TIME 9/29 Best XXX その1


みなさん、こんにちは。

TIMEのSeptember 29 USA版を今朝、ダウンしました。今週号は普段の数倍充 実した内容になっている、というのが私の感想でした。既に12ばかりの記事を プリントしていますが、みんな面白そうです。Diana死亡のニュースで、たま っていた記事が今週号でどっと出てきたという感じです。

Greenyさんが、私が朝見た段階で、既に2つの記事をUPしていました。早いで すねー。(^o^) この2つはいずれも私がダウンしたものの中に入っていまし た。今週は面白そうな記事を全部読むことは難しそうですから、まずはGreeny さんの感想をゆっくりと楽しませてもらいました。

私が今までに読んだのは、次の5つ。特に1の記事は、普通の記事の4つか5つ分 に当たります。これがなかったら、私もかなりの記事を読めたかもしれませ ん。

1. AMERICAN SCENE
2. THE POWER OF MONEY
3. THEY'VE GOT SOME NERVE
4. DON'T LOOK, IT'S CHELSEA
5. ESSAY OH, MY ACHING GENES!

簡単な感想を書きますが、多分最後までは行かないでしょう。

1. AMERICAN SCENE
 THE SEARCH FOR THE UNICORN  

 

これは面白い記事でした。ミステリーを読んでいるようで、一気に読んでしま った。プリントで10ページ分に当たりますから、多分TIMEの本文記事でも6ペ ージから8ページの大きな記事です。

かつてUnicornと言われ、Philadelphiaの知的サークルに君臨した男、Ira Einhorn。彼が愛人殺しの裁判の途中、行方をくらまして16年。今年の6月南フ ランスで逮捕されるまでの、彼とそれをとりまく人々の人間ドラマ。主な人物 だけでも、かなりの数に上ります。この人本にもなっているようですし、今後 も書かれるかもしれない。1979年3月29日、Three Mile Islandの原子炉事故で 全米に衝撃が走ったときに、彼の殺人事件も露見するのですがそのとき地元の Philadelphia daily Newsは事故のことはそっちのけで、1面トップに彼の事件 を取り上げます。

裁判になって、傍目には明らかな証拠があるにも関わらず、彼をとりまく人た ちが次から次に彼の無実を信じて証言台にたつ。Hippie Guruとも言われる彼 のこと、有名人とのつきあいも多く、そうした人々までもが彼の人間性を信じ て無実を疑わない。この記事に出てくる数々のエピソードといい、彼がCIAや KGBの謀略にかかってはめられたというのを疑わせない魅力が彼にあったので しょうか。

一方では16年間も熱心に彼の行方を追うCaptain Ahab(「白鯨」の主人公です ね)のようなRichard Dibenedett。この記事はなかなか力作です。 Unicornが 囲碁が好きで、逃亡中にもヨーロッパ各地の碁会所に姿を姿を現したり、 Dibenedettが熱心な書物収集家で、膨大な書類を読むのも苦にならないと言う ことも面白かった。

時間があって、ミステリー好きな人がいたら楽しめる記事だと思います。私も もう少しまとめて書いてみたいが、10ページもありますから、ちょっときつい ですね。

2. THE POWER OF MONEY
AMERICAN MILLIONAIRE IRVING WHO?? SETS OFF SEISMIC JOLTS IN ISRAEL
BY MICHAEL S. SERRILL

イスラエルからです。東エルサレムのパレスチナ人居住区の2軒の家にイスラ エルの過激派が 住み着いたという記事は最近読んでいました。パレスチナ人 が怒って、結局10人のヤシェバの学生たちを住み着かせることで、少しは落ち ついてきたのかなと思っていました。この記事は、こうした過激行動の資金援 助をしているアメリカ人のIrving Moskowitzの話です。この人トンネル問題に もからんでくるし、様々な騒動の黒幕という感じです。自分はアメリカという 安全圏に身を起きながら、金の力でユダヤ人・パレスチナ人対立をあおってい る。ネタニヤフと連立を組んでいるThe Third Wayの有力な資金源でもあるよ うです。彼に言わせれば、嘆きの壁からわずかしか離れていないところで、ユ ダヤ人が住むことが出来ないようなら、もともとそんな平和調停が実現される はずはないと、いうことのようですが、当の本人がそれを妨げていることだけ は確かなようです。

3. THEY'VE GOT SOME NERVE
SERVING UP SOFT-CORE SEX AND LITERATI, A COUPLE'S
STYLISH NEW WEBZINE PUTS INTERNET SMUT TO SHAME

この6月に2人のカップルが始めたインターネット上のonline sex magazine。 これはそこらのサイトとはひと味違っていた。Norman Mailer, John Hawkes 、Rick Moodyといった有名作家にポルノを書かせたりして、あっと言う間に1 日に10000ものアクセスがあるまでになった。online publicationには、反対 だったり無関心だったりする作家を説得して、書かせたわけですが新しい出版 の可能性を秘めていることは確かなようです。利用者の25%は女性だというこ とです。 しかしもともとは出版社につとめていたらしい、この2人のカップ ルは、来年にも紙の雑誌版を発行するらしいです。普通とは順序が逆になって います。たしかにこのWEB上の出版という形態は、アイデア一つで紙の出版よ りも可能性を秘めているかもしれません。

この3つはいずれもとても面白かった。残った記事は、他のと併せて明日また 書くということにしておきます。

YUKI



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