Devil in a Blue Dress


成田から16時間かかって着いたマドリッドを起点に中世の街トレド、コルド バでメスキータ(回教寺院)セビリアでアルカサール(王城)を見学、太陽の 海岸、トレモリノスでは地中海に登る朝日に感激、グラナダではアルハンブラ 宮殿へ、アルマグロでは憧れのパラドール(古城や修道院などの歴史的建築物 を修復し、政府が独自に開発した国営ホテル)に宿泊、オリーブ畑やぶどう畑 に囲まれた石(レンガ)造りの静かな田舎町、バレンシアやバルセロナのよう な洗練された大都会の活気も味わってきました。

13世紀を頂点にイスラム教が栄えた時代から、その後キリスト教の時代へと 移行したスペインでは、巨大な回教寺院の中にキリスト教の教会が造られてい て、ふたつの文化が見事に共存しています。偶像崇拝禁止と偶像崇拝信仰の不 思議な調和に感動しました。スペインの歴史を少しでも勉強して来るんだっ た!と後悔しました。ガイドさんが『アルカサル』という漫画を薦めてくれま した。

言葉がわからないのは、もどかしいものでした。唯一 ...ウノ カフェコンレージェ ボルファボール(コーヒー1杯お願いします) だけ、バール(カウンター喫茶店)で使いました。生水は飲めないので アグアシンガス(炭酸無しの水)のボトルを持って移動していました。コーヒーは 1杯125ペセタ(110円)でした。帰国して羽田でコーヒーをたのんだら 1杯500円、物価の高い日本の現実に戻らされました。

ツアーのメンバーに80歳、76歳、61歳の3姉妹がいらして最後までお元 気で、セビリヤでは70mのヒラルダの塔にも登られたので、驚きました。か なり忙しい日程でしたが弱音ははけませんでした。

冷や汗もののトラブルは、トランジットのブルッセルで5時間ほどあったの で、添乗員の案内で電車に乗ってグランパレスに行った帰りに、5人が迷子に なりました。探しているうちに時間がなくなり、走りに走って搭乗口に着いた ときは離陸13分前でした。

おいしかった食べ物は、乾燥した生ハム、いろいろの種類のチーズ、晒してい ない小麦粉で焼いた固いパン、ワイン、シーフード、バレンシアオレンジなど など。

Chieko Nakagawa



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