赤い雌牛は原子爆弾ではない (^^;


みなさん、こんにちは。

イスラエルは相変わらずの混乱ぶりです。イスラエル人に土地を売った不動産 業者3人が殺され、4人目も行方不明。イスラエル側はパレスチナ側が氏名を公 表し、殺害を唆したとして抗議しているようです。

今日の(3日付)The TimesにはNetanhaehuの妻に対する報道に彼が怒ったという 記事が載っています。もともとこのair hostess出身の3番目の奥さんは、あま りマスコミ受けしないと言うか、マスコミ受けするというか絶好の材料のよう です。(^o^; 

今回は新しく出版された本がそれにさらに拍車をかけたというか。彼の内閣唯 一の女性大臣、Livnat(Lim)と夫の仲を疑った夫人が電話を取り次がなかった ということですが、その会話の内容が収録されています。なかなか面白いです が、これはLim大臣が暴露したのでしょうね。

ちなみにBibiがNetanyahuの愛称だということは、ようやくこの記事で確認で きました。(^o^;  彼が47才だということも知りました。外国の指導者は若 いですね。 (^^;  

さて今日読んだ仲で一番面白かった記事は「エルサレム・ポスト」紙のA Very Holy Cowという特集記事です。かなり長いですから、多分新聞一面を使って いるのでしょう。Melodyという名前は出てきませんが、もちろんこの前 NEWSWEEKで紹介された例の10カ月になる赤い雌牛をめぐる話題です。

この記事では、Melodyが人工受精で生まれたということは書いてありません。 また直接その騒動を書いていると言うより、赤い牛を育てるべく過去10年間努 力してきたラビのHaim Richmanとミシシッピの牧場主Clyde Lottに焦点を当て て書いています。かれらは約10年イスラエルで赤い牛を育てようと努力してき たらしいのですが、それは必ずしも信仰的・宗教的理由からばかりではなかっ た。彼らの言い分によれば、イスラエルで牛を育て、牛肉が主に輸入に頼って いるのを、自国内で育てようと言う遠大な計画だったようです。(どうも全面 的には信じられませんが。(^^;  )

そして彼らが今回生まれた赤い牛をもとに、それを増やそうと計画しているよ うです。単に赤い牛が生まれただけなら、白い毛が混じったりしていて少し問 題もあるようですから、少なくとも現在は政治家とかジャーナリストは岩のド ームを爆破しようと言う過激派の試みは起きないだろうと楽観しているようで す。しかしRichmanとLottがこれに介入してきたらどうなるか、安心できない ぞと言うことです。彼らはここ10年すべてをこれに捧げてきたのですから、本 気ですしね。

しかしこの赤い牛、モーゼの時代から数えてわずか10頭目、ここ2000年間は生 まれなかったということですから、やはり一種の奇瑞現象といえるかもしれま せん。

私としては、この記事の中で書かれていたユダヤ人の宗教観というか、死生観 に興味を引かれました。汚れを忌み嫌うという点で神道に似ています。この辺 は調べていけば面白いかもしれません。

英語の表現としてはThe whole thing has been blown out of proportion.が 少し気になりました。事態は誇張されてしまった、位の意味でしょうが、最近 いくつかの記事で読んだような気がします。

それとここ数日気になっていたこと、韓国で学生が大統領の辞任を要求して、 大がかりなデモを行ったようですが、日本の新聞では見なかったようです。皇 太子妃の懐妊問題がFinancial Timesで取り上げられていましたが、まさかこ の問題でも海外のメディアが一番乗りと言うことはないですよね。

YUKI



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