女性が支配する社会・・・BONOBOの社会が人間に問いかけるもの
類人猿の一種、BONOBOの社会は女性が権力を握っているために平和で、人類を 含めた類人猿(霊長類)の中では異色のもの。人間も、この動物から見習うとこ ろが大いにあるという記事です。なかなか面白いです。
しかし、この記事で紹介されているBONOBOのことは、私は今まで聞いたことあ りませんし、私の持っている辞書を数冊調べましたが、どれにも載っておりま せん。ボノボとしておきますが、他の訳があるかもしれません。
(1段落)
動物界の中で、人間を含めた霊長類はすべて犯罪的行動をする。
(2段落)
しかし、類人猿の中で唯一女性が権力を保持しているために、野蛮な行動をし ない種族がいる。
(3段落)
1928年に発見されて以来、小型チンパンジーとして知られていたボノボが、肉 体的にばかりではなく女性支配という点で特色を持つということがわかった。
(4段落)
チンパンジーと違って、ボノボの雌は自分より社会的地位の低い雄に対して命 令できる。
(5段落)
さらに、雌の間の団結は強く、生涯続く。
(6段落)
他の霊長類と違って、雄の性的攻撃も集団で自衛できるし、雌を手に入れよう とする雄の間の争いもボノボの社会では無意味である。
(7段落)
何故こうした平和な社会を築いたのかは、ボノボの食料の供給に関係あるのか もしれない。ボノボは葉や茎も食べるので、食べ物の確保にあまり苦労せず、 雄の出る幕がないということです。
(8段落)
ボノボの社会は、人類にとって進化するということはどんなことをいうのかを 問いかけているのかもしれない。