北アイルランドの今後は。。(1。12, Greeny)


明けましておめでとうございます。

1998年 一番に TIME.US版から 選んだ記事は 北アイルランドから。 明るい話題ではないのですが、今年 かの地において、和平が進展することを 願って。。。 そして北アイルランド情勢については 私自身 ほとんど知識ないので 読んでみました。

Violence on the Fringe
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A paramilitary leader in Northern Ireland is murdered.
Can the moderates prevail ?

北アイルランドの和平協議は どうなるか? 和平への道に影を落とす 過激派による殺人事件が 新年を祝う直前 大晦日 9:07p.m.に Catholic North Belfastで起きています。 これは、Belfastのカトリッ ク地区でしょうか。

31才の公務員 Edward Treanorがガールフレンドのやってるパブで飲んでいたところ、 軽機関銃とピストルを手にした2人組みが乱入してきて無差別乱射、 Edwardは 頭 をぶち抜かれて 新年を祝うことなく、亡くなったというもの。

彼は、カトリック系住人。。それも 過激派とは 多分何の関係も無かった人だった んでしょう。。犯行声明を出したのは、 L.V.F.(Loyalist Volunteer Force).. プロテスタント系分派の過激派のようです。

ここのところ、カトリック系住人への襲撃が続くのは、 12月27日、このL.V. F.(Loyalist Volunteer Force)のリーダー Billy Wright がカトリック系分派 の過激派に 刑務所内で処刑されるかのように(execution-style) 撃ち殺された のが、発端のようです。 要はプロテスタントvsカトリックの過激派同士の報復合戦の様相ですね。

しかも、これは まずいタイミングで起きたと言える。。。つまり、和平交渉に参 加を決めたプロテスタント系党派からも IRA、シンフェイン党に 妥協し過ぎとの不満 が続出 している時。

だが、この大晦日の事件で 今後の和平への道が閉ざされるとは みな 思いたくはない。 すると、問題は これを政治絡みの事件と見るか、単なる刑事事件と見るかということ。 だから、この大晦日の事件に関しても、 襲撃者に近いカトリック系政党の指導者 たちも L.V.F.が勝手にやったことと距離を置こうとしているようです。 そして、今までのところ IRA、も 銃、爆弾を提供する様子もないということで、 話し合いに応じようという姿勢のようですね。

ですが。。。事件後 犯行声明を出したL.V.F.は 「これで終わりじゃない」と言っている。 そして Irishi National Liberation Army(アイルランド民族解放軍。。暴力的手 段によって南北アイルランドの統合を目指す非合法組織)の 一部が 事件の翌日 元旦に プロテスタント系の家に 銃撃を浴びせている。、 未だ情勢は予断を許さない段階ということですが。。。

でも、、、もし、双方が 今後も落ち着いて対処できれば、 1998年の 北アイルラ ンドの状況は 明るいものになるかもしれない。

確かに、そうなって欲しいですね。。。そして そう 願うしかありません。

Greeny



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