TIME (8/4) ★Five★


GreenyさんのBest FiveはPicardさんのHPで読めます

Greenyさん、こんにちは。

今週のTIMEはじっくり読んでみるとなかなか刺激的な文章が多かったですね。

>>BOOT CAMP GOES SOFT(p.18-21)、Hungry at the Feast(p.26),
>>THE N.B.A.'S SISTER ACT(p.35-37) この3つとも 面白かったのですが、
>>Internet上ですでに 読みましたので、省きました。

私はHungary at the Feastは最初一度読んだ文章だとは気づきませんでした。 このごろ違う雑誌で似たようなテーマを読んでいると、また同じようなことが 書いてある、と思いながらも読んでしまいます。この文章も書き出しの部分は 全然覚えていなくて、途中では、以前読んだ文章とそっくりだな、もしかした ら・・・と思いつつ、いくつかの人の事情を書いているところ、特に矯正局の 女性の話を読んで、やっと 前に読んだことがあることを確信しました。たし か私もBest Fiveに選んだはずなのですが、乱読しているとこうなります。 ( ^^; まあ、しかしこの文章は2回読んでも別に損した気分にはならなかっ た。面白かったですから。残りの2つは、特にBoot Camp Goes SoftはWEB版 で、Greenyさんの解説を読んでいたので、あまり読む気は起きませんでした。

>>(1) AMERICA THE BRAZEN (p.11-15)
>>(2) ASIA/ TAKING TO THE STREETS (p.28-30)
>>(3) ASIA / You're on Your Own (p.31)
>>(4) MONEY IN MOTION /Crash Case (p.34)
>>(5) SHOW BUSINESS / LOVE ME LEGAL TENDER (p.40-44)

(2)と(3)のアジア関係の記事が、私と一致しているようです。

>>(1) AMERICA THE BRAZEN (p.11-15)
>>Amid mounting umbrage at American "arrogance" abroad, een some close U.
>>S.friends complain that Yankee Doodle is not minding his step, or the
>>music.
>>
>>5ページとちょっと長いのですが、面白かった。
>>おっ。。。アメリカの雑誌やのに アメリカのこと けなしてる??
>>さすが、TIME 自国のこと えらくシビアに見てるなと思って、読み進んでいった
>>ら、最後はやはり自画自賛で終わっていたかな。(^^;) これも、私の偏見が相
>>当 入り込んで要るかもしれないけど。

これはGreenyさんの解説を読んでみて、是非読みたくなりました。というのも 私が最後に読んだ、しかしBest 1にあげているアメリカ礼賛の記事があまりに も鼻についたからです。これがTIMEなの?という感じでした。なにか理性を失 っているというか、TIMEは少しおかしくなったのではと思わせるような内容だ ったもので。

>>(2) ASIA/ TAKING TO THE STREETS (p.28-30)
>>As leaders gather for a seaside confab, growing unrest among workers in
>>China's failing state enterprises is commanding ligh-level attention

これはなかなか面白かった。香港返還を果たした中国のこれからの最大の課題 が、ここに述べられていることなのかもしれません。

>>ということで、当然 労働者の不満が募り、最近では 労働争議が頻発しており、
>>先日も四川省では労働者、市民が破壊活動をはじめ、非公式の報道によれば
>>80人もが逮捕。。。などの事件も起きたようです。
>>実際、政府が 赤字が累積した企業を支えきれなく、破産に追い込まれたケースも
>>増えてきており、これは 今後 ますます増えていくらしい。中国政府も これに対
>>処すべく その処方箋など いくつか書かれているようですが。。。

かなり状況は厳しそうです。Greenyさんがあげられている数字もそうですが、 報道されている事実からでもかなり深刻です。今まで外国との合弁企業での労 働争議は、外国経営陣の責任追及として報道されてきたようですが、国営企業 の労働争議は報道管制がしかれていたのでしょう。しかし1990年までの会社破 産数がわずか32,昨年が6000ですか。多分今年はもっと多い。「破産は資本主 義とか社会主義には関係ない。市場経済原理が働く限り必然的だ」しかし労働 市場の自由がないところで、職を失えばやはり厳しいでしょう。

国営企業は総生産高の3分の1。雇用数は1億1300万人で、都市労働人口の3分の 2。民間労働人口がどれくらいか分かりませんが、割合はまだ低いでしょう。 中国の成長を支えてきたtownship and village enterprisesも最近はあまり元 気がなく、以前のように失業者を吸収する元気はない。今は政府が半失業状態 の国営企業労働者に対して、賃金の一部の保証や経営陣の首切りなどでしのい でいるようですが、どうなるか分からない。

次期首相として名前のあがっている Ahu Rongi氏は経済改革で成果をあげてき ているようですが、かれが首相になるのはその成果によってではなく、国営企 業の不振ゆえからかもしれない、と皮肉的な見方もあるようです。現指導者層 は対応しきれない? どちらにせよ、かなり厳しい状況が訪れるかもしれません ね。前にも書いたのですが、指導部にとってはその対策の重要性は天安門どこ ろではないでしょう。

>>(3) ASIA / You're on Your Own (p.31)
>>As North Korea's plight worsens, many well-heeled compatriots in Japan
>>stop bankrolling the regime.
>>
>>日本からのレポートです。
>>北朝鮮籍の在日朝鮮人の愛国主義も変ってきているという話。
>>かつては、北朝鮮にお金を送金すること、これが母国への忠誠の表れのようでし
>>たが、それもこの2年の洪水と、今の人々が飢えていく、ひどくなるばかりの現
>>状を前にして、送金も減ってきているとのこと。1990年代には およそ年間 20億
>>ドルと見られていたのが、今は 約7千万ドル。ソ連が崩壊し、貿易も半分に減っ
>>た現在、日本の同国人からも 見放されることは、痛手なわけですね。

たしかに大分変わってきているようですね。

金正日という名前は、珍しくないのでしょうか。北朝鮮の指導者と同じ名前の Kim Jong Ilという神戸在住の人の話から始まっていますね。もう北朝鮮の実 状を、他の言葉で表現することは難しくなったのでしょうね。

>>あと、北鮮に批判的な在日朝鮮人団体が 新たに出来た話、さくらグループの北
>>鮮離れの話なども載っていました。今や、日本の North Korean communityは 本
>>国に批判的でも 許される雰囲気になってきているということみたいです。

ここでもついに壁に穴があいた?少し遅いようですが、若者にとっては北への 関心は薄れるばかりでしょう。しかし北朝鮮にとって一番資金がほしいとき に、在日北朝鮮人から見限られつつある。水害のあとは、干ばつだそうです。 もう残された道は1つしかない?

>>(4) MONEY IN MOTION /Crash Case (p.34)
>>Maybe, um, an alien landing would do it
>>
>>アメリカ経済好調でウオール・ストリートでも高値が続いている株価。
>>これが破綻すれば どうなるか。。。
>>p.32-33のWALL STREET'S DOOMSDAY SCENARIO トライしてみたが、経済ワカラン者に
>>は むずかしかった。というか、途中で眠たくなったので、この記事をピックアップ。

Wall Street's Doomsday Scenarioは私も一応読むつもりでしたが、Picardさ んが既にあげられています。それでまず他の記事に行ってみました。今週は読 み残したのが結構あります。今の私にはまず予定消化が大切ですから。

>>この上げ相場を崩すには この世のものではダメ?? エイリアンでも出てきてもら
>>わなくては。。。 そこで、ここでは エイリアンが登場、そして いかに株価ガ動
>>き、皆が反応したかの 一日が書かれてます。

なるほど、これも面白そうです。

さて、私のBest Fourを面白かった順に書いておきます。今回は4つにしときま す。しかし多分、Greenyさんがあげている、(1)と(4)、それにPicardさんがUP している記事のどれかを読んだら、多分それが残りの1つです。(^^; 1. America Rules: Thank God(p.16-17)
2. Taking to the Streets (p.28-30)
3. is Denny Really Dead? (p.38)
4. You're on Your Own(p.31)

簡単に私の感想を1と3について、簡単に私の感想を書いておきます。

1. America Rules: Thank God(p.16-17)
この記事にはまいりました。今や唯一の超大国として世界に君臨するアメリカ の礼賛記事だからです。少し皮肉も入っているのかなと思ったら、どうも本気 で書いている。最後には今の状態が永遠に続くとは限らないと、しおらしいこ とも言っていますが、あとはいかにアメリカが世界に影響を与え続けること が、世界のためにすばらしいかの自慢話。作者のCharles Krauthammerの名前 は何回か見たことはありますが、詳しいことは知りません。10年前に、Paul KennedyのThe Rise and Fall of the Great Powersが出版されたときには、ア メリカの没落が流行だったのに、ここまで一部のアメリカ人は考えるようにな ってきたのか。

とにかくあらゆる面で今日のアメリカほどすばらしい国は過去1000年間にはな かったということのようです。No.1とNo.2の格差はかつてなく大きい。もはや 政治・外交・経済・文化などでアメリカは、世界に冠たる超大国になったと言 うわけです。そしてそれはアメリカが絶えず努力してきた当然の成果である。 世界の警察官を自負し、どうやらアメリカの指導のもと、各国は整然とした行 動を取ることが求められるらしい。冷戦に代表される大国間の争いは混乱をも たらすだけ。Pax Americanaの傘のもと、各国はアメリカの制度・文化を模倣 しなければいけないらしい。外国の独裁者が思うがままにふるまえないのもア メリカの監視のおかげ。多くの英雄たちはアメリカのおかげで救われた。

この作者自身が、1990-91年のForeign Affairsに書いた論文では、アメリカ支 配は長く続かないだろうと書いたようですが、この見方は悲観主義的だったと 反省しているようです。まだまだ続く。そうした状態が終われば、より暴力的 で不安定な、そして自由の少ない世界になるのだそうです。将来の歴史家は現 在(1990年から2000年過ぎくらいまででしょう)を「国際的に例を見ない平穏で 秩序正しい自由な黄金時代」と呼ぶようになるのだそうです。 (^o^;

アメリカはここまで楽天的になっているのでしょうか。どうも信じられない。 中身がない・・・に同じ、という気がするのですが。

3. is Denny Really Dead? (p.38)

ある日ハイテク企業の有力たちのところに見知らぬ人からのメッセージが舞い 込んだ。しかもその後様々な送り主から次々と送られてくるe-mailは殺人の発 生をにおわせていた。実際この一連のメールをもらった人たちは警察に知らせ たり、いろんな対策を採った。しかし2週間後、送り主たちの舞台であった Dysson Foundationはゲーム販売を計画している人物たちが作り出したもの で、スポンサー探しのための有力者を見つけようとしているらしいことが分か った。

だまされたものは当然かんかんに怒っているようです。「私が見知らぬ人の家 の玄関に行って彼を脅かし、それからただのジョークだよというのと同じこと だ」と言っている人もいます。「通信の交流はバーチャルかもしれないが、そ れらが引き起こす感情は極めて現実的である」というInternetで言われている 言葉を思い起こさせる事件だったようです。

今週も苦労しながら、TIME/NEWSWEEKはどうにか読めました。しかしEconomist とUS Newsはまだ読んでいない。はたして読めるでしょうか?

YUKI


YUKI さん、こんにちは。

>1. America Rules: Thank God(p.16-17)
>この記事にはまいりました。今や唯一の超大国として世界に君臨するアメリカ
>の礼賛記事だからです。少し皮肉も入っているのかなと思ったら、どうも本気
>で書いている。

私も これは カバーストーリーの前に読んで、チョット 驚きました。 というのは、私は TIMEのVIEWPOINTとか、VIEW FROM WASHINGTON の類のコメント記 事は 全部 読んでるわけではないけど、バランスのとれた良識的なこと書いてる と思っていたから。 それに、なぜ こういった多分 反発くうであろう アジア版で 載せるのでしょうね。 これは、もともとアメリカ版にあった記事? なら、まあ わかるのですが。 何か、意図でも あるのかしら。。。

などと、どうでも いい事 考えてしまうのでした。(^^;)

Greeny



感想はこちらに・・・YHJ00031@niftyserve.or.jp
Internetの場合は・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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