無法者の賞金稼ぎたち (Greeny)


みなさん、こんにちは。 TIME US版 (9/15) からの記事です。

《質問》2つあります。読まれた方、お願いします。m(_._)m

MURDERS AT DAWN
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BOUNTY HUNTERS STORM THE WRONG HOUSE IN PHOENIX, KILLING TWO AND SPURRING THE CRY FOR SAFEGUARDS

アメリカ、アリゾナ州 フェニックス より、賞金稼ぎの話です。 いや〜、、、でも、今でも いたのですね。 映画でしか 知りませんでしたが。 賞金目当てに、 犯人を追跡する人たち。政府の役人なんかではなく、一匹狼。 40億ともみられている アメリカの bail-bond industry を支えている 個人契 約者のようです。bail-bond company 自体が どういうものか、いまひとつ よ く わからないのですが。。。辞書引くと、 bail-bond は、保釈保証金、保釈証書 などと書かれてありました。まあ、とにかく 現代でも 彼らがいなくては 今の criminal-justice system は 立ち行かないようです。州の外に逃げ出した犯人 を見つけだすには、 彼ら bounty hunterが やはり 頼りということですか。

《質問》criminal-justice system は どんな訳がいいのでしょうか?

ですが、今回 賞金稼ぎ5人組みが 明け方5時頃 一軒の家を急襲、ベッドにいた 若いカップル(23才と19才)を銃の一斉射撃で撃ち殺したというもの。この5 人組みは あとで捕まり逮捕されたようですが、所持していた書類から カルフォ ルニアからの逃亡犯を探す 賞金稼ぎとわかったというもの。 ですが、その家も 殺されたカップルも 彼らの獲物とは 一切 無関係だったということ。 もっとも、このケース ほんとは その家に押し入るのが目的ではという疑問も警察で は あるとのことですが。。。

この事件で 一部の賞金稼ぎの無法ぶりが 明るみに出されたのですが、これは 何も 初めてではない。無関係のものが 殺され、間違いで 捕まり、引きずり回 され。。。 というのは、過去にもあるわけです。

今でも 全米10000人にものぼる賞金稼ぎ。 彼らが、見つけ出す逃亡犯は何千人。 もともとは 西部劇の時代ですね、無法者の横行していた時代、保安官だけでは 手に負えなかった 駅馬者泥棒、牛泥棒の追跡に手を貸したフリーランサーが、 この賞金稼ぎの始まりというっことです。 歴史的にアメリカでは 賞金稼ぎは 人気があったのですね。

今でも賞金稼ぎたちは 一般的に 裁判所命令がなくとも、家を急襲できる、 ミランダ条項を守らなくてもよい、とあります。 なんで??と思ったら、どうやら 1873年の最高裁判決があるからみたいです。 「bounty hunter は、逃亡犯を州外にまで追跡できる。the Sabbath(安息日)に 逮捕してもよい。必要なら 他人の家に押し入ってもよい」

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《質問》次の英文がわかりませんでした。
"In Phoenix, it's harder now to repossess a car -- you're supposed to alert the police first -- than it is to repossess a human being."
人間より車取り戻すことの方が大変??? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もちろん、彼ら 一部の者たちの 無法ぶりを規制する動きに出ている州もあるよ うですが、 なかなか うまくいかないようです。 "Whenever we try to pass laws, we hit a lot of resistance from Rambo wannabes who call their legislators."

法による規制よりも 被害者たちが 起してる訴訟の方が、効果的みたいです。 1994年に賞金稼ぎに逃亡犯と間違われ、誘拐され 手錠をされ 5日間も 引きず り回された 女性。 (この女性、保安官に引き渡され 間違いとわかった時、どうなったと思いま す???家までの $24bus ticket を渡されたダケ ^o^;)う〜ん、、、信じられん。!!! 裁判を起こし(当然ナノダ)、陪審員たち 彼女に1200万ドルの賠償金を支払うこと と 評決をだしたとのこと。これ、去年の話。実際の金額は 引き下げられたよう ですが、とにかく この判決は 賞金稼ぎたちを震え上がらせたみたい。

ですが、それでも bounty hunter は 必要とのことでした。(^o^;)

Greeny


Greenyさん、こんにちは。

私はこの記事は目につきませんでしたが、Greenyさんの解説を読んでびっくり 仰天、さっそく読んでみました。驚くべきことです。私のアメリカ像が、少し 変わったようです。

>>《質問》criminal-justice system は どんな訳がいいのでしょうか?
刑事司法制度くらいかなと思いますが。定訳があるかもしれませんが。

>>今でも賞金稼ぎたちは 一般的に 裁判所命令がなくとも、家を急襲できる、
>>ミランダ条項を守らなくてもよい、とあります。
>>なんで??と思ったら、どうやら 1873年の最高裁判決があるからみたいです。
>>「bounty hunter は、逃亡犯を州外にまで追跡できる。the Sabbath(安息日)に
>>逮捕してもよい。必要なら 他人の家に押し入ってもよい」

これはむちゃくちゃな制度ですね。警察ならば、人権条項を守らなくてはいけ ないが、こうした賞金稼ぎは守らなくてもいい。何の資格もない、無法者のよ うな彼らが、自由に法律を施行する。やはり今でも読んだ内容が信じられな い。

>>《質問》次の英文がわかりませんでした。
>>"In Phoenix, it's harder now to repossess a car -- you're supposed to
>>alert the police first -- than it is to repossess a human being."
>>人間より車取り戻すことの方が大変???

車を盗まれて、自分の車を発見してもそのまま取り戻せない、一応警察に届け なくてはならない、ということでしょう。しかし人間だったら、見つけしだい 勝手に捕まえることが出来る。とにかくどう考えても、こうした制度が残って いること自体理解できない。

YUKI


YUKIさん、ピカード(Picard) さん、こんにちは。

《質問》の件 ありがとうございました。 人間を取り戻す、、、賞金稼ぎが いるから 。 エヘ、 全く ピンときませんでした。 私も、これからは 少しは ていねいに 読まねばと思ってます。 また、よろしく お願いします。(^^)

>これはむちゃくちゃな制度ですね。警察ならば、人権条項を守らなくてはいけ
>ないが、こうした賞金稼ぎは守らなくてもいい。何の資格もない、無法者のよ
>うな彼らが、自由に法律を施行する。やはり今でも読んだ内容が信じられな
>い。
私は、これ 読んで 今の アメリカ Gun Robby の強いこと、銃規制もうまく いか ないこと、なるほどな と少し納得しました。今のエリートでない 普通のアメリ カ人、 精神風土は フロンティアの頃と ほとんど変わってないのかしら。 法は 無視してでも 自分の身は自分で守るという感じカナ。 これって、でも 一時話題に なった 民兵組織に共感する心情と相通ずるもの あるような気がしました。 そういえば、中東に娘を連れ去られた母親が 特殊部隊に頼んで、 元夫のもとから わが娘を取り戻す話、前 本で読みましたが、 これなど 国際版 bounty hunter ですよね。日本では 考えられない。 それで、もし そんな アメリカのビジネスが 日本に進出してきて。。。 など 馬鹿な想像してます。(^^;)

>ヘッドラインを読んだだけでは、なんのこっちゃ、と思いましたが
>意外に面白そうですね〜。候補にあげとこう(^o^;
残念。 雑誌には 載りませんでしたね〜。 せめて、Archaeology,ヌビア文明はと 期待してましたが。日本からの地震予知のサマリーも すでに Picardさんの アップ が出てるし、 サマリーは茜さんに決まってるようだし、今回は 5つ 選ぶの 苦労しそうです。いや、楽できそうです。(^o^;)

Greeny



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