カストロよ、永遠に(6/7)


*Embalmers prepare for Castro's last stand

カストロの死が近づくにつ彼を革命広場の霊廟に永久に保存展示する計画がひ そかに進行しているらしい。キューバも、果たして民主社会に無事soft landingするかと思っていたら、まだこんなことを考えていたとは。カストロ 自身が、社会主義社会からの脱皮をはかっているという観測もあったけれど、 どうやらこの記事は全く違う観測のようです。

しかも死体を永久に保存展示するだけでなく、首都ハバナをカストロと改名す る計画もあるらしい。レーニンの例に倣ったのでしょうが、はたしてうまくい くのだろうか。

万が一カストロが死んだら、という国家的計画が密かに準備されている。それ によると、全土が1カ月の喪に服し、特に(葬式当日の)1日は、テレビ・ラジオ では、funereal music, "patriotic songs", messages of condolence and reruns of Castro's most famous speecheを流すらしい。まあ、これは当たり 前でしょう。ハバナと主要な小学校や工場のいくつかが彼の名前にちなんで改 名される。外国ではこうしたことが好きだから、これもまあ納得できる。しか し非常事態が発され、5000人の反体制派が逮捕されるとなると穏やかでなくな る。

今年始めにローマ法王をキューバに迎えたときのカストロは、パーキンソン病 を患っている法王と比べたら、元気で沈着だった。彼は、平和のうちに権力以 上が実現することを望んでいるとも伝えられている。後継者には弟のRaulが予 定されているらしいが、カストロ自身が元気な内に政権委譲の民主的なルール を作っておかないと、混乱が起きるような気もします。

カストロには、穏やかな死と平和な永眠を個人的には望んでいますが、このま まだと少し難しいかもしれません。



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