98/2/8の記事から


Sunday Timesの記事からです。先週の2/8付けのですから、まあ少し古いので すが、私には面白かったので、4つほど簡単に記事を紹介しておきます。

1. イギリス最初の公認売春地区。
Cardiff calls for hookers to keep rugby fans happy

来年イギリスでWorld Cupが開かれるらしい。といってもこれはラグビーの話 し。そこで警察は外国からのフアンが楽しめるようにとカーディフにfficial red light district を作ることを考慮中とか。イギリスとウェールズでは最 初のようです。治安対策の意味あいもあるらしい。

サッカーのhooliganは、イギリスが有名ですが、ラグビーはイギリスの方は おとなしいのでしょうか。サッカーとラグビーではフアン層がだいぶ違うよう ですが、なかなか面白い。

2. 太陽はどこから昇るの?
Pupils don't know where sun rises

イギリスの14才の過半数が太陽が東から昇り、西に沈むと言うことを知識と して知らないと言うことのようですが・・・確か日本は思考力観察力は別とし て、中学生の科学知識の水準は世界一だったと思うのですが、イギリスの場合 も偏りがあるのかもしれません。

14才の60%は一応満足すべき知識水準に達しているようですし、科学知識が特 に低いのかもしれません。しかし単語のスペル・エラーは結構あるようです。 特に多いのは、they'reとthereとtheir、らははとofの混乱だそうです。こう した間違いは結構あるかもしれませんね。しかし男子の水準が、女子と比べて かなり低いようです。

数学では14才でも少数とか割合とか分数が苦手な子供が多いということです が、これも全体的なレベルが記事だけからでは分かりません。まあ応用問題・ 説明問題が苦手なのは日本と同じのようですが、全体的に日本と比べると低い かなという感じがします。

3. 現代のアルカトラズ刑務所
'Alcatraz' opens in Milton Keynes

Milton Keynesに現代版アルカトラズ刑務所が出来るようです。イギリスの凶 悪な犯罪者50人がここに収容されることになるとか。テクノロジーを駆使した まず脱獄不可能な刑務所になるようです。

ここではMichael Sams とか Charles Bronsonのような殺人者が 社会復帰を めざして訓練をするようです。そのシステムはelectronic locking, closed- circuit television, visual and personal identification codes for access to all doors,などから成り立っているようです。トイレや流しもステ ンレスだし、鏡はPerspex打そうです。これは辞書によれば、飛行機の風防ガ ラス用の透明アクリル樹脂ということですから、安全ですね。ベッドやテーブ ルも工夫されている。

Charles Bronsonがいつ凶悪犯人になったかは知りませんでしたが  (^^;  、どうやら彼が演じたイメージが強いからでしょうか、deed pollによって こんな風に実際に改名した人物が入るようです。この人は刑務所に入ってから 犯罪を犯し続けている。看守への暴行20回、人質事件10回。その中には人質を 食べてしまうぞ、と脅かしたのも入っているようで、タイソンどころではな い。さらに屋上での抗議活動が2回ですが、この時の損害が50万ポンドとあり ますから、1億円の被害です。手当たり次第に破壊しても、ここまではならな いと思うけれど、とにかくここの数字だけでも、刑務所当局が手こずっている のは分かります。他の収容者もいわばイギリス全国から選ばれた粒ぞろいが送 られるようです。

4. 1918年のインフルエンザに手がかり
Arctic corpse clue to 1918 flu disaster

北極で80年間永久凍土層に埋まっていた死体が今世紀最悪の惨事を人類にもた らしたインフルエンザ・ヴィールスの解明の鍵になるかもしれない。今年のイ ンフルエンザもあまりたちはよくないようですが、この1918年のスペイン風邪 はものすごかったらしい。世界で2000万人以上が死亡した。地球上の全人口の 3分の1に感染した。

このヴィールスはどうやら豚に感染するものでは古くから知られているものの 1つのようですが、それがなぜ致命的になったのか。どうも動物本来の病気が 人間に移ってくると危険なようです。1918年のインフルエンザは、奇妙なこと に老人や子供よりも健康な若者の方が感染したようです。

香港のbird flu騒ぎはどうやら治まっていますが、まだこれからもいくつかお かしな病気が流行ってきそうです。



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