TIME/U.S.EDITION (8/18) **Five**


おはようございます。 TIME U.S版から 次の記事5つ 読んでみました。。

(1) NATION / ROBIN HOOD IN REVERSE

この記事を書いた George.J.Church という人は良心の人のようです。 それとも、これが普通のアメリカ人の良心なのかしら。 今回、議会と合意に達した税制案の不公平さについて書かれてあります。 高齢者への年金、メディケアなど、貧しい働く者たちから 金を奪うものであると。。。 だから、タイトルは 「ロビン・フットと正反対」というわけです。

新しい税法によれば、社会保障費に対する税は 収入に関係なく 一律に課される らしい。収入の$65、400に 6.2%。 a child credit(子供のいる家庭に対する減税カ ナ)が$500あるだけで、一切の控除がない。 ということは、収入が多ければ多いほ ど、実質上の税率は 下がるということですね。当初は、上院の提案では 富裕な高 齢者が さらに多く分担することも盛り込まれていたようですが、これも交渉の 過程でなくなってしまったとのこと。

どこも、泣くのは貧乏人。 人事じゃありませんね〜。。(^^;)

(2) WORLD / MEMORIES OF POL POT

先月でしたか、ポルポト裁判の模様がTVで映し出されたばかりですが。。。 この記者 Roger Rosenblatt は、1982年に TIME誌に "Children of War"を書い た人。 それで、カンボジアのクメール・ルージュから逃れてきた子供たちを タ イのキャンプで取材したようです。

二人の子供たちの話が書かれてありますが、ホント 悲惨です。以前、YUKIさんでした か、が書いておられたように、眼鏡をしてたら 本が読めるということで 殺され てた話も出てます。 12才の女の子は キャンプにたどり着いた時は、骨と皮ばか り。。。最初の2年間は ほとんど言葉を口にすることが なかったとあります。労 働キャンプでの過酷な生活とその様子は 彼女の描く絵によって まわりが理解し たみたいです。

今 こういった悪夢を経験した子供たち、生きていれば 20代。 彼らこそが、 ポルポトを国際法廷に引っ張り出せた時に、かれを裁けるのだ と Rosenblatt は言ってるようです。カンボジアでの悪夢がなぜ起きたのか、真実は なんだったのかを明らかにし、忘れ去られない為に。。。

(3) SCIENCE / IS IT EL NINO OF THE CENTURY ?

エルニーニョについて。
今の異常気象は、エルニーニョのせいよ。。。と子供に答えて、そしたら エルニーニ ョって何? 。。。と聞かれ、言葉につまった。ということで、関心をもった記事でした。 これが、全部すっと頭に入ったらいいだろうに、後半は 太平洋は バスタブみた いのものだ。。。あたりから、 わかりませんでした。でもま、ざっと読むだけでも 概観は掴めます。 アバウトな人間は それでも満足するのでした〜(^^;)

このエルニーニョはやっと70年代あたりから関心もたれ始めたのですね。 70年代 はじめに 漁業が漁獲量が落ち込み、干ばつが起こり、世界各地で穀物生産大被害 をうけた。 それで、1982ー83の大災害で、この時 2、000人が亡くなり、 130億の経 済損失を被ったとあります。。。これで、エルニーニョは今後 注意深く見守ってい く必要ありと 科学者、政治家たちが認識したようです。

ところで、この異常気象は海面の水温が高くなるEl Nino だけじゃないのです ね。逆に、水温が下がる、La Nina とか El Viejoというのも起こるということで す。 で、この2つの現象のが振り子のように現れて、これを El Nino Southern Oscillation というらしい。この日本語訳は わかりませんでした。

あと、エルニーニョは 漁業、農産物などに多大な影響を与える 悪いことばかり でない、 よい面もある 。。これも、知らない事でした。チリ沖では アンチョビーが それほど北へ行かなくても 取れる、ペルーは冬の真っ只中でも比較的 暖かい。 アメリカでは、ハリケーンとか竜巻も減るというか弱まるようです。

ただ今、科学者たちに関心あるのが、この先1997ー1998今世紀最大の El Nino が 来そうだということ。近年 経済活動にも及ぼす影響が理解されてきており、 多く のことが 解明できるようになるのでは と期待がかかっているようです。

(4) BUSINESS / OFF THE DOLE AND ON THE JOB

Welfare Reform Act...どういうものか、詳しくはないのですが、job training が重視されるのですね。経済は好況であるが、社会的弱者は取り残されきた。福 祉の援助を受けている 少なくとも150万人の成人たちは2002年までには 仕事を 見つけなければならないという事です。 クリントン大統領も各企業に積極的に彼 ら福祉受給者たちを受け入れるようにと呼びかけているらしい。

そこで、ここでは 今の所 幸先のいい話。
先駆的企業、各地の非営利団体による職場訓練で、福祉受給者だった者たちも 価値ある労働力となり、生きがいを見出しているという内容。 job training は 過去うまくいかなかった例が多いのですが、今回は 成功例が多く、報告されて いるようです。企業側もturnover(方向転換)を迫られ、彼らのニーズにあった労 働力、あるいはいわゆる熟練工が 確保できるということで、いいわけですね。比 較的、賃金を押さえた職場での彼らの定着率は割合とよい ということです。

ただ、不安材料もあるようで、これから先が問題だということでしょうが。。。

(5) AMERICAN SCENE / UNDERTAKER FOR THE MULES

副題は
"DON ORLANDO" IS THE MAN TO CALL WHEN COCAINE COURIERS PERISH ON THE JOB
本名は Orlando Tobon(50), ニューヨーク市のコロンビア地区に住む彼は、麻薬 の運び屋としてアメリカにやってきて亡くなった同国人のために、葬式の手配を し、コロンビアの家へと返してあげる仕事(全くの無償のボランティア)を この 10年以上続けているという話です。

運び屋の悲劇が いろいろと この記事では書かれています。 彼らの大半は女性。 税関も問題なくパスできるような善良なる人々です。 ただ 貧困故 そういった選択をせざるをえなかった。。。ということです。82才の果 物売りのおばあさんの話もでています。40才の障害ある子のために引き受けた が、1回だけすれば 子供の将来の安心だとの言われ。。。ですが、ケネディー空港 で飲み込んだ麻薬入りコンドームは破裂、苦しみながら死んだということです。 体内にコンドームを入れるまでだけでも 断食して、食用油を飲み込んで。。。と残 酷に思えるのですが、 運ぶ途中で、あるいは 取り出す過程で 亡くなってしまう ことが多いわけですね。

死体はしばしば 何週間も放置されたままになることも あるということ。たとえ 家族がその死を知っても 麻薬密売と関係を疑われるから。。。 この、Tobon さん、ギャングからの脅迫を受け、借金しながらも、支援を続けて いるのですが、なかなか人々の理解を得るのもむずかしいようです。

《以上、取り間違えてるかもしれません。 それでしたら、ゴメンナサイ。。m(_._)m 》

Greeny


Greenyさん、こんにちは。

TIMEのASIA版を読んで、WEB版で面白いと思ったものが、ほとんどはいってお り、しかもGreenyさんは選んでいない。これは助かったと思って、このUS版を 見てみたら、案の定私が面白いと思ったのは、殆どはいっていました。(^o^)

今週はやり残したことがあまりに多いので、何をしていいのか分かりません。 まずは、Greenyさんの感想を読んでみます。4を除いて残りの記事は、私もWEB 版で面白いと思った記事、しかもASIA版にはみんな載っていますね。

>>(1) NATION / ROBIN HOOD IN REVERSE

>>新しい税法によれば、社会保障費に対する税は 収入に関係なく 一律に課される
>>らしい。収入の$65、400に 6.2%。 a child credit(子供のいる家庭に対する減税カ
>>ナ)が$500あるだけで、一切の控除がない。 ということは、収入が多ければ多いほ
>>ど、実質上の税率は 下がるということですね。

はっきりしないのですが、これは年金所得に対する課税ではないですよね。そ うではなく所得に対する、年金保険料ですね。これは累進課税じゃないのです ね。単一税率になる。しかも所得のうち、$65,400までのに6.2%かかるから、 それ以上の所得の人は、たとえBill Gatesであっても、$65,400の6.2%、つま り$4055以上はかからない。一方、2001年からは、年金受給額に対する所得制 限が取り払われる、だから、どんな高額所得者であっても、年金は満額もらえ る。どうもそのような感じです。

>>(2) WORLD / MEMORIES OF POL POT
これはASIA版では、ESSAYになっていますね。私はWEB版では気づきませんでした。

>>今 こういった悪夢を経験した子供たち、生きていれば 20代。
>>彼らこそが、 ポルポトを国際法廷に引っ張り出せた時に、かれを裁けるのだ と
>>Rosenblatt は言ってるようです。カンボジアでの悪夢がなぜ起きたのか、真実は
>>なんだったのかを明らかにし、忘れ去られない為に。。。

クメール・ルージェはあの裁判で、過去に清算をつけたつもりでしょうが、や はり国際世論はそれでは納得しない。Nurembergのように、国際法廷できっち りと裁くべきだというのが、この筆者も含めて体制のようです。Milan Kunderaという人の言葉、The struggle of man against power is the struggle of memory against forgetting.という言葉が引用されています。権 力に対する闘争は、忘れてしまわないように記憶にとどめておく戦いである。 過去をすべて水に流してはいけない。人類に犯罪を犯したものには、時効はな いし、いつまでもその犯罪に責任があるし、免れないということでしょうか。 たしかにクメール・ルージェの裁判は、自国民大量虐殺の罪でPol Potを裁い たのではなく、仲間の将軍を殺害した罪で終身刑を言い渡したのですね。クメ ール・ルージェは自分たちが犯した過去の犯罪を反省もしていないか、Pol Pot一人だけを裁くことで許されると思っている。そしておそらくはこのまま の状況が続けば、衰弱したPol Potは世界が気づかぬ間にひっそりとジャング ルの中で死んでいく。

>>(3) SCIENCE / IS IT EL NINO OF THE CENTURY ?

>>これが、全部すっと頭に入ったらいいだろうに、後半は 太平洋は バスタブみた
>>いのものだ。。。あたりから、 わかりませんでした。でもま、ざっと読むだけでも
>>概観は掴めます。 アバウトな人間は それでも満足するのでした〜(^^;)

私も大体の内容を掴んだだけで、満足しました。科学記事は、正確にまとめる のが難しい。

しかしEl Ninoの周期性も、こわれているようだし、どうも異常気象が当たり 前のような感じが続くのかなという漠然とした感じを持ちました。

>>(4) BUSINESS / OFF THE DOLE AND ON THE JOB
>>
>>Welfare Reform Act...どういうものか、詳しくはないのですが、job training
>>が重視されるのですね。経済は好況であるが、社会的弱者は取り残されきた。福
>>祉の援助を受けている 少なくとも150万人の成人たちは2002年までには 仕事を
>>見つけなければならないという事です。 クリントン大統領も各企業に積極的に彼
>>ら福祉受給者たちを受け入れるようにと呼びかけているらしい。

これは読んでいませんが、ここでは2002年ですか。アメリカの大変革が迫っている?

>>(5) AMERICAN SCENE / UNDERTAKER FOR THE MULES
>>
>>副題は
>>"DON ORLANDO" IS THE MAN TO CALL WHEN COCAINE COURIERS PERISH ON THE JOB

これはApple関連を除いて、私が真っ先に読んだ記事でした。Greenyさんのに つけ加えることもありませんから、細かいことを少しだけ。

patter's fieldが無縁墓地だというのは前後から何となく分かります。辞書を 調べると、マタイ伝に由来するようです。イエスを売ったユダが、後悔して銀 貨30枚を聖所に投げ込んで、首をつって死んだ。しかしその汚れた金を神の金 庫に入れることは出来ないとして、協議の結果、外国人の墓地にするために、 その金で陶器師の畑を買ったというのが、起こりのようです。銀貨30枚も裏切 りの象徴で、ときどき見ます。

internal body carrierという表現も気になりました。The most I have seen a man carry is 56.という56は体の中に入れた麻薬入りのコンドームの数なの でしょうか。ものすごい数ですね。

最後に、死んだ人を火葬してここに運んだら、場合によってはミサを授けても らえないということで、遺体はそのまま棺入りで送るようです。この辺も、日 本と大分違います。もっとも私の地方でも、私が子供の頃までは土葬が普通で した。それがいつのまにか、みんな火葬になってしまった。魂が帰るべき肉体 が消滅するということは、たしかに不安かもしれない。 (^^; 昔の小説に ある、生き返るという可能性もまずないですしね。

しかしGreenyさん、このWEB版のUPはえらく早かったですね。火曜日の7:42に はUpしています。とても信じられません。速読術でもマスターされましたか。  (^o^)  私も、早くレスをつけようとしましたが、なかなかうまくは行き ませんでした。

遅くなりましたが、これは私の確認のために書いたものです。レスは気にしな いでください。私も読んだ内容を、忘れていることが多かった。 (^^;

YUKI



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