地下室の女奴隷


The Times August 16日から、珍しい事件です。

ロシアで44才になる大工のAleksandr Kominが4人を殺害し、6人を誘拐し、奴 隷とし、そのうちの3人を性的奴隷として扱っていたという記事です。小説で も読むようなこんな事件が、実際に起きるんですね。

この事件はモスクワから400マイル東のKazan市近くで発生しました。警察に一 人の女性がかけ込んで来て、奴隷として地下室cavernous cellarに捕らわれて いると訴えたことが発端です。マフィアが暗躍するロシアの警察も、最初は信 じなかったみたいですが、調査したところ車庫の下90フィートの深さのところ に、住居と仕事場を発見。

警察はKominのprivate prisonのうち2人の生存者だけを確認、この2人の女性 は共に30代で、額にロシア語で奴隷を表す、Rabという入れ墨をされていたと か。そして捕らわれてから、2年間太陽の光を見たことはなかったようです。 どうも被害者の人数が、あちこちの数字が合いませんが、そのままにしときま す。

その事件を報告した記者によれば、金属の階段が地下深くに通じていて、不気 味な光景だったそうです。ちなみにこの階段には通常は逃亡を防ぐため、電気 を流していたとか。

Kominはこの秘密の地下室を友達と数年かけて、作り上げたようです。完成後 地元のあまり身よりのいない若い離婚女性を酒に誘ったようです。そしてウォ ッカに睡眠薬を混ぜて、地下室に閉じこめたというわけです。そのときに言っ た言葉は、地上での生活は終わって、これからは彼のCo-operative Prisonで の新しい生活が始まる、だったようです。

女性たちは殆どの時間は、地下室を大きくしたり、男性用下着を縫ったりする 手作業に使われたようです。彼はソビエト時代に3年間労働収容所にいたこと があったから、それをヒントにしたとか。彼はこうして作らせた下着を地元の 市場で売っていたということです。

女性ばかりではなく、男性2人も捕らえては奴隷にしようとしたようですが、 言うことを聞かなかったようで、感電死などで殺してしまった。さらに2人の 女性も性奴隷として飽きたという理由で殺しているようです。しかも彼はその 死体は市のごみ捨て場に捨てていたようです。捕らわれていた人たちは手錠 や、犬の首輪をつけられたりしていたようですが、階段には電流が通されてい たから、どちらにせよ、逃亡は不可能だったようです。

本来ならまだこの悪事は露見しなかったはずですが・・・今年の2月に誘拐し た女性を彼が好きになり、妊娠したのをきっかけにunderrground weddingを提 案し、女性が承諾の代わりに準備のための買い物が必要だと言って、外に出て 警察に飛び込んで明らかになったというわけです。

しかし数年前と違って、現在のロシアは死刑を廃止しているらしいですね。彼 は死ぬ準備は出来ているが、もし投獄されたら、専門知識を借りて、トンネル を掘って脱出すると脅しているとか。

しかしこれは実話ですが、時事英語の勉強になるのだろうか。(^^; 猟奇的 なところがあって、あまり適当じゃないかもしれませんね。女性の方で、気味 が悪かったりこわかったりしたら、お許しを。

世界でも考えられないような事件がよく起きています。The Timesはこうした 類の事件は結構載っているような感じです。

YUKI



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