TIME9/23散見


TIME Sept.23号についての感想です。

1. 街角のお話(Talk of the Street) 
わたしはこういった3面記事的お話が好きなのです。
1話・・・バングラデシュの人気俳優が夫婦喧嘩の末、自殺したところ、その後追い自殺 がはやっているという記事。先週封きられた最新作の及ぼす結果をおそれて親たちは若 者を家の外に出さないそうです。
2話・・・弟をナイフで刺そうとした少年が、自分を鞭打った義理の父親をヨーロッパの 人権裁判所に訴えたという件をめぐるイギリスの騒動。
第3話・・・320万$の宝くじのあたり券をなくした男が引き起こした騒動。
第4話・・・ユダヤのラビと偽って、修道院から貴重な歴史的文書を盗み出した男が、再 び同じことをしようとして捕まったお話。聖書の十戒を引用してそれを守らせたとして いるところが面白い。

2.  書評欄(BOOKS)・・・日本でも人種差別ということで絶版処分された黒人サンボ (私は読んだことがないので間違っていたらごめんなさい)の本のリメーク版が同時に2書 店から出版されるようです。 サンボの名前をサムとかババジとかに変えて、挿し絵を誤解のないようにするようで す。 POLITICALLY CORRECTのcaptionがついています。図書館から消えた後もオリジナルを HarperCollinsは1年に20000部も売り続けているとか。岩波とは大分違います。

3. 文鮮明ブラジル進出・・・信者のほとんどいないブラジルで統一協会が経済活動の 拠点づくりを始めたようです。宗教界は当然反発していますが、地元の行政当局はどう やら歓迎のようです。雇用拡大を期待してのことのようです。 まずビジネスで進出し信者を獲得する手段はいつまで有効なんでしょうか。

4.サダムのCIAクーデター・・・TITLEがはっきりしませんが、CIAが北部イラクでクルド 人を中心に反サダムの拠点作りを勧めていたのが、杜撰な見通しと今回のイラク軍の侵 攻でおじゃんになったことをいっているようです。 協力者を見捨てて去った工作員たちをCIAはいろいろ言い訳しているようですが、イラク 人の間でのCIAに対する信頼は揺らぎ、アメリカと関係を持つことは危険だという認識が 広まっているというレポートです。 囲み記事が印象に残りました。反抗する気力もなくなり、生き抜くだけに必死な人々が 哀れです。



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