高校生のゲイ活動家たち (12.8, Greeny)


こんにちは。

TIME・US版 (12/8) から。

OUT, PROUD AND VERY YOUNG
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
GAY TEENAGERS ARE EMERGING AS NEVER BEFORE. BUT THESE NEW ACTIVISTS STILL FACE THE OLD PREJUDICES

アメリカの若い 高校生、十代の同性愛者たちについて。 副題でも わかるように 今はかつてないほど 自分が同性愛を志向していること を認める若者が増えてきてるということです。実際に高校で同じ仲間が集うグル ープを作り、偏見をなくしていこうと活動に取り組む動きも活発のようです。 ですが、この若者たちも 古くからある偏見といじめと闘っていかなくては いけ ない。。。。

記事のはじめに出て来るのが、Parmer Legareという17才の男子高校生、そし て14才の女生徒 Gina De Vries. 共に若き活動家たちです。

Legareは 高校で最初で唯一のlesbian and gay groupと作り上げ、ゲイの権利を 求めて請願を行い、つい2週間前には ニューイングランド州の知事と話し合いの場を持 ったということ。 そして すでに25州で このように学校でグループの組織化 がされていってるということです。ほとんどが公立校のようですが。ネットワー ク化されてる学生グループも1991年の2つから 今は 100以上が参加して いるということですから、その伸びはすごいもの ありますね。

あと女生徒 De Vriesは たったの14才(日本だと中学生!?。、すでに12才で両 親、級友にカミングアウトし、今やgay youth groupで活動、サンフランシスコの人権 委員会の最年少の委員にまで任命されたということ。 (しかし 12才やそこらで 自分の志向がわかるもんですかね〜??)

とにかく 自分がgay,lesbian, bisexual または ??? と世論調査でも表明する十 代の若者が 3%〜10%、San Francisco Bay Area では 18%。70年代始 めの調査では ほとんど出てこなかったということですから この違い大きいです ね。

こういった若者たちを支えるものとして書かれているのが、Webzines(Web上の雑 誌デスカネ?)、オンラインのチャット、ソーシャル・ワーカーによる 500もの地 域の支援団体。 あと、教会でも 一部では gay childrenに救いの手を差し伸べるところもあると いうことです。というのは、こういったgay childrenの自殺率が普通の子供らの 4倍もになるかららしい。ですが、基本的に 司教はhomosexual is wrong とい う考え方です。

ゲイは一方では 若者たちの間でcool かっこいいものとして見られるようには なってきたものの、やはり十代の子たちが 自分のことを公表したあと、級友あ るいはまわりから 否定的反応、時には暴力を伴ういじめに合う可能性はまだ大 いにあるようです。

始めに出てきた 男女、Legareと De Vriesのケースでは 学校側がすばやく反応 してくれたというか、答えてくれたので、うまくいったケース。

しかし、不運というかつらい経験をするものが まだ多いとのことです。 1995年のMssachusettsでの調査では 普通の生徒37%に対し、自分が gay, lesbian, bisexualと公表したうちの62%は その前の年に他の生徒ともめごと が起きたとあります。Gay-Lesbian-Straight Networkによれば 学校当局も暴力 行為にあまり止めに入らないようで、その結果 お腹をけられて外科手術になっ たケースなど 相当ひどい いじめも起きてるということです。

まあ こういった いじめは 今に始まったことでもない。 だが 今の生徒たち の違うところは、学校の怠慢を法に訴えるということ。実際 学校側が訴訟に訴 えられて、解決に 90万ドル 払わされたケースも書かれています。

ただ 当然それに対する反動もあるわけで、。。。学校がゲイの権利を擁護する場所 になることへの反撥をもつ地方政治の役人たち。で、ユタ州などは 去年 Salt Lake City's の高校でgay group結成のあと、学校における そういった gay school clubs を一切 禁止したということ。去年の話しです。そして それに対 抗するのが やはり 法に訴えるということで。。。なかなか ややこしそう ですね。

地域によっては ゲイの権利を擁護する教育委員会がでてくるものの。。。これがな かなか 全米的な動きへと発展していかないという問題点もあるようです。 つまり ほとんどのゲイの組織は 子供の問題を避けたがると。彼らが 子供らを 新たに誘い入れようとしているとの 古くからある非難を恐れてのことらしい。 さて、これ どちらが いいのでしょうね。 大きなゲイ組織も 若者たちの問題を緊急な課題として戦略を練るべきか。

日本の高校では 考えられないような話しでした。

Greeny



感想はこちらに・・・YHJ00031@niftyserve.or.jp
Internetの場合は・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


ホームページに戻る 

TIMEのホームページに戻る