Yumiのミステリー読書日誌 2005年5月 No.1


2005-5月

5月1日(月曜)から読み始めて2日(火曜)に読み終わったのが「突然の災禍 」 (ロバート.B.パーカー著 ハヤカワ文庫)です。これはスペンサーシリーズ です。 面白かった。

物語りはスペンサーの恋人のスーザンの元夫ブラッドがセクハラで訴えられまし た。 スーザンは悩んだ末スペンサーに助力を求めました。調査を開始したスペンサー に対 し、訴えられた本人のブラッドは容疑を否定して弁護士を雇おうともしません。 一方 訴訟を起こした女性は法曹界の大物を夫に持ち、万全の構えでした。やがてスペ ンサー の元へ調査を止めるように脅しをかけて来た男達。

3日(火曜)に読んだのが「クライムウェイヴ」(ジェイムズ エルロイ著 文 春文 庫)です。面白かったです。 ただこれは中編が3本とエッセイですので、内容 は割 愛します。

4日(水曜)に読んだのが「古い骨」(アーロン エルキンズ著 ハヤカワ文庫 )で す。これはハヤカワミステリアス プレス文庫で前に出版されたものがハヤカワ 文庫 で再版となったものです。私もこれを読むのは2回目ですが、面白かった。おす すめ。 スケルトン探偵 オリヴァーシリーズです。

物語りはレジスタンスの英雄だった老富豪が自分の屋敷に親族を呼び寄せた矢先 不慮 の事故で亡くなります。数日後その屋敷の地下室から第二次世界大戦中の物と思 われ る人骨の一部が発見されます。フランスで開催された科学捜査会議に講師として 招か れたスケルトン探偵ことギデオン オリヴァー教授が警察から依頼され人骨を調 べ始 めます。ところが今度は親族の1人が一同が集まっている中で毒殺されます。犯 人の ねらいは?また発見された人骨はだれ?

5日(木曜)に読み終わたのが「編集者を殺せ」(レックス スタウト著 ハヤ カ ワポケットミステリ)です。これは探偵ネロ ウルフシリーズです。面白かった 。

物語りは事故死した娘は殺されたのではないかと考える父親がネロ ウルフを訪 ねて きました。その娘は出版社に勤める編集者で亡くなった晩はアーチャーという作 家と あう約束をしていたというのです。アーチャーとは誰か?

6日(金曜)に読んだのが「殺人展示室」(P.D.ジェイムズ著 ハヤカワポ ケッ トミステリ)です。面白かった。

物語りはイギリスのハムステッドヒースに有名な殺人事件を扱うユニークな私設 博物 館があります。その博物館で実際に殺人事件が発生。理事で創立者の息子が車ご と焼 き殺されました。しかもその状況は博物館にも展示されている自動車炎上殺人事 件に 酷似していました。有名事件の模倣犯罪か?それとも?

7日(土曜)に読んだのが「紐と十字架」(イアン ランキン著 ハヤカワ文庫 )で す。リーバス警部シリーズ第一作です。面白かった。 お勧め。

物語りはリーバスの元に結び目のついた紐とマッチ棒で作られた十字架といウ奇 妙な 品物が送られて来ました。別れた妻が嫌がらせに送って来たのか?そしてエジン バラ の街では連続少女誘拐事件が発生。その捜査にかかりっきりになるリーバス。そ して またもや彼の元に差出人不明の手紙が。。。

8日(日曜)に読んだのが「しっかりものの老女の死」(ジェイニ− ボライソ −著  創元推理文庫)です。面白かったです。これはコーンウォールミステリ第2作 目

物語りはしっかり者の老女ドロシーが死にました。警察は自殺と断定しましたが 、親 しかったローズは納得できません。ドロシーの無念をはらす為にも1人で捜査し 始め たローズ。はたして犯人は誰なのか?

9日(月曜)から読み始めて10日(火曜)に読み終わったのが「ヴェネツィア 刑事 はランチに帰宅する」(ダナ レオン著 講談社文庫)です。これは警視ブルネ ッティ シリーズ第2作目です。以外と面白かった。

物語りはブルネッティの妻で大学教師のパオラのところに教え子の女子学生が「 亡く なった人が生前受けた罪を撤回する事は可能だろうか?」と尋ねてきました。パ オラ は教え子を夫に引き合わせます。その少女の祖父は戦前ファシスト政権に取り入 り権 力を濫用して美術品コレクションを手に入れた悪名高い人間でした。ブルネッテ ィは 個人的興味を持ち密かにかれの身辺を探り始めますが、その孫である少女は刺殺 され てしまいます。祖父がだまし取ったという美術品コレクションが原因なのか?



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