The Loop (YUKO)


少し前にロバート・レッドフォード監督/出演の
「モンタナの風に抱かれて」(原題:「Horse Whisperer」)
という映画があったのですが、
その原作者(ニコラス・エヴァンス)が書いた別の本を読みました。
「The Loop」という本です。
やはり舞台はモンタナ州。
牧場主の集まる小さな町にやってきた
連邦の狼保護活動をする生物学研究生の話。
牧場主が多いということは当然みんな彼女の敵なわけです。
そんなところに恋愛に敗れたばかりの29才の女性がやってきて・・・
という…まぁ、ある意味よくある話、といえばよくある話かな。
でもなんだか読んでいてその主人公に自分を
重ね合わせてしまった私でありました。
精神的に辛い時だったからなんだか癒されたカンジです。
本を読んで満足感って良くあるけど、
「癒される」っていうことは数少ないのでなんだか嬉しかったわ。

あ、癒されるといえば、ダイヤモンド社が出した大人のための絵本
「青い月の物語」にはとっても癒されました。
青を基調にした画集と淡々とした「詩」の組み合わせがすごく素敵です。
ダイヤモンド社が何故?って思ったけれど(苦笑)

Ann Riceについて。

ひょっとしたら女性の方がA.R.好きな人、多いかもしれません。
どの作家の者を読んでもそうだとは思うのですが、
この間3冊立て続けに彼女のものを読んでから
ニコラス・エヴァンスのを読んだら・・・
慣れるまでにものすごい時間がかかってしまいました(苦笑)
でもアン・ライスの文章はすごく・・・
なんというか…やっぱり妖しげなのかしら。
官能的、というのが正しいのかもしれませんね(笑)
最近発見したのは彼女のストーリーの人物は
男性はあくまでも女性的であり、女性は大変男性的であるということ。
ひょっとしたら物を書くときには少なくとも主人公は
そうあるべきなのかもしれませんね。
ちょっと次のストーリーを書くときは考えてみようと思いました。



感想はこちらに・・・・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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