Yumiのミステリー読書日誌 2005年1月 No.2


2005-1月

10日(月曜)に読み始めて12日(水曜)に読み終わったのが「焦熱の裁き」(D. L.ロビンズ著 新潮文庫)です。テーマとしては重いけれど、面白かった。お勧め です。

物語りは黒人のイライジャと白人のクレアの夫婦に待望の子供が授かります。生まれ てきた女の子は無脳症で生まれて10分後に息を引き取り教会の墓地に埋葬されまし た。ところが白人の教会の執事たちに純血以外は埋葬できないという理由で掘り出さ れ、別の墓地に埋められます。そしてその夜、教会が火事になり現場にいたイライジャ は拘束されます。さらに焼跡から保安官の娘の焼死体が発見されて。。。その中出の イライジャの裁判が始まります。無罪を主張するイライジャ。はたして陪審員の判断 は?

13日(木曜)から読み始めて15日(土曜)に読み終わったのが「地下墓地」(ピー ター ラヴゼイ著 ハヤカワ文庫)です。ダイヤモンド警視シリーズ6作目。 面白かった。

物語りは遺跡の地下で人骨が発見されます。鑑定の結果遺跡と同年代の物ではなく2 0年頃前の物とわかります。となると殺人事件? その骨の身元照合にダイヤモンド 警視は奔走していました。そして骨董商殺人事件を捜査中の主任警部が殴打されて昏 睡状態になり、殺人犯も追うはめに。捜査していくうちにこの2つの事件のつながり に気がつくダイヤモンド。はたして犯人を追い詰める事はできるのか?

16日(日曜)から読み始めて18日(火曜)に読み終わったのが「失われし書庫」 (ジョン ダニング著 ハヤカワ文庫)です。これは面白かった。お勧め。

物語りはRバートンの稀覯本を入手して一躍時の人となった古本屋のクリフ。その彼 の元にその本は私の書庫から盗まれたものがト主張する老婦人が訪ねてきます。彼女 の祖父はバートンと交流があり、祖父の書庫はは献本で埋めつくされていたというの です。ところが祖父の死と同時にだまし取られたというのです。彼女の頼みで失われ た蔵書の探索を始めた矢先、その老女が病死し、そして彼女がお世話になっていた家 の主婦が殺されます。元刑事のクリフ。はたして犯人を見つける事はできるのでしょ うか?

19日(水曜)に読み始めて20日(木曜)に読み終わったのが「復讐は聖母の前で」 (J.D.ロブ著 ヴィレッジブックス)です。これはイヴ&ロークシリーズの第6 作。前にも書いたと思いますが個人的には私このシリーズ好きなのです。これも人間 関係がよくわかりためにも1作めの「この悪夢が消えるまで」から読んで下さい。

物語りは無気味な男の声が通信機を通してイヴの耳に届きました。彼が提供した情報 を元に捜索した結果イヴが発見したのは無惨に切り刻まれた男の死体。そしてその男 の通信はその後も続きます。そしてイヴが現場にかけつけて発見するのは残忍な殺人 現場。そしてその被害者がみんなロークがアイルランドに住んでいたころの知り合い。 その証拠からはロークの忠実な執事のサマーセットを示しています。隠されたローク の過去。はたして犯人は本当にサマーセットなのか?それとも真犯人は?



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