Pieces of Justice(Short Stories of Suspense)


reading groupの皆様
   明けましておめでとうございます。
   今年もよろしくお願いいたします。

12月のレポート
Title :Pieces of Justice(Short Stories of Suspense)
Author :Margaret Yorke
Publisher :Warner Books
Page :309
Price :$5.99US

Content :
短いものは5ページ長いものでも15ページ位の全部で23編の短編集からなります。様々な状況の様々な場所で様々な人間関係にある人々がある意図を持って事件を起こしたり、思いがけず事件に巻き込まれたり、事件が予期しない結果に終わったりします。なかでも印象に残ったものをあげてみます。
 The Liberator...観光ツアーで男にまつわりついている未亡人に同情した私は男を殺す。またほかのツアーでは腹立たしい他人の奥さんを岩から突き落とすが、完全犯罪を確信していたが、ある日先の未亡人が訪ねてきて...
 The Reckoning...Ellenは長年不満を抱いていた70歳の夫を殺そうと計画するが...
 A Time For Indulgence...長い間虐待され続けた従順な妻は...
 The Fig Tree...私と結婚したBernardは20年後ある避暑地で恋人だったTeresaと再会して20年前の私の嘘を知る...
 Means to Murder...母はインドでかかった病がもとで死ぬ。その半年後父はMrs.Foxと再婚、50年後オーストラリアで成功した私は父の死後母の屋敷を手に入れたMrs.Foxの企みを突き止める。 

Impression:
長い間不満を持ちながら夫婦関係を保ってきた夫や妻が殺人を決意する話は身近でいかにも起こりそうな怖さがあります。そのために二人の夫が偽装誘拐を計画して妻たちから逃げる話も出てきます。ミステリーの短編集を読んだのは初めてですが結果がすぐわかる反面動機などがわかりにくい面もありました。どちらかと言えばやはり長編が好きです。

帯広 中川千代子



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