまいそうです。(というのは私だけ?)
全国と言えば、今年の「全国雑木林会議」は10月31日と11月1日の2日間横浜で開催されることになりました。それもフィールドは地元港北ニュータウンです。詳細は未定ですが、ひょっとしたら鴨池公園にも参加者の方の一部が来られるかもしれません。
鴨池公園など港北ニュータウンには、こんな素敵な公園があって、こんなに楽しい活動をしているグルーブがあるんだよ!とPRする絶好の機会になりますし、全国の同じように活動する仲間たちとの交流の機会にもなります。会員の方はもちろん、是非皆さんで参加してくださいね。
(毎月の活動日にもたくさんの方の参加をお待ちしています!)
今年最初の活動日は未明からの大雨になってしまいました。そこで順延になった翌週の11日は天気こそ回復したものの、8日に降った大雪がまだかなり残っていました。この日の作業はなんと「施肥」。竹林の中の地面に穴を掘って米糠(こめぬか)を入れ、また埋め戻すという作業です。ところがこの日は、10cm程度降り積もった雪を掘らないと±の地面が出てこないということで、いつもより作業は難航しました。結局「施肥」ができたのは「珍竹林」だけでした。
作業ははかどらなくても、1月の活動に無くてはならないのが「七草粥」。この大雪で七草を見つけるどころではなかったのですが、施肥の穴掘りのときに出てきた竹の子の赤ちゃんと、栽培していた椎茸が七草の代わりに鍋に入れられました。できあがった「七草粥(?)』を肴に、ホット竹酒で新年の「乾杯」をしました。今年もみんな元気に鴨池公園で楽しみましよう!
去年の巣箱を取り外し、中を覗いてみるとほとんどの巣箱に去年の巣がありました。ある巣には、孵化しなかった卵が何個か残っていました。卵を割ってみると、成熟していないけれども、かろうじてヒナの形をしたものが入つていました。
野島のような生きものたちは、親になるまでにいくつもの試練を乗り越えなければならず、中には卵からかえることなく終わってしまう命も珍しくありません。やはり自然は厳しい・・・と感じます。でもそれ故に、いろんな生き物たちが「生きて」いることの「尊さ」と、そのまわりの環境の「大切さ」を私たちは心にとどめておく必要があるのではないでしようか。
できあがった巣箱にカップルとなった鳥たちがやっでくる季節はもうすぐです。
作業後には、甘酒で乾杯をしました。やっぱり寒い日にはあたたかい物があるといいですね。(冬は、焚き火と温かい食べ物は欠かせないですね)
大雪の傷痕があちこちでみられ、愛護会でも巣箱作りの合間に、雪の重みで折れた木々の手入れをしました。今回の大雪で、枝の折れた木が沢山ありました。その中でも大きな枝の折れているのは葉っぱをつけている常緑樹ばかりです。やはり葉を落とすことで雲の「多い地方でも冬を乗り越えることを選択した落葉樹は、小枝こそ落としても、ほとんどの木が無傷でした。長い年月をかけてそれぞれの環境に連応し、いろいろな特徴を持つようになったことに気づかせてもらった気がしました。
4月 5日(日) 雨天時は12日(日) |
10:00〜12:00 |
雑木林整備 |
竹きり・下草刈り・アズマネザサ刈り 間伐・枝打ち等 |
4月 4日(土) |
19:30〜21:30 |
定例ミーティング |
けやきが丘集会所 |
4月19日(日) もしくは26日(日) |
10:00〜12:00 |
竹の子掘り |
竹の子の都合により日程を決めますので 掲示板のポスターで確認してください |
5月 3日(日) 雨天時は10日(日) |
10:00〜12:00 |
鴨池の清掃 |
ヨシの刈り込み 水草の移植 |
5月 2日(土) |
19:30〜21:30 |
定例ミーティング |
けやきが丘集会所 |
もうすぐ春になります。鴨池公園の勤植物の絵はがきで季節のご挨拶をしてみませんか。
荏田東郵便局前の「丘の街」にて販売しています。
収益は鴨池公園愛護会活動に利用させていただいています。
ゲンジボタルの幼虫の放流を、3月22日(日)に予定しています。
春の散歩に出掛けましょう,竹林脇の階段を降りて満開の四季桜をながめながらふと目を下に向けるとタチツボスミレが小さな薄紫の花を土手のあちこちに,なんて可愛いんでしょう。少し森の中を入るとアマドコロやホトトギスの「一年生]がこちらを見ています,ちょっと暗い林の中で細く小さな枝に二つづつ並んで下を向いている淡い紅色のウグイスカグラがまるでボンポリの様です。さらに奥に行くと,いまにも±が落ちてしまいそうなこんなあぶない土手に十二単が柔らかな毛布に包まれたような花を上のほうに幾重にも重ねて咲いています.その先の林の中にまるでその名のとうりヤプレガサが芽を出しています。足下にも気を付けないとキランソウが花をいっぱいつけて広がっている、すぐ左の見返り坂のほうでは、可愛い小さな白い花のチゴユリの群生,ちょっと大袈裟かもしれないが私にはそう見えるきっと間にたくさんのホウチャクソウが入り込んでいるせいかもしれない。そのまま下に降りずまずは階段を上り芝生の中の色とりどりの草ボケの花に挨拶をして。さあ−−上からこの素晴らしい眺め、白と桃色の花,花,花,そう桃の花、
まさしく(桃源郷)色と香りを楽しみながら下に降りて見よう、やはりここでもキランソウが足元のあちらこちらに,そして又,くずれそうな土手に,いくつものジェウニヒトエがやさしく咲いている。長い首を,いっぱいに伸ばして「こんなに増えているのよ!」と咲き誇っている。カントウタンポポの黄色がまわりのヤブランの緑とよく合っている。
春一番に真紅の花をたくさん咲かせる,この大きな悲寒桜の向こうはカキドウシ.オオイヌノフグリ.ハコベ.キュウリグサ.トウバナ.
ヘビイチゴ.カラスノエンドウ.すっかり大きくなったフキノトウ.やホトケノザ等等のお花畑。春の陽をいっぱい浴びてここで一休み。
十年前を思い出しながら書いて見ました,皆さんもこんな鴨池公園を楽しんだことはありますか。 つづきは又....・