English教科書の世界

最終訂正日 97年9月10日


アメリカの学校で使われている教科書を少し持っています。English関係、数学関係、社会科関係、その他にわけてみます。

97-9-9


  1. 小学校English教科書。(Merrill)
    Literature Plus! (A B1 B2 X D E Fの7冊) AからB2までは問題集が別に3冊。

  2. 中学校文法教科書
    Grammar and Composition (Part OneからThreeまでの3冊) 解答が書き込んでいるのが3冊。

  3. 中学生用副読本English 全6冊
    A4変形の大型本。いずれも200ページくらいで、Text2p, 問題2pの4ページから成り立っている。Vocaburaly, Comprehension:Details, Comprehension:Ideasの3部から成り立っている。 他に全く体裁が同じ解答集が6冊。このシリーズには有名人の話が出てくることもあるが、スポーツ選手や現役の政治家も多い。歴史上の人物は、ほとんどない。話題は豊富で、けっこう面白いし、登場人物がWASPを中心とする、白人ばかりではなく、少数民族系が多い日系の主人公も、1冊に1・2回は出てきたように思う。
    このシリーズでも、1と6のレベルは違うらしいのだが、私にははっきりとは分からなかった。

  4. 中学・高校生用文法教科書 全6冊(Prentice Hall)
    がっしりとした装丁で、分厚い。最初の6から最後の12まで、構成はほとんど同じ。内容が少しずつ高度になっているようだ。全7冊は、表紙の色と厚さが違うだけで、TITLE名も同じ。何学年用かを表す文字はない。どれか1冊だけ読めばいいような気もする。少なくとも、全部を毎年勉強するようなものではないように思う。6(多分6学年用。TITLEには書いてない。裏表紙に分からない程度に書いてある。)は590ページ。12は912ページの厚さがある。例題も豊富だが、説明が非常に豊富である。

  5. 中学・高校用英語テキスト(全8冊)Prentice Hall
    この豪華なシリーズがどんな使われ方をしているかしらない。1冊のページ数も多いし、これを個人用にそろえるのは不可能な気がする。アメリカの教科書の場合、備え付けで比較的長く使うと聞いたこともあるが、たしかにこれを見ていると、それもうなずける。大人が読んでいても楽しくなる。原則として、省略はしていない。作品の全部を載せている。この完璧主義はみごと。当然長編作品は、1冊に1塚2つになるが、注釈はついているし、丁寧な解説もついているから、ペーパーばっくで読むよりはるかに読みやすい感じだ。それぞれの作品の筆者のPORTRAITを含め、豪華なカラー写真・絵画があちこちについているのも楽しい。巻末にはいずれも、writingなどの手引きや、語彙がついている。A4判変形。

    次に各本の中に収録されている主な長編作品だけを書いておきます。なお、( )は本文のページ数。
    1. COPPER(793) 
      長編はNatalie BabittのTuck Everlasting.約70ページ。
    2. BRONZE(884)
      Wilson RawlsのWhen the Red Fern Grows 約140ページ。
    3. SILVER(860)
      John SteinbeckのThe Pearl。約50ページ。いろんな作家の作品案内もついている。他にthe Diary of Anne Frankを脚色したFrances Goodrich and Albert Hanckettの戯曲が載っている。約74ページ。
    4. GOLD(1054)
      Charles DickensのGreat Expectation。さすがにabridgedだが、約200ページ。ShakespeareはThe Tragedy of Romeo and Juliet. 約100ページ。
    5. PLATINUM(1024)
      John KnowlesのA Separate Peace 約120ページ。Shakespeare作品はThe Tragedy of Julius Caeser。約120ページ。
    6. THE AMERICAN EXPERIENCE(1400)
      アメリカ文学の概要を知るのに便利。多分、これを読み通せばまずは普通のアメリカ人よりはアメリカ文学については詳しくなるだろう。作品はアメリカの作家で知られている人は全部でいる感じである。一応一番長そうなのは、Arthur MillerのThe Crucible。約90ページ。
    7. THE ENGLISH EXPERIENCE(1461)
      アメリカ文学の説明に同じ。ShakespeareはMacbeth。約80ページ。もちろん彼の他の作品の解説もいろいろある。他にGeorge Bernard Shaw のPygmalionが載っている。約90ページ。映画My Fair Ladyの原作。
    8. WORLD MASTERPIECES(1442)
      表紙は歌麿の浮世絵。日本文学も、いろいろ紹介されている。たとえば500 BCからAD1890の日本文学として、60ページ以上費やしている。ShakespeareはTempestを載せている。約75ページ。

  6. Speechの本。
    1. Communication (Allyn and Bacon)
    2. Speech (Prentice Hall)


感想はこちらに・・・YHJ00031@niftyserve.or.jp
Internetの場合は・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


ホームページに戻る 

蔵書のホームページに戻る