あをもじ2005-W
by 夕海
最終訂正日 2005年8月31日
2005.7.1
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チラシ持ち風船持ちて行進す子等の演奏先頭にして
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小雨降る梅雨の午後にも楽器持ち歩む子等の背健気に見ゆる
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各校のプライド見えつつそれぞれの特色語る代表者かな
7.2
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我が歌に似たるを見つけコメントす袖擦り合うもマラソンランナー
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土砂降りの雨を潜りて山越えぬ「どこかに止めて」と我が子言いつつ
7.3
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早く着き校門潜れば我が子より文句言われて言い訳できず
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始まりの時刻に強く降り出しぬ雨も止みたり奉仕作業
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鎌を持ち数人ずつに固まりてお喋りしつつ時計を睨む
7.4
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淡々と本は読みても我が子の眼批評家に見え気になりており
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声聞かぬ日々の続いて消息を尋ねてみれば入院と知る
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やっぱりねそんな答えを予期していたと口にはせねど反論もせず
7.5
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初めてのクラスに並ぶ子等を見て先生に見られ緊張し読む
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嫌がりし嬰児負ひて部屋を出て廊下を往復重くなるまで
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「おしっこ」と言ひし男の子のズボン下ぐ何時の間に履く普通のパンツ
7.6
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教室の最後列に座す息子読み進むうち最前列に
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担任の居る前でつい自らを「先生」と言う職場のつもりで
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雨上がり陽を受けながら研修へ行けば我等の仲間が多し
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珍しき『他己紹介』をさせられて場も解れたり研修会場
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明日からの二夜は会議で潰れるとエアロビ休みビール飲む我
7.7
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たなばたに「たなばた」の本読む朝のとき天の川さえ良くは見ずとも
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旧友のHPを見ていると嬉しくなりぬ「大人になったね!」
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多過ぎの児童と保護者に驚きててんてこまいのビーズ教室
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会議より帰宅す我に息子言ふ明日は朝から仕事の依頼
7.8
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昨日見た交通事故の当事者を助手席に乗せ職場へ向かう
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被害者も加害者もまた知る人の事故は聞いても後味悪し
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連日の会議に呼ばれ出席す昨日と同じ顔ぶれ並ぶ
7.9
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雨音と朝の光に目覚めればあまりの激しさ眠気も飛びぬ
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ひびの入る足をギプスで固定されベッドに独り座る友は寂しげ
7.10
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雲低く山の頂すっぽりと隠して我の行く手も見えず
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雨音に対抗せむと川の水威張り散らしてぶつかり流るる
7.11
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10人の幼き人と一日を過ごせば我が子の大人びて見ゆ
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唐突に変更さるる予定かな講演会を諦めて行く
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時間なく慌てる我に何時になく電話は多く時計を睨む
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思うより少なき数の参加者に説明する側気落ちしており
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我が子には志望校にはあらざれど気持ち傾きしめしめと思う
7.12
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場違いな会議の出席後悔す代理の必要感じぬものを
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ビデオ借り見たくもあれど我が姿写ると知れば見る気になれず
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嬰児と一対一でふたりきり抱いて背負いて懐かしき時
7.13
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我を見て人見知りする児を抱けば泣き声更にオクターブ上ぐ
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“しゃべり場”に集いし母は十人で男性教諭身を縮めおり
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何よりも気になる話題進学はそれぞれ違い収拾つかず
7.14
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新しき折り方習ひ熱帯魚団扇の海に泳ぐを楽しむ
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地区よりの役員候補選出はくじ引きとなりやっと決まりぬ
7.15
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米5キロ明日のため買う娘への手土産として担いで行かん
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仕事とはひと味違う検診の手伝い何度行っても慣れず
7.16
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以前とは違う道行きまたしても迷路を探す娘のアパート
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開演の時刻間違え早く着き差し入れ求め駅まで歩む
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舞台にて演技する子は活き活きと自分の世界を輝かせおり
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突然に現る役者に握手されわけもわからず息子驚く
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整列しお客見送る列の中娘にひとこと「おつかれさん」と
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駐車場探す時間を無駄にして急ぎ見つける展示会場
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ワープロの文字と筆字の歌並び「港」を詠う表情様々
7.17
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じりじりとプールサイドは日に焼かれ我等も水に入りたくなり
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忘れたる予定を聞きて大急ぎプールを後に研修に行く
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息子よりリクエストありシルバーのクロスを作る練習台に
7.18
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梅雨開けていきなり真夏の雲は立ちクーラー全開車も家も
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回覧の本をようやく読み始めあっという間に読み終わりけり
7.19
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午後からの仕事と続く会議あり朝の間にカレー煮込みぬ
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出勤し勤務表には知らぬ間に丸ひとつ増す我が名の下に
7.20
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壇上で発表途中に携帯のベル鳴り話す忙しき人
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子育ての研修会にパソコンの操作を習うも消化不良で
7.21
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昼寝どき我の眠気を飛ばさんとお遊戯室でストレッチする
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それぞれの今の性格掴めても昔を聞けば意外にも思う
7.22
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縫い物の苦手な我の針箱に中身はなくて息子のを借り
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冷房の図書室に集う保体部員子等の使いし給食着チェック
7.24
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照らさるる畳の熱に耐えかねて買い求めたるよしず3枚
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出場の決まり早速電話あり募金集めに保護者も熱く
7.25
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歌作る意欲もなくて読書して転寝すれば奇妙な夢見る
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転寝の畳の跡を頬に付けチャイムの音に目を覚ましおり
7.27
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高校のオープンスクール始まりて選択肢ひとつ消す息子かな
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最終の研修となり企画書のプレゼンテーション早口で済ます
7.28
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夕立を思わす雨のひとしきり降れば花々くっきりと咲く
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宿泊の会議の多く行けぬ我忸怩たる思いすれど断る
7.29
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偶然に子等の計画聞かされて付き添いて行く他校の校舎
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夏休み自由研究する子等に振り回されてアッシーとなる
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大会も翌日となりこっそりと見学する気で音楽室へ
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コーラスの練習をする子等の眼の輝きを見る歌をバックに
7.30
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朝起きて弁当みっつ作り終えギリギリになる集合時間
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コーラスの応援せんとバスに乗る子等と一緒に遠足気分で
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バスの中友と語りて二時間余諫早の地は雨も上がりぬ
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同じ曲歌う各校それぞれにカラーのありて審査は難し
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七人の男女の作るハーモニー最少人数生かし聴かせる
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出場の全校生徒はステージに上がりて歌う心を通わせ
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のびのびと笑顔で歌うステージはこれぞ青春歌で爆発
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練習の甲斐あり見事に手に入れし盾は銀でも心には金
7.31
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前日のビデオ見つつの感想は「どうしてあそこが金を獲るかな?」
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玉響と名付けしメルマガ編み続け一年半の時を重ぬる
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歌詠みを重ねて一瞬(ひととき)立ち止まり振り返り見る玉響の数
2005.8.1
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友よりの電話でわかる出勤日本人知らぬ間に決められ
8.3
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貸し切りのバスに乗せられ連れられて海を讃える集いに交じる
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三階の席より遙か見下ろして尊きお方のアップは映像
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白きゆり一輪咲ける舞台上雲上よりも人目を集む
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故郷の海の碧さを思い出す歌碑ある山の蒼さ懐かし
8.5
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真夏日にプールサイドのテント下小さき陰を頼りて動かず
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大声で注意をしても知らぬ顔職場の子等が天使に思える
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汗だくの掃除の途中気になりて投稿葉書先に投函
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担任の話し始めしすぐ後に我が子帰宅す家庭訪問
8.6
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橋を越え絵本の集いに参加する気乗りのせざる息子と共に
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名のみ知る作家の声で自らの絵本を読めば感激新た
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時間なく会場後にし直行す帰省の我が子迎えに行くため
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買い物は食料品とビール二種娘の好む銘柄を知る
8.7
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定刻になりても揃わぬ人数に嫌な予感の地区レクレーション
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山ほども残る昼食分け合いて持ち帰りてもまた売れ残り
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あれこれと物色しては目移りし娘は選ぶ銀の扇風機
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駐車場車を停めし階忘れ一階毎にエレベーター降り
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子ども等とカラオケ三昧楽しみて笑い転げて過ごす二時間
8.8
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振り返る我が目に見えし軽トラは娘を乗せて長崎へ行く
8.12
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船内で物落ちるを見てガッカリと宇宙飛行士帰還を語りぬ
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空見上げ星より外の物見ゆる時代はそこまで進化しており
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昔観た映画と音楽思い出しHALの存在なきこと祈る
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8月は涙と祈りの時多く無念の想い推し量るのみ
8.13
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ふた組の兄第のみの園児いてお盆の一日仕事となりぬ
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お昼寝の間に学ぶ折り紙は虫と動物何匹もでき
8.14
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花と鎌バケツに入れて墓参り急勾配の階段見上げ
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寄る度にテレビ観戦少しずつ結果を知るはちゃんぽん屋にて
8.15
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子等と乗る車の中で黙祷す終戦記念日長き一分
8.16
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職場より「今日は休み」の報らせあり朝九時半の電話連絡
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毎年の恒例になるイベントで丸太船漕ぐ夏の陽浴びて
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デジカメを構えて地面に正座して見上げる花火音まで愉し
8.18
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夢の中何かを潰し目が覚めてじんと痛んで現実と知る
8.19
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朝一の寝起きの声の娘より昨日の事件の詳細を聞く
8.21
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大雨に秋を感じる朝なれど晴れては暑く真夏日のまま
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面影も忘れし幼子成長し金髪ピアスの高校生なり
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百均のレジ打つ知り合い避けたくて混雑を待ち隣りに並ぶ
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宿題にペットボトルが今日要ると2本の中身は別に移せり
8.22
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折り紙と空き箱使い半日で水族館を息子と作る
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久々に平日の午後のんびりと何するでもなき時間を流す
8.23
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卓球に明け暮れたりし二年半焼き肉食べて日程終了
8.24
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朝一でオープンスクール行く息子我の仕事に合わせて早出
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本人の寝た後にくる大会の出場要請代理参加で
8.25
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雷と雨の音して目覚めれば火事のサイレン追い打ちをかく
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会場の場所がわからず彷徨えば到着遅れ競技見逃す
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訪問は予定外にて姿なく夜逃げの如き娘の部屋は
8.26
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「休みでもつかまらないね」と言う母は父の入院我に話せり
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指を折り二学期を待つ我ひとり仕事なき時子等に使われ
8.27
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校長と元校長の懇談会終わりし後は酒宴となりて
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帰り道元校長のふたり乗せ遠廻りして送り届けり
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お駄賃のカボチャと酒宴の残り酒懇談会の収穫とせり
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