A Time To Kill


読書レポート
Title :A Time To Kill
Author :John Grisham
Publisher :Arrow
Page :515p
Price :£4.07

Content:
Mississippi,Ford County,Clantonで黒人で37才のCarl Lee Haileyは10才の娘のTonyaが白人のBilly Ray CobbとPete Willardにレイプされた後、木に縛られ乱暴されます。犯人の2人が逮捕され、その保釈金審理の日に裁判所に忍び込んで2人を射殺してしまいます。この弁護をすることになったのが30才の弁護士Jake Briganceで妻のCarlaと4才娘のHannaがあり、street lawyer(貧乏人の味方)であることに誇りを持っています。同業であり友人のLucienとHarry Rexの助力を得て、自宅前で十字架が焼かれたり、銃でねらわれたり、自宅が放火で焼失するという数々のK.K.K.の脅しに会いながらも、Carl Leeの無実のために戦います。黒人のための教会が先導してCarl Leeの救援活動が 始まり、裁判が開かれている間大勢の黒人のデモ行進が裁判所前で行われます。事件が起きて2カ月後、10人の女性と2人の男性全員白人の陪審員によって判決が出されます。

Impression:
John Grishamの本は”The Client""The Rainmaker"についで3冊目ですがどれも読みやすくて、早く先が読みたくなるほど展開が面白いです。これは著者の最初の本でなかなか映画化の許可が下りなかったそうですが”評決のとき”の邦題で公開されました。が私はまだみていません。ここに来ないのです。特に面白かったのは陪審員の選び方です。リストの中から検察側と弁護側の同意で選ばれる過程については知りませんでした。またvemue trial(裁判が行われる場所を決める)も双方にとって大事なことであることなど興味深かったです。

97年3月2日   帯広市 中川千代子



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