Essayなど(9-29)


みなさん、こんにちは。

今週号のTIMEの感想を続けます。

4. DON'T LOOK, IT'S CHELSEA
STUDENTS AND THE PRESS KEEP A DISTANCE AS THE
CLINTONS TAKE THEIR DAUGHTER TO SCHOOL IN CALIFORNIA

ChelseaがいよいよStanfordに入学しました。いろんな噂が飛び交ったり、彼 女を護衛するSecret Serviceの役割についても議論されているようです。キャ ンパス全体が、比較的冷静に迎えようとしているみたいです。

5. ESSAY  OH, MY ACHING GENES! DRAWING A TUBE OF BLOOD IS JUST ONE OF THE MANY WAYS WE UNFAIRLY JUDGE PEOPLE

最近の調査によれば、アシュケナージ系ユダヤ人が他の人種と比べて、大腸が んcolon cancerにかかりやすいらしい。わずか6%であるが、他の人種と比べた 場合際だっているようです。ちなみにアシュケナージは中欧・東欧の地から生 じたユダヤ人。中東に住み着いていたスファラディ系とは、違います。アメリ カのユダヤ人のほとんど、イスラエルの指導部はほとんどそうです。作者もそ の一人。最近スファラディのホームレスのユダヤ人数人がパレスチナ人地区 に「亡命」を求めた事件が、騒ぎになりました。彼らの言葉では、交通規制が 緩和されればもっと多くのスファラディが、パレスチナ地区に亡命するだろう ということでした。これはイスラエルの底部に横たわる、爆弾みたいなものか もしれない。どんな犠牲を払っても世界中から同胞を救出することで定評のあ る彼らユダヤ人神話が崩れるかもしれません。

それはさておきアシュケナージには他にも民族的にかかりやすいいくつかの病 気があるとか。乳ガン、Tay-Sachs(テイーサックス病、黒内症家族制白痴)、 それにcystic fibrosis(嚢胞性繊維症)とか、聞いたこともない名前もありま すが、そうした病気が他の人種より罹患率が高いようです。これと似たような 例は特に顕著というわけではないが他の人種・民族でも見られる。

こうしたことが遺伝子研究の進展とともに明らかになってきている。だから遺 伝子を研究すれば、その人の将来が見える、ということにならないか。ここで apple of knowledgeという表現がありますが、禁断の知識ということでしょ う。

こうしたfate-by-genetic-testingに対する嫌悪は分かります。人間が遺伝子 だけで判断されたらたまったものではない。作者も人間は、人間の置かれた状 況そのものをgenetic testだと述べています。しかしよりよい遺伝子を好む傾 向は、常に底流にはあるでしょう。

社会環境を無視したり、単なる可能性だけで人を差別することは許されない。 悪い遺伝子を持った人を差別するのは、病気を持った人を差別することと同 様、許されない。

しかし筆者の本当にいいたいのは、こうした遺伝による人間選別が許されない のならば、他にももっと大きな問題でそうした差別は許されないのではない か、ということです。多分、読み間違えてはいないと思いますが。

TIMEでまだ読んでいない残りの記事は、時間があったら書くということにして おきます。

YUKI



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