Yumiのミステリー読書日誌 2005年3月 No.3


2005-3月

20日(日曜)から読み始めて21日(月曜)に読み終わったのが「モンスター 」 (ジョナサン ケラーマン著 講談社文庫)です。これは臨床心理医アレックス シリー ズ12作目。面白かった。おすすめ。

物語りは咽が切り裂かれ、目を切り刻まれた女性の死体が発見されました。被害 者は カリフォルニア州の外れにある病院の心理医クレア アージェント。刑事マイロ と共 に病院を訪ねたアレックスは外部から隔絶され、外出する事もできない患者が殺 人予 告していた事を知ります。しかしクレアの事を調べれば調べる程、彼女が何故そ の病 院で働く事になったのかわからなくなります。はたして犯人は何の為に彼女を殺 した のか?

22日(火曜)から読み始めて24日(木曜)に読み終わったのが「もつれ」( ピー ター ムーア スミス著 創元推理文庫)割と面白かった。 物語りは父親がパイロットだった為にパイロットと名付けられた次男、そして脳 外科 医の長男のエリック。彼らには妹がいたのですが20年前7歳で行方不明となり まし た。そして今もって生死不明の状態が続いています。その妹の行方不明後パイロ ット は都合失調症となりました。パイロットの担当した女性サイコロジストのキャサ リン は、パイロットの病気の原因は妹の事件に関係していると思い、調査し始めます 。も つれた糸がだんだんとほぐれいていくと、意外な事実が。妹は生きているのか?

25日(金曜)から読み始めて26日(土曜)に読み終わったのが「レッドライ ト (上、下)」(T.ジェファーソン パーカー著 講談社文庫)です。面白かっ た。 お勧め。これは女刑事マーシーシリーズの第2作め。できれば第一作「ブルーア ワー」 (講談社文庫)から読んで下さい。

物語りはマーシーが任されたのは19歳の娼婦惨殺事件。ところが容疑者に浮か んだ のは、マーシーの恋人でもある同僚刑事のマイク。マイクの容疑をはらそうとお もい きや何とマーシーの供述のために連行されてしまいます。物的証拠はなく状況証 拠だ けではあるがかなり黒に近い容疑者。その一方で上層部から与えられた迷宮入り 寸前 の殺人事件の操作。丁度マーシーの父クラークが刑事として働いていた次期の事 件。 封印されたはずの組織の暗部へマーシーは知らず知らず巻き込まれていく。はた して マイクが本当に殺したのか?そして迷宮事件の犯人は?

27日(日曜)に読んだのが「我が輩はカモである」(ドナルド.E.ウエスト レイ ク著 ハヤカワ文庫)です。おすすめ。大爆笑間違いなし。ただし一応ミステリ ーで す。 物語りはフレッドは人を信じやすいせいか詐欺にあっていつも騙されてばかりい ます。 そんな彼のもとに伯父の遺産が転がりこんできます。そのとたん普段付き合いの ない 親戚連中に金をせびられ、見ず知らずの女性に言い寄られ。。。。さらには遺産 を狙 う暗殺者に命を狙われるはめに。果たしてかれの運命は?

27日(日曜)から読み始めたのが「黒い天使」(コーネル ウーリッチ著ハヤ カワ 文庫)です。1943年に書かれたミステリーの名作の再新訳です。

物語りは夫が浮気していて別の女の元に走ろうとしている事に気がついたアルバ ータ。 彼女は夫の愛人と話し合うつもりで愛人の家に行きます。ところが何と愛人は既 に何 者かに殺されていました。彼女は逃げ出しまして家に帰りますがなんと夫に殺害 容疑 がもたれてしまいます。夫の無実を信じる彼女は真犯人を捜す為に残されていた 手が かりを追って捜査し始めます。果たして犯人は見つかるのか?

28日(月曜)から読み始めて29日(火曜)に読み終わったのが「カナダ生き 生き 老い暮らし」(サンダース 宮松敬子著 集英社文庫)です。面白かった。 これはミステリーではありません。

物語りはカナダ人と結婚していた著者の母親がナント67歳で娘夫婦が住んでい るカ ナダに移住して72歳から一人暮らし(もちろんカナダで)始めて22年間もカ ナダ で生活したのですが、そのお婆さんのカナダの生活を書いた本です。



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