US News 7/14 Best Five


みなさん、こんにちは。

今週のUS Newsから、私が面白いと思った記事の感想です。いちおう全部読ん だのですが、日本語訳は記事の内容から勝手につけたようなところもありま す。3と6の記事が面白かったです。特に3は見知らぬ世界に、引きずり込まれ ました。時間があったら詳しい感想を書きたいのですが、多分無いと思いま す。かなり長い記事ですが、読んで損はないと思います。1がカバーです。

1. Laura博士のラジオ身の上相談
2. 新しい型のアメリカ人を数えるべきか。
3. 失われた子供たちの苦悩
4. ディズニー生き残り作戦
5. 分裂するカナダ
6. セックス労働者とは?

1. Laura博士のラジオ身の上相談
NO WHINING!
Laura Schlessinger has the soul of a hall monitor, the manner of a drill sergeant, and a moral message that draws 20 million listeners
50才のDr. Laura Schlessingerのラジオ相談はとても人気があるようで す。どんな問題にもてきぱきと回答を与えてくれる彼女への信頼はあつい。一 部その保守的な考え方に批判もあるようですが・・・

2. 新しい型のアメリカ人を数えるべきか。
Counting a `new' type of American
The dicey politics of creating a `multiracial' category in the census
アメリカの基礎統計になる2000年国勢調査の人種の項目にmultiracialを入 れるべきかどうか。人種間の結婚は増えているし、Tiger Woodsのように4つの 血を受け継いでいる人もいる。1790年の調査の時はwhite male,white female, slaveの3つの項目しかなかった。奴隷には性の区別はなかったし、Indiamは アメリカ人じゃなかったのでしょう。ホワイトハウスは乗り気のようですが、 そうすると支持基盤の黒人・ヒスパニックの支持を弱める恐れがある。少数派 として民主党に結集しているこうした人々が、その意識を失うということでし ょうか。もしかしたら一夜にして、アメリカの黒人人口は少なくとも統計の上 では激減することになるかもしれない。反対派もこのへんの危惧の念は持って いるようです。少数派への補助金打ち切り、affirmative actionの廃止が実行 されるかもしれないということですね。この辺が議論になるのでしょう。

3. 失われた子供たちの苦悩
  A dead child, a troubling defense
Renee Polreis says her son was fatefully scarred by his infancy in a Russian orphanage. Prosecutors say she killed him
ロシアの施設から養子になった男の子が全身に打ち傷を負って死んだ。あり ふれたchild abuse事件のように思われ、母親が起訴された。しかし母親の主 張する真実は? これもコロラドの事件です。

しかし2才で自殺することが出来るのか。少なくとも今アメリカでは attachment disorderといわれる心理的病気が認められつつあるらしい。しか もこの症状は、治療法も手荒いが直すこともなかなか難しい。ここでは幼年期 にこうした症状に陥ったものは、成人しても犯罪を犯すように運命づけられて いるというどうしようもないやりきれなさが漂います。attachment disorder は愛情障害とでも訳するのでしょうか、他人(母親であっても)の愛情は最初か ら拒否し、自分の体を傷つける症候群のようです。

4. ディズニー生き残り作戦
  It's a divisive world after all
  Under attack, Disney struggles to preserve its wholesome image
宗教組織のボイコットを受けているDisneyですが、他にもいろいろあるようで す。組織が大きくなり、いろんな分野に進出していますし、イメージに合わな い商品は子会社に移しているようですが、それでもいろんなもめ事はおきてく る。

  

5. 分裂するカナダ
BY MORTIMER B. ZUCKERMAN / EDITOR-IN-CHIEF
O Canada! Woe Canada!
It is in danger of splitting apart, and that should worry Americans

一種の編集後記ですね。ケベック州の独立問題は、辛うじて実現しませんでし たが、かなり秒読み段階に入ってきている、少なくとも次の2000年の投票では 実現の可能性が高いようです。ケベックが独立すれば、主要政党の地域性がか なり強いから、他の地域も独立を求めてくる。そうするとアメリカの北は小国 乱立状態になる。予想が当たるのかどうかは分かりませんが、人口統計、世論 調査の動向はそうなるようです。

6. セックス労働者とは?
ON SOCIETY
  Sex is hard work

最近アメリカではどうやら、売春婦prostituteという言葉が使われなくなって いるらしい。かわりにSex Worker。 NY TimesもW PostもTIME/NEWSWEEK/US NEWSもみんなそうだとか。70年代からprostituteの代名詞だったworking womanは実際に普通の職に就いている人と混同するし、同名の女性管理職対象 の雑誌からも賛同を受けなかったから、この新しい呼び方が出てきたようで す。関係者はみんな気に入っているらしい。(^^;

ついでにいえば sex workerの範疇にはphone-sex purveyors, brothel owner s, peep-show operators, strip-tease dancers, and many others who toil for pay on our sexual frontiersなどが含まれる。同様な言い替えで、 streetwalersはstreet sex workersとなります。

作者(JOHN LEO)は、言葉は生き物だから次々に新しい言葉が生まれるだろうと 予測しています。例えばpimps(ぽんびき、ひも)はrelationship manager、 johns(お客)はstreet sex worker client-advocates。whorehouseとかmadamも もう少しスマートな表現法を使った方がよい。trickも少し乱暴な言葉だか ら、日本語のenjo kosaiを見習って、スマートな言葉にしたらよい。これはよ く分かりませんでしたが、trickには俗語としていろんな意味があるようで す。興味ある型は辞書に載っています。(^o^;

あと作者が提案している言い替えをもう少し紹介すると、
*streetwalker ===> strolling street hostessまたはcurbside orgasmetologist
*pimps ===> street sex worker managerまたはsubsidized dating supervisorsまたは genital entrepreneurs
*skyjackers(飛行機乗っ取り犯)===>aircraft redirection workers
*plagiarists(盗作者)===> Text-recycling workersまたはindependent re- assignment officers for previously owned paragraphs
*Shoplifters /looters (万引き)===>nontraditional shoppersまたはvoluntary inventory clearance workers
*Armed robbers ===>income redistribution workers who strongly believe in the Second Amendment
*Embezzlers===>autonomous net-worth-reduction workersまたはindependent reverse revenue enhancers
*kickbacks(リベート)===>prearranged service gratuitiesまたはnformal product rebate activators
最後にMike Tysonの説明です。
*Mike Tyson===>external organ reduction specialistまたはan ear downsizer

Eddie Murphyも載っています。Hugh Grantは誰かな。

今回は最初から書いていかなかったので、3がやはり時間切れです。もう少し 詳しく感想を書いてみたいのですが。

YUKI



感想はこちらに・・・YHJ00031@niftyserve.or.jp
Internetの場合は・・・ohto@pluto.dti.ne.jp



ホームページに戻る 

US News のホームページに戻る