Yumiのミステリー読書日誌 2004年10月 No.1


2004-10月

30日(木曜)から読み始めて10月1日(金曜)に読み終わったのが「名無しのヒ ル」(シェイマス スミス著 ハヤカワ文庫)です。これはミステリーではありませ ん。でもお面白かったです。

物語りの舞台はアイルランド。ある日イギリス軍にIRAのメンバーと決めつけられ 収容所送りにされたマイケル。収容所にはマイケルのような人間がおおぜいいました。 裁判の時にいくらメンバーではないと言っても認められず収容されている人間がほと んどです。収容所内部はまさにイギリス軍のやりたい放題。何人もの人間が脱獄を企 てますが成功した者はいません。そんな中で起死回生の大脱獄計画をたて、脱走を試 みます。はたして無事脱獄できるのか?

3日(日曜)から読み始めて5日(火曜)に読み終わったのが「狂信者の黙示録(上、 下)」(ダグ リチャードソン著 創元推理文庫)です。これはお勧めです。 面白かった。

物語りはカルト教団の信徒百人が集団自殺しました。しかし教祖のセローに選ばれた 十二人は死を免れ「この病める世界を安楽死させる」という使命を与えられます。そ して10年後、せろーは死刑宣告をうけて獄中に。しかし使徒たちは秘かに活動を開 始していました。標的は次期大統領と目される上院議員のサリヴァンの妻のグウェン。 一方グウェンはそんな事は知らずに、不妊治療の末念願かなって妊娠します。ところ がある日誘拐され拉致監禁されてしまいます。自分がどこに入るかわからない状態に なり不安になる一方で、臨月をむかえてしまいます。サリヴァンは妻の居所をさがし 出せるのか?

6日(水曜)に読んだのが「ああ、腹立つ」(阿川 佐和子ほか 新潮文庫)これは 「小説新潮」に連載されているコラムの文庫化です。コラム集なので内容は割愛。面 白かった。

7日(木曜)に読み始めて9日(土曜)に読み終わったのが「サム ホ−ソーンの事 件簿III」(エドワード D ホック著 創元推理文庫)です。これは短編集なので 内容は割愛します。デモ面白かった。



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