Title :LONG AFTER MIDNIGHT by IRS JOHANSEN
Publisher :Bantan Books(430pages) US$6.99
Content :
3年前に離婚した遺伝学者のKate Denby29歳はGeneChemに勤めて
いて、9歳の息子のJoshuaと義母のPhylissとDandridge,Okulahomaに住んでい
る。J.and S.Phaemaceuticalsの社長のNoah Smithからの電話で開発中の
アルツハイマー、AIDSやがんの特効薬〔RU2〕を完成するために参加を要請される。返
事をしかねている間に妨害をたくらむ他の製薬会社のRaymond Ogdenによって
Noahの工場が爆破され90人以上の死者が出る。これは実はKateを狙ったもの
だとNoahから聞かされて家族を守るためにNoahに協力することを決心する。
Noahに雇われた用心棒のSethの助けでOgdenのつかわしたIshmaruの執拗な追撃
を、隠れ場所を変えながらかわす。その間も研究を続けて完成させる。一方
Ogdenは上院議員に遺伝子研究を規制する法案の提出を働きかける。Kateと
Sethは新薬を公表するが、居場所が知られIshmaruの脅威が大きくなる。ある
晩Ishmaruから電話を受けたKateは呼び出しに応じて出かけていくが...
Impression:
最初から最後までKateがIshmaruに追いかけられて、周到な隠れ家
に居てもSethに守られていてもずっと恐怖から抜け出られない...怖いお話
でした。自立した女性であるKateも父親のような暖かさで接してくれたNoahと
誠実なSethによって愛情豊かに成長していく姿が印象的でした。
例によって初めて読む作者の英語に慣れるのに少し時間がかかりました。後半
の展開が特にspeedyで面白かったです。
P.S.
今月の下旬に「ベルギー・オランダ」のツアーに参加する予定があり早めに読
みました。来月は「AIRFRAME by MICHAL CRICHTON」を読むつもりですが..