Sunday Times 1/25


昨日久しぶりに感想を書き上げたら、行揃えの段階でMACがfreezeしてしまい ました。かなり長い文章だったのでがっかりしましたが、気を取り直して今日 から少しずつUPしてみす。それとこの間、私のMACも少し調子が悪い。シス テムの再installなどをやりましたが、今でもひらがなの「ろ」とテープの「 ー」のkeyが打ち出せません。文字変換も速くなった代わりにどこか違ってい ます。そういうわけで変換がめんどくさいときには変なところで、英語が入っ ていますが、これは「ろ」と「ー」が絡んでいるところだと了承して下さい。 他のkeyでなくて(あまり使わないkeyで)助かってはいますが。

The Sunday Times 1/25のWorldからです。今週は、TIMEもUS Newsもそして多分 Newsweekもクリントン一色でしょうが、他の記事の感想を簡単に書いておきます。

1. Clinton: sex with 'hundreds of women' 
New claims raise pressure on president to resign

このタイトルだけは、日本ではあまり報道されていないようですが。

2. Sex, lies and gifts from the 'creep' on Lewinsky tapes
Transcript of Lewinsky tapes released on the Internet last night by Newsweek magazine

Newsweekが最初にInternetで報じたとされる、Monica LewinskyとLinda Tripp のテープの内容です。多分今週号のNWには詳しく載っているのでしょう。

3. Mugabe's unwanted 'palace' taunts Zimbabwe food rioters
House becomes potent symbol of gulf between veteran Marxist and impoverished people

ジンバブエのムガベ大統領とその妻Graceの贅沢な暮らしぶりに非難が集中し ているようです。ムガベはGraceと1996年に結婚しますが、そのときfirst ladyのために家を贈った。これがGracelandとも言われるもので、経済不振で あえぐ国民の目から見たらとんでもないものらしい。32の部屋を持つ煉瓦づく りの家のようですが、周囲は3軒の使用人達のコテージがリング状に囲み、中の 様子を外からうかがい知ることは出来ない。100万ポンドということですか ら、大したこと無いかなとも思いますが、ジンバブエの現状からしたらとんで もないのでしょう。1979年から政権の座にあるムガベとしても、例えばWhy should one family milk our resources?というような批判の声が出てきてい るようです。

4. Botha 'ordered London bombing'
South African major admits taking part in attack

南アのボサ元大統領は、はたして真実和解委員会(TRC)の追求の手を逃れるこ とが出来るのか。あくまでもTRCに対して自分はなんら責任はないと言い張っ ているボサに新しい事実が次々に出てきている。今回は1982年Londonで起きた ANC本部にたいする爆弾事件の責任が問われている。その実行犯たる南アの情 報部員が真相を話し始めた。他にもボツワナ、ザンビア、ジンバブエでの爆弾 事件も同様に当時の南ア指導部が関与している疑いが濃い。82才のボサは相変 わらず強気のようですが、どうなるのでしょうか。

5. Wounded animals at bay in Kabul's zoo of horror
Prospects for survival grow bleaker by the day

アフガニスタンのKabulの動物園の悲惨な状況の記事です。タリバンの首都制 圧以来、動物園職員達の懸命の努力もむなしく、益々悪化している。かつては 92種の動物を有し、学術研究上も重要だった動物園は今では荒れ放題のようです。前線か ら休暇で首都に帰ったタリバン兵士にとって動物園はお気に入りの場所だそう です。雪つぶてや石を動物に投げては憂さをはらせるからです。 (^^; 多 分このままでは今でも19種しかいなくなった動物園から動物達がいなくなるの はそんなに遠いことではないかもしれません。

6. Castro's men panic amid Pope-mania
Decision to invite leader of Roman Catholic Church puts militant revolutionaries on edge

John Paul II法王はCuba各地で熱烈な歓迎を受けているようですが、はたして 今後のCubaにどんな影響を与えるのか。Castroは生き残れるのか。Cubaは社会 主義から無事に軟着陸できるのか。確かなことは、今回の法王の訪問をきっか けにCuba社会が「訪問前」と「訪問後」に分けられ、はっきりとした変革が起 きるということ。

7. Trail of lost boy leads to Bogota sex rings
Sex industry said to employ more than 20,000 boys and girls

スペインの山中で学校の旅行中に行方不明になった12才の少年は、本当に大西 洋を超えたColombiaまで連れ去られたのか。今やColombiaは児童売春の中心地 になった。全国で2万人、首都のボゴタだけで7000人の少年少女達が性産業に 従事している。ペドファイル達は、観光客としてフランス・Belgium・チェコ などからからやってくる。実際に少年がColombiaに連れ去られたかどうかはま だ不明なようですが、どうも似たような運命の少年少女も多いようです。

8. Iraqi assassins killed Jordan eight
Saddam's eldest son suspected of being behind the savagery

裕福なイラクのビジネスマンとその家族など7人がヨルダンのアンマンで暗殺 された。朝日でも簡単に報道されていましたが、イラク反体制派の仕業と書か れていたと思います。しかしどうも違うようです。フセインの長男ウダイの指 図による公算が強い。その残虐な殺害方法は目を覆いたくなるものであったら しい。

犯人達は居合わせた8人の男女を全員殺害したと思ったようですが、奇跡的に1 人だけ生き残った。殺害のtargetはイラクの大富豪の一人Namir Ochiにあった ようです。彼はHussein Kamelの財産を管理しているとウダイから疑われた。 Kamelはフセインの長女と結婚し、国外に亡命したが、許してもらえるとして 95年にイラクに帰国して 殺された人物。その財産はドイツの口座にあったら しいが、消えてしまった。彼の赦免の条件としてこの財産の一部返還も条件だ ったらしい。しかし殺害現場に立ち寄ったイラクの代理大使も殺しているよう ですし、犯人としては犯行が誰の仕業であったかを隠し通せる自信もあったら しい。

ヨルダン政府は公式的には政治的背景はないと言っているようですが、両国の 関係は最近緊張が高まってきていた。今回の事件もイラクからのmessageと受 けとめる国民もいるようです。

9. Saddam's secret yacht passion
Custom-built vessel described as floating palace

フセインの一番大事な財産は特別注文製のフィンランド製のヨットだとか。 394feetの長さで、12000馬力のエンジンを備え、7359トンもあるこのヨットは 1982年に作られたようです。200人の客を収容できる 応接室を持っているよう ですから豪華ですが、先週ようやくその詳細が明らかになったというのも不思 議と言えば不思議。今までどこに隠していたのでしょうか。(^^;

10 US poised for strike against Baghdad
Military action now likely within weeks, Clinton and his national security advisers conclude

どうもクリントンは本気でイラク攻撃を考えているようです。しかし彼の支持 者は例によってイギリスだけ。フランスもRussiaも、中国も反対している。そ れにクリントンのスキャンダルは今強硬政策を取ったらとやかく言われるでし ょうから、なかなかしづらいかもしれません。

11. Russian grannies sell their drugs
Painkillers and anaesthetics bought by addicts too poor to afford heroin

Russiaの麻薬密売人に老人が目立ってきた。年金の価値は下がる一方だし、そ の年金さえも未払い状態では麻薬でも売らなくては生きていけないのでしょう か。彼らの売る薬は鎮痛剤・睡眠薬・麻酔剤も含んでいるようで、普通の売人 より良心的にと言うか、安く売っているようで、買う人もheroinなどを買えない 貧しい人が多いとか。老人売人は堂々とこの仕事に従事しているようです。

年金が月に平均30ポンドなのに対し、麻薬を売れば1日に150ポンドも稼げるよ うですから、たしかに魅力的ではあるのでしょう。警察も取り締まりにはやっ きになっているようで最近10人の老婦人達が3年の刑を受けたようです。それ でもある警察署には1日に50人もの老人売人が補導されてくる。彼らは30ポン ドの罰金を払えば、数時間後には釈放されるようですから、あまり効き目はな いようですね。このへんはいくら懲らしめに一部のものを罰しても効き目はな いということです。社会が安定してこなければ無理でしょう。

12. Bankrupt Thais beg Buddha for help
Many bewildered and depressed by economic slump

タイの記事はあいも変わらず厳しい。自殺する人も多いようで、いままで順風満 帆だった人にとっては厳しいのでしょう。しかし24才になるNongnuj Mafakon の場合は信じがたい。数分前に(!!!)知り合ったばかりの失恋男と手に手をと って駐車場の屋根(?car park roof)から飛び下り自殺した。彼女の兄によれ ば、卒業後職に就けなかったのを苦にしてということのようですが、これには タイ人もショックを受けた。しかしあり得ることだ ろうか。

こうした社会情勢では、人間に頼っても仕方がないから、田舎の親戚や仏様に でも頼 ろうという気持ちは分かります。しかし現在が最悪かどうかはまだ分 からないし、みんな生き残るために必死らしい。

13. French ghetto scoffs at bid to aid youths
'Local security contracts' involve state, town halls, schools and police

フランスの失業青年が引き起こす社会混乱は以前として続いているようです。 政府はlocal security contractsなる運動を始めたようです。政府や地方自治 体、学校それに警察が一体となってこうした若者が引き起こす社会混乱に対処 しようというわけですが、失業問題を解決しない限り根本的解決にはならな い。若者の4人に1人が失業している現状が続く限り、改善は望めない。失業問 題の解決策として週35時間の労働時間を定める法案も用意した。しかしはたし て効き目があるかどうかは分からない。

14. Inside New York - Tony Allen-Mills
Folk icon faces a Broadway roasting; Trump's write-off; Untrue tale flushed out

New York情報。Paul Simonと彼のCapemanの話し。大富豪Donald Trumpが怒り 狂っている話し。NY警察で虐待されたハイチ人移民Abner Louimaの話し。等々 です。



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