U.S.News 6/9 Best Five


みなさん、こんにちは。

せっかくU.S.News & World Reportのホームページを見つけ、全記事が読める と分かったので、少しばかり拾い読みしてみました。しかしアメリカの雑紙は いずれも、目次のタイトルと記事のタイトルが違いますね。解説と思えばいい し、本文を読まなくても大体の内容が分かるので便利ですが、あとから調べる 時不便なこともあります。

最初に書いているのが目次のタイトル、後半が本文のタイトルです。

1. Japan Worries that it has become a scientific midget

Labs' labor lost in Japan
A technological giant worries that it has become a scientific midget

日本の科学分野の基礎研究が立ち後れているという報告です。あとの方 では最近政府の助成金がかなり豊富につぎ込まれていて、状況は変わってきて いるということをいっていますが、これは前にTIME/NEWSWEEKで読んだことが ありました。

前半の日本の基礎研究がいかに遅れているかというのは、私にとっては大体な じみのある議論でした。

2.  Debt has become a major life force for gen X-ers

   In debt all the way up to their nose rings
Between credit cards and student loans, gen X-ers find debt a major life force Learn all about financing a college education

Timeで読んだばかりのX-ersがここでも出てきています。大学生を中心とす る若者世代に、クレジットカードが急速に普及し、債務額も急速に膨らんでい るようです。アメリカの大学の必要経費が増大しているのも原因のようです が、アメリカでは余裕のある家庭でも必ずしも子どもの授業料等を出してくれ るというわけではなく、子どもたちがローンで調達する例が増えているようで す。若者たちも抵抗感は比較的少ないようですが、人生設計にも影響は出てい るようです。医学部卒業生の3分の1は一人当たり75,000ドルの返済ローンを抱 えているから、給料の安い診療所を敬遠するとか、他の学部でも希望している 職種ではなく、給料のいいところを選ぶとかですね。

しかし大学生になって、テレビドラマのような生活を送るために、ローンを利 用するとか、あるいはカード会社の方も利子で稼ぐために、"Congratulation s! You have qualified to skip this month's [minimum] payment."とかい うことをいうようです。学生の世間知らずが利用されている感じです。

3.  The "colords" are odd men out in the new South America

Odd men out in the new South Africa
The strange fate of the `coloreds'

南アメリカでcoloredsと呼ばれる360万人の混血の人々の不満が高まっている ようです。抗議運動もかなり激しくなり、1980年代の黒人の反対運動の 様相を呈してきているようです。もともと中間的存在だった彼らは黒人が政権 についたとたんに、いろんな面で冷遇されてきているようです。というより大 多数をしめる黒人の生活水準をあげるために、少し無視されているかなという 感じです。白人政権は彼らを味方につけるために、準白人として取り扱ってき たのでしょうが、今の政権は大多数を占める黒人の方に、目を向けている結 果、相対的に彼らの比重が低下している感じですね。白人も比較的現状に満足 しているらに、彼らの不満は強く、ANCに対抗しているかつての政権党 theNational Partyの基盤を支えているのは今や彼らだという皮肉な結果にな っているようです。インド系の人々は多いはずですが、この記事ではcolords とIndiansが併記されています。

4. Christpher Buckley laughs at Hong Kong's future

CONVERSATION
Doing the dragon dance

香港の返還がもうすぐですが、CHRISTOPHER BUCKLEYが皮肉たっぷりなイン タビュー記事を載せています。Jiang ZeminとがInternetのchat roomでインタ ビューに答えるという形をとっていますが、もちろんでっち上げです。

「7月1日に香港が返還されたら、香港に戦車を送ることがあるのか」 「絶対ない。第一香港の町は戦車が通るには狭すぎる、それに民主派を押 しつぶした戦車をきれいにするのは楽じゃないし。同士Wo Tu Yi将軍によれ ば、チベットで木のbowlで武装した僧侶を鎮圧するためにはnew four-wheel- drive, all-terrain DDV (dissident disperser vehicle) with V-6 engine and fender-mounted Prole-Rollerが役にたつと分かったからね。」

少しブラックユーモアの感じも漂いますが、作者の Christopher Buckley は humorist でWry Martinisの作者だということです。

5.  The rich are made, not born. Here's how to be one of them

See experts' top Wall St. picks, watch the aging process, estimate your life expectancy, and more!

あなたも百万長者になれる!! 日本円では大したことはありませんが、ドル だとやはりまだすごい。この記事では、FortuneとかForbesとかに載るような 人ではなく、身近にいるrich manのことを書いています。2の記事とも関係す ると思いますが、あまり奇抜なことを書いているわけではありません。着実に お金を貯めたい人には参考になるかもしれません。(^o^;

あと長老派教会の内紛を描いた記事が、関心を持って読めました。

やはりこの雑誌も読み始めたら、やめられないかもしれません。しかしこれ では私の暇な時間は全部アメリカの雑誌を読むことに使わなければならなくな りそうです。今はTIME/NEWSWEEK, TIME WEB版、Economist, US News & World Reportだけどいいけれど、そのうちまだ増えそうです。まあしかしそのうちに どうにかなるでしょう。(^o^;

YUKI



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