みなしごの象たち (10/13, Greeny)


みなさま、こんにちは。

TIME・US版(10/13)から、今週は 動物シリーズ。(^^) 1本目は 南アフリカから 白サイと みなしご象の 話です。 何か、まるで 絵本の書き出しみたい。。。(^^;^^;

YOUNG, SINGLE AND OUT OF CONTROL
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RHINOS ARE BEING MURDERED, AND THE KILLERS ARE JUVENILE DELINQUENTS OF THE ELEPHANTINE KIND

南アフリカの国立公園で 3年ほど前から white rhino(白サイ)が殺されていく 事件が起きているようです。まずは 上がってる公園の名前は 北西部にある Pilanesberg National Park, それから 南東部の Hluhluwe-Umfolozi Park で す。国立公園とはいっても、アフリカと日本では ずいぶん違うのですね。(^o^;)

どうやら 犯人は 角を求めての密猟者なんかではなく、若い性質の荒い雄の象だ ったようです。rhino を引き倒し、その上にのり gore(牙で突き刺す)とありま す。図鑑でみたら、白サイ ホント やさしそうな、気弱そうな顔してます。(^^;) 草原に住み、幅の広い唇で 地面の草をむしり取って食べるとありますから、こり ゃ 象になんか 敵わないはずだ。カワイソウ。。。

監視員、動物の行動に詳しい専門家によれば、小さい時から 群れの保護下に入 れなかった 荒くれ象の仕業だろうということです。(推論の域をでない。。。と但 し書きがしてありますが。。) rhinoを攻撃する問題の象は みなしごの象で、広大な Kruger National Pard か ら 移されてきたようです。culling operation とあります。親を殺された子象 たちが選別され 他の公園や 私有地に送られるということですか。ここ、自信 ありません。 この結果、プラス面としては、絶滅に瀕する種の保存の助けには なる と書かれ てありました。しかし、どうして 他の公園に移されねばならないのか どうも よく わかりません。

しかし、この culling operationは 問題点の方が大きいようです。 象は野生では 緊密で統制のとれた群れで行動し、よそ者の 他からきた 子象たち は これに入れないようです。1978年以来 1500のみなしごの子象のうち、600の 雄は 他の場所に移されたとありますから、この象たち 群れの保護下にも入れ ず、 成獣の象に守られることもないまま しつけも されないまま 大きくなると いうことですね。この孤独が長期化すれば、多大な影響を象にも与え、荒くれた 象にしてしまうということです。

さらに "musth" テストステロンが高まる 発情期間の問題もあります。普通 群れで生活 してると この期間 象たちは 年上の象たちに 悪さしないよう 見守られている わけですね。ところが、みなしごたちには、そういう 保護、監督してくれる象 がいない。加えて、その期間が 早い時期にはじまり、数日ですむところが、3ヶ 月も続く場合も出て来るようです。 そして、結果として 小さくて、比較的無力なrhino を襲うとあります。 「象は複雑で知的な生き物であり、ストレスと無縁ではない」とも書かれてあり ました。

さて、これに対する処方箋は?
監視役になる 年上の大人の象を 送り込む方法があり、まあ うまく いってるよ うです。ですが、根本的問題は やはり この 子象だけを選別する elephant- culling program にあったようで、Kruger Parkも 2年前より これを やめたと あります。 が、まだ 当面は white rhino が襲われる事件が続くかもしれません。

ですが、ホント、 人間でも 象でも 見捨てられ、孤独が続くと いけませんねえ。 面白い記事デシタ。 アジア版に 載るといいけど。

P.S. SNAKES の記事も 面白そうです。(^^)/

Greeny



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