TIME 9/22 Best Ten その2


みなさん、こんにちは。 昨日の続きです。

どうやらASIA版には、2,6,7の3つを除いて他は皆入っているようです。

感想を続けます。

4. MURDER IN POLO LAND

Virginia州で起きた殺人事件です。被害者はアルゼンチン出身のpolo plyer。 犯人は世界でももっとも大きい武器取り扱い商人の娘。polo競技がどれくらい 人気のあるものなのかは知りませんが、事件の起きたバージニア州の Warrenton付近は、Mellons一族(これ有名な人?)とかKennedy一族が住んでい る、いわば高級地のようです。poloも盛んな地らしい。

殺されたRoberto Villegasは、国際的なアルゼンチンのポロ選手で、8年前に アメリカに来てからは地元のポロチームの一員としても活躍していたようで す。ポロのコーチをしたりしていて女性の中には彼のgroupieのような人たち もいたようですし、地元では人気があったということです。

犯人のSusan Cummingsは、双子の姉妹の一人ですが、非常に内向的で、あまり 人付き合いが好きではなかったらしい。しかし動物は好きで、しかも父親譲り か、武器に対して関心があり、銃の腕前はすばらしかった。この人内気な割に は、男性陣に混じってポロをする姿が人目をひいたようですし、内には激しい ものを持っていたのかもしれない。結局はその得意な銃で恋人を撃ち殺した。

とにかくthe relationship between the sexy polo pro and the shy heirness was nothing unusual. 周囲には似合いのカップルのように見えた2 人の破局の原因についてはいろいろいわれているようです。Robertoの仲間の アルゼンチン人poro proの中には、早くもSusanが罪を免れるだろうと怒って いる人もいるようです。国籍・身分の違いが悲劇を生んだ、と言ったら言い過 ぎでしょうか。

5. PAULA'S NEW SIDEKICK

Clintonをセクハラ疑惑で訴えているPaula C. Jonesの弁護士が、来年の公判 を控えて2人とも辞任。和解の方針に対して、Jones本人があくまで拒否してい るからのようです。彼女が強気な背景には、実力者Carpenter -McMillanの影 が。この人は自称conservative feministらしいですが、この裁判は金銭の問 題ではなく、言葉の問題だと言うことで、Paulaを励ましているようです。" This case was never about money. It was always about language."これは はっきりしないのですが、Clintonからの明確な謝罪を要求しているというこ とでしょうか。

3年来の頼みとなる弁護士を失ったPaula側のつまずきは、Clinton側にとって も楽観できないようです。これで和解の道が閉ざされ、裁判になることは確 実。Clinton自身が証言台にたつこともあり得る?しかも和解の条件として示し た条件の内、曖昧な言葉でPaulaの人格を保証するのはいいとして、700,000ド ルの支払いを含めていたことは、クリントンの有罪を疑わせる結果にもなって いる。

最初から政治的と言われたこの裁判、さらに混迷の度を深めてきた。もしすぐ にでも決着しなければ、新しい弁護士を探さなくてはならないのは、Paulaば かりではなくなるかもしれません。

6. A TEMPEST OVER NATIONAL TESTING

小学4年生対象のreadingと中学2年生の数学のテストを全国的に実施するかど うかで、アメリカはもめているようです。国民の教育レベルをあげるために も、是非ともこのテストの経費を予算に含めたいクリントンには、国民の支持 があるようです。

反対派は保守派とクリントン陣営内の自由主義者たちという奇妙な図式です。 保守派は連邦政府が、地方レベルの教育を云々するのが気にくわないようで す。画一的な教育は、親や教師や子供たちの権利が損なわれると言うことで しょうか。アメリカは、こんなところでも分権主義の伝統が強いのですね。

左の方は、このテストの結果が少数民族の差別につながることを恐れているよ うです。進級もからんでくるし、貧しい人たちや少数民族の人は数学は苦手だ し、英語を読めない人も多いと言うわけです。

もちろんまだ決まっていないテストの内容に対しても反発はある。創造的な問 題解決よりも、機械的な暗記中心の教育になるのではないかと言うわけです。 これはどこでも議論になりますね。

それともう1つ、これが政治的に利用されないかという懸念もあるようです。 どうやらこの点では少し譲歩があって、実施機関をDepartment of Education から中立のNational Assessment Governing Boardに移すようです。しかし今 既に実施されている各種のテストに代わって、何故新しいテストを実施しなく てはいけないのか、反対派の抵抗もまだ強そうです。これは、秋の重要な政治 問題になりそうですから、今後も議論が続くはずです。

YUKI



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