TIME/U.S版 (9/1) **Five**


おはようございます。 今週のTIME/US版から また5つ 読んでみました。 (1)以外は みな短い記事です。

(1) NATION / GOOD COP, BAD COP
アメリカの police brualiy について。
全体を読んだ印象では 各警察当局も 努力してるし、変わりつつあるのだな〜と いう印象でした。以前 見たクリント・イーストウッドの映画「ダーティー・ハリ ー」だったかな、あと 警察もの。。などで汚職と暴力で腐敗しきった警察権力なんて イメージ濃いのですが。記事の中でも出て来るロドニー・キングの事件なんかも 印象に残ってますし。 どうも、情報が断片的で、また古い話。。。とは思います が。(^^;)

先日起きた ニューヨーク警察でのハイチ人 Abner Louimaへのリンチ(??)事件。。 これにより、今までニューヨーク市が推し進めてきた "zero tolerance" policing strategy を再び 見直してみようということです。この戦略について は 記事の最後のあたりで説明されてますが、"broken windows" とも呼ばれてい るらしい。つまり 飲酒、卑猥な行動など 行き過ぎ、微罪をも取り締まっていくと いう やり方。 それにより、深刻な犯罪をも押さえていくということです。壊れ た窓から さらに人がもっと押し入ってこないように。。。 これで 実際ニューヨー クの犯罪は激減、他の都市も模範としつつあるようです。しかし、この取り締まり 強化が却って 警察内部での暴力を生み出す素地になっているのではないかとの 疑問が出てきているということですか。

結局は 上からの bad cops are bad news 。。。逸脱行為は認められないことなの だという明確なメッセージなくしては 暴力はなくならないだろうと 記事は締めく くっているようです。 どうもNew York のGuiliani市長は弱き市民の味方というよりは 警察側に肩入れするこ との方が多かったのかな。 ですが、これは 高くつくのですね。先のハイチ人 Louima は 5500万ドルの訴訟を市相手に申し立てたとのこと。今回は市長も彼を支持 しないわけには いかないようです。それに監査機関をもっと効率のよい機能する ものに した方がいいようです。

あと、ロサンゼルス、ピツバーグ、ニューオリンズなどでの 警察組織の改革の 話などでてました。それぞれ ロサンゼルスでは ロドニー・キングの殴打事件、 ピッツバーグでは Jonny Gammage(31)殺され、白人警官も無罪放免になるなど 全米を揺るがす事件の起きたあとに なされた改革。 痛みを経験して、はじめて 変っていくということなんでしょうね。日本をシス テムが違うようで、ここは よくわからなかったのですが、警察機関をモニター していくcivilian review boards みたいなものが あるようですね。これに公平 性と 権限を与えること、これも大事なポイントみたいです。

1回通しただけなので、取り間違えてるかもしれない。 おかしな点あったら、コメント おねがいします。

(2) NATION / AN INEDIBLE BEEF STEW

アメリカ、コロラド州で起きた 食中毒 O157による集団感染について。 感染源は多分 大手ハンバーガーショップに冷凍ひき肉を供給していた バドソ ン・フーズ社にあると、農務省からの強い圧力で、 ハドソン社は 工場を閉鎖、汚 染源とみられている 挽肉の回収を始めたとのことです。この回収騒ぎは これま でで 最大のものようです。

この食中毒、6月始めから 8月半ばまで 少なくとも14人の患者がでたようです が、どうも 事件が起きてから 患者、病院への保険部?(health department)から の報告が遅かったようです。対応が遅れたことに対し、政府による食品の安全問 題にたいして、疑問がでてきてるとのことです。

(3) WORLD / UNDER THE VOLCANO

カリブ海に浮かぶ島、モンテセラト島のスフリエール火山での噴火についての記 事。ここは かつては カリブ海のエメラルドの島と呼ばれた、美しい保養地だっ たようです。アイルランドのカソリックがそこに定住したことから つけられた 名前らしい。ですが、今は イギリスの植民地、保護領かな、チョット はっきりしま せんが。アメリカの著名ミュージシャンたちも この地でレコード作ったり よく 訪れ、海岸沿いには 別荘などもあったということです。それが、2年前から 火 山活動は活発になり、今では火山灰や火山岩などで 島の1/3は もはや居住不能 で、すでに島民12、000人の2/3は 島の外に逃れたとのこと。

ですが、先日6/25の噴火で 19人が亡くなったにも関わらず、まだ4000人の島 民は 北の避難所に逃れながらも頑張っているようです。 近隣の島、あるいは イギリスへの緊急避難を住民に促してるようですが、島か ら出て行きたがらない住民が多いらしい。島への愛着もあるでしょうが、 どう も イギリスと島をでていくにあたっての 補償問題でもめているのですね。 違 う土地で 果たして新たな生活をやって行けるかという不安ですね。ですが、残 された住民たち 今悲惨な生活を強いられているらしい。島の2/3はすでに火山灰 で覆われ、病院もいまは学校でなんとか やってるが、重病人は見れない。ひと つのテントに30人、一つのトイレに50人という話もあります。

そういえば、前に絵本 よみました。火山で島から緊急避難して、やっと戻れた 話。三宅島だったかな〜? でも、このカリブ海の島 もう戻れはしないのでしょ うね。。。

(4) WORLD / CRUSADE AGAINST MINES

対人地雷の禁止問題について。
そういえば、イギリスのダイアナさんが 地雷反対のキャンペーンでボスニアに 行きましたっけ。 ここのところの世論の圧力に押され、クリントン大統領もペンタゴンの反対にも 関わらず、来月 カナダのオスロで行われる 地雷の世界規模での禁止問題の会議 に参加することを表明したということです。

そこで取り決められる条約は今年終わりに調印される予定のようです。 ですが、不備な点も多いとのこと。
* 最大の地雷製造国 中国、ロシアが話し合いに加わらない。
* アメリカは朝鮮半島の南北国境での地雷禁止は 例外事項にするように要求している。
* ペンタゴンは 軍が対人用地雷と対戦用地雷を従来どうり混ぜて使用できるよう、 これも例外事項にするよう希望。
ナドナド です。

対人地雷は 一般の人々が生活している所にも埋められている、、、これが悲劇なので すね。毎月 2、000人以上がこれで手足を吹き飛ばされ 不具になる、あるいは亡 くなっていっているのです。ですから、この記事では 地雷を単に禁止して すむ 問題ではない、実際に いかに除去すべきか これが大事だと言ってます。

実際、 この問題への関心が大きくなってきているにも関わらず、地雷除去の資金 繰りは 苦しいようです。また今 世界で1億あまりの地雷が埋められたままであ る現状を考えると、まさに気が遠くなる話。 現実に 被害にあい、苦しむのは 民 間人ですから、、、急を要するのですね。

(5) THE ARTS/ BOOKS
FINALLY HAVING THEIR SAY

THEY ARE NO LONGER INVISIBLE WOMEN.
BUT BEING MIDDLE CLASS, FEMALE AND BLACK STILL ISN'T EASY

書評です。中流階級の黒人女性についての 2冊の本。 過去 存在の薄かった黒人女性、invisible とありますから 見えない存在ですか。 つまり白人からも男性からも二重の差別も受けてきて、語らぬ存在だったという ことでしょうか。よく わかりませんでした。 書評の文章は どうも苦手。 曖昧模糊トシタままです。(^^;)

共に教育熱心な中流家庭の両親に育てられた 2人の女性が 違ったアプローチの 仕方をしているようです。一人は怒りに満ちて、一人は冷静にカナ。。。

違ってたら、ゴメンナサイ。

Greeny


Greenyさん、Picardさん こんにちは。

私も、TIME USA版読んでみました。

私が、面白いと思った記事は次の通りでした。順不同です。

1.  A TIME BOMB EXPLODES
THE SERENITY OF A SMALL, CLOSE-KNIT NEW HAMPSHIRE TOWN IS SHATTERED WHEN THE LOCAL CRANK BECOMES THE DEMON NEXT DOOR

2.  IT AIN'T US, BABE
THIRTY YEARS AFTER THE SUMMER OF LOVE, THE FLOWER CHILDREN'S KIDS ENVISION--NOTHING

3. LIFE AFTER MIR
IN WHICH COMMANDER AND MRS. TSIBLIYEV SHARE A QUIET EVENING ON EARTH

4. A VETERAN CHIEF: TOO MANY COPS THINK IT'S A WAR

5. CRUSADE AGAINST MINES
CLINTON SIGNS UP FOR TALKS TO BAN LAND MINES, BUT THE REAL EFFORT SHOULD BE TO CLEAR THE ONES THAT EXIST

あとmedicineの2つの記事を一番最初に読んだのですが、現在内容をよく覚え ておりません。 (^^; それでこの5つにしときます。Greenyさんの4と私の5 が一致しています。それとGreenyさんの1と私の4が、関連記事です。内容的に 重複することも多いようです。

>>(1) NATION / GOOD COP, BAD COP
>>アメリカの police brualiy について。

>>先日起きた ニューヨーク警察でのハイチ人 Abner Louimaへのリンチ(??)事件。。
>>これにより、今までニューヨーク市が推し進めてきた "zero tolerance"
>>policing strategy を再び 見直してみようということです。この戦略について
>>は 記事の最後のあたりで説明されてますが、"broken windows" とも呼ばれてい
>>るらしい。つまり 飲酒、卑猥な行動など 行き過ぎ、微罪をも取り締まっていくと
>>いう やり方。 それにより、深刻な犯罪をも押さえていくということです。壊れ
>>た窓から さらに人がもっと押し入ってこないように。。。 これで 実際ニューヨー
>>クの犯罪は激減、他の都市も模範としつつあるようです。しかし、この取り締まり
>>強化が却って 警察内部での暴力を生み出す素地になっているのではないかとの
>>疑問が出てきているということですか。

これはJoseph D. MCNAMARAの論文でも批判されています。彼の立場は、市民の 信頼を得ない限り、犯罪は減少しないと言うことのようです。警察署長もつと めた人のようですし、なかなか説得力があります。

>>(2) NATION / AN INEDIBLE BEEF STEW
>>
>>アメリカ、コロラド州で起きた 食中毒 O157による集団感染について。
>>感染源は多分 大手ハンバーガーショップに冷凍ひき肉を供給していた バドソ
>>ン・フーズ社にあると、農務省からの強い圧力で、 ハドソン社は 工場を閉鎖、汚
>>染源とみられている 挽肉の回収を始めたとのことです。この回収騒ぎは これま
>>でで 最大のものようです。

最近、よくこの種の事件が起きます。US Newsも今週号はこの問題について触 れていたようでした。

>>(4) WORLD / CRUSADE AGAINST MINES
>>
>>対人地雷の禁止問題について。
>>そういえば、イギリスのダイアナさんが 地雷反対のキャンペーンでボスニアに
>>行きましたっけ。

Dianaは地雷の件で、Bosniaに行ったのでしたか。 (^^; どうも、Clinton 自身は軍の反対を気にしているようですが、Diana, Schwarzkopf, Elizabeth Doleそして妻と娘などの意見で急遽、立場を変えたようですね。

薪やタケノコをとりに行ったり、水を汲みに行くのにも命がけというような生 活は、確かに大変です。軍はどうにかして、除外項目をいろいろ設けたいらし いです。

>>* ペンタゴンは 軍が対人用地雷と対戦用地雷を従来どうり混ぜて使用できるよう、
>>これも例外事項にするよう希望。

なるほど、ここは分かりにくいところでした。一瞬特別な地雷かと思いまし た。対戦車と対人間では、別の種類の地雷があるのですね。朝鮮半島の38度線 沿いにも、どうやら、多量の地雷が埋められているようです。仮に戦争が終わ っても、地雷による死者は出るかもしれません。しかし地雷禁止の動きが、人 々から地雷に対する関心をそらし、地雷除去に遅れが出るかもしれないとにお わしています。

さて、私が面白かった記事について、簡単に感想を書いておきます。

1.  A TIME BOMB EXPLODES
THE SERENITY OF A SMALL, CLOSE-KNIT NEW HAMPSHIRE TOWN IS SHATTERED WHEN THE LOCAL CRANK BECOMES THE DEMON NEXT DOOR

これは映画を見ているような記事でした。人口2500人の町、Colebrookで、警 察官2人を射殺し、警官の車を奪いその防弾チョッキをつけ、その町の新聞社 に乗り込み、副編集長と、弁護士である女性の4人を射殺した男が、地域社会 に与えた衝撃を伝えています。彼は、そのあと自宅に放火し、さらに逃走して 大立ち回りを演じた末、射殺された。Colebrookはカナダ国境沿いの、小さな 町ですから、ほとんどの人がお互いを知っている。その中で 町の名士ともい うべき4人の人物を失ったColebrookの状態は想像できます。そのなかでも、両 親が経営していた町の週間新聞the News and Sentinelを引き継いだ編集長、 JohnHarriganの受けた打撃は大きい。副編集長Dennis Joosを殺されしかも弁 護士VickieBunnelは、親子そろって弁護士でもあるHarriganの父親の事務所を 引き継いだ女性。事務所も新聞社の新聞社と同じ建物にあり、家族ぐるみのつ きあいがあった人物。

しかし、彼はこうした悲劇の中で、周囲の協力の下新聞を予定通りに発行し ます。Colebrookの町は、町の2大イベントの1つとも言うべき、Moose Festivalを3日後に控えていた。当然、新聞はその関連記事で埋められるはず だったのでしょう。しかし19日に事件が発生し、20日には事件を報道する新聞 を発行します。この軽蔑すべき殺人者のおかげで、新聞発売を中止したと言わ せないために。彼は読者に謝罪します。「今週号では、私たちは事件を知らせ るだけで精いっぱいだ。来週号で、失ったものとどうした影響があるかを知ら せる」 彼は、弁護士でもありますが、新聞人の誇りを強く持っているので す。

当然Moose Festivalは中止された。Colebrookの町は、殺されて4人の有力者 の穴埋めを、すぐには出来ないだろう。しかし町の新聞社が、事件当日の夜に 示した行動を見れば、彼らの前に道は開けるだろう。

少し気になったのは、殺された弁護士のVickie Bunnellがpart-time judgeだ ったということ。法曹三者の一体化は、アメリカは進んでいるようですし、弁 護士資格は必要条件でしょうから、問題はないのですが、part-timeというの は少し気になりました。

2.  IT AIN'T US, BABE
THIRTY YEARS AFTER THE SUMMER OF LOVE, THE FLOWER CHILDREN'S KIDS ENVISION--NOTHING

60年代の怒れる若者たちが30年後どうした若者を生み出したのか。かつて正 義は厳としてあり、この社会の不公平に対する怒りもあった。そしてそれに対 する反対運動も、激しかった。60年代は、いわば政治の季節だった。個人的な ものは政治的だった。ということはつまりすべてが政治的であり、政治はすべ てであった。今は誰も政治に関わろうとしない。60年代、若者だった筆者の意 見。

すべてのものが実現し、支持され、勝ち取られた。今、議論すべきものは何 も無いかのように見える。確かに貧困と不平等は依然として存在する。しか し、それが人生じゃないか。だれも抑圧しているわけではない。ただ運がいい 奴と、不幸な奴がいるだけのこと。

60年代父親たちの作り上げた社会に反抗した若者たち。彼らは、次の世代も 自分たちと同じ価値観を持ってもらいたいと願った。しかし我らと彼らという 意識は今の若者にはない。平和と自由は実現した。しかしその結果は?人生が 退屈になった。何をしていいか分からず、支持すべきものは見つからず、関心 を持つものさえない。Utopiaは失われた。それとも実現したのか。価値観の違 いが起こす衝撃はもう起こらない。

理想は消え、反体制は体制に組み込まれた。かつて過激だったものは陳腐な ものとなり、誰も振り向きもしない。現在の若者たちは、父親の政治的信条は 受け継がず、酒と麻薬と性の解放だけを受け継いだ。かつて娘は、母親を 憎まなければ、いつか自分も母親のようになると考えた。だから、娘たちは自 分が母親と違うと言うことを確かめたかったのだ。

我々の父親の世代は、大恐慌を生き延び、ファシズムをうちまかした。彼ら は私たちに、アメリカが決意すれば何でも出来ること、そして世界も我らの言 うことを聞くと言うことを、身をもって教えてくれた。私たちは、自分たちが 考え、実行することが重要であると育てられた。

私たちは、父親たちの遺産を引き継いだろうか。いや、私たちは次世代に誇 るべきものを残していない。政治はなく、つまらぬ私欲があるだけだ。自分の 幸せだけを望み、しかもそれは金で買えるもの。理想は消えた。こうした中 で、現在の若者たちは育ってきたのだ。

彼らは、自分もましてや周囲も変えることが出来るとは思っていない。世界 に対して、何らかの力を持っているとは思っていないのだ。娯楽以外にはなに もない。自分で楽しむか、見て楽しむか、そのどちらにせよ、だ。60年代とそ の求めていたものは、遠い昔のこととなり、その理念も今では娯楽の一つの形 に過ぎない。

私たちの子どもたちは結局私たちのようになったのだろう。しかしその私た ち自身が、かつて私たちが将来あるべき姿として思い浮かべたものではないの だ。

作者とほぼ同じ世代としては、頭が痛い。

思っていた以上に長くなりましたので、ひとまずここで打ち切ります。

YUKI


Greenyさん、 Picardさん こんにちは。

3. LIFE AFTER MIR
IN WHICH COMMANDER AND MRS. TSIBLIYEV SHARE A QUIET EVENING ON EARTH

Essayです。故障続きだが、ロシアの威光をになったMirの話です。いろいろ精 神的不安定等が見られたVasily Tsibliyevとその妻、Larissaの話です。ここ で書かれている話の、どこまでが本当の話なのか、私には分かりません。相当 皮肉たっぷりのように思えますから。しかしアメリカと違って、ロシアの宇宙 飛行士はその仕事ぶりを評価されたときに初めて、ボーナスがでること、今回 国民の間からも様々な不満が聞こえてきたことから考えると、Vasily Tsibiliyevには出ないだろう、というのはありそうな話ですが、真偽はやはり 分からない。

その他面白かったこと。
*最初に引用されている、Vasilyの言葉、「私が生きて帰ったから、今回の飛 行は成功であった」と、はたして実際言ったのか。
*電源プラグを外したのを何故アメリカ人のせいにしなかったのか。(^^;
*Vasilyは今回のトラブルの原因は、地上側にあると考えているらしいこと。 これは必要物資を送ってくれるようにと言う要請に、予算不足を理由に断った 記事を渡しも読んだから、もしかしたらあり得るかな。
*スケープゴートを求めるのは、ロシアの伝統であるということ。

火事の件とChechen人の話は、まあ嘘だろうと推測はつきますが、あとの発言 は何か裏付けがあるのかどうかいっさい分かりません。

4. A VETERAN CHIEF: TOO MANY COPS THINK IT'S A WAR

Greenyさんが選んでいた記事と関連して、元CaliforniaのSan Jose警察署長 が、警察のあるべき姿を論じています。

要旨は簡単です。あまりに多くの警察官が、犯罪との戦いを戦争だと考えてい ることから、数々の不名誉な事件が発生しているということです。一部の政治 家が、麻薬戦争とかの言葉を使ってそれをあおっている。戦争となれば、敵を 人間と考えず、残虐な行為をしがちである。

Rodney king事件によって警察が批判にさらされた結果、ロス警:察は aggressive policingから後退して、noisy barsやcrack housesや prostitutionなどで、地域住民との友好関係を築くことに努力した。その結果 犯罪も減少した。小数民族が多く、強硬政策がそれまで失敗していたにも関わ らず。

筆者がSan Joseで15年間、警察署長をつとめたあと、San Joseはアメリカの大 都市の中でもっとも安全な都市となった。警察官は平和を守る役人なのであ り、公僕なのだ。犯罪や麻薬と戦争をしている兵隊ではない。ナチスのドイツ や共産主義時代のソ連とは違うのだ。

犯罪を防ぐのは、toughな警官ではなく、法律を尊重する市民なのだ。そして こうした不祥事が続発すれば、警察は貧しい人や少数民族の人々の信用をなく す。彼らの協力無くして、警察の使命は果たせない。自由な社会は市民主動だ と言うことを、全国の警察官にはっきりと認識させなければならない。

私も正論だと思います。

YUKI



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