Yumiのミステリー読書日誌 2004年6月 No.2


2004-6月

10日(木曜)から読み始めて11日(金曜)に読み終わったのが「土壇場」(キャ サリン コールタ−著 二見文庫)です。これはサビッチ&シャーロックシリーズ3 作目です。このシリーズ面白いのでお勧めですがやはり大1作の「迷路」から読んで 下さい。

物語りはサンフランシスコの教会で懺悔を聞いていた司祭が殺されました。被害者は サビッチの部下のデーンの双子の兄。その鍵を握るのは唯一の目撃者のホームレスの ニック。ニックは彼女の身元を調べないのを条件に捜査に協力する事に。そんな矢先 事件がハリウッドのテレビドラマをもした連続殺人事件である事が発覚。誰が何の為 に司祭を殺したのか?

12日(土曜)に読み始めて13日(日曜)の医読み終わったのが「快楽通りの悪魔」 (デイヴィッド フルマー著 新潮文庫)です。まあまあといった所でしょうか。

物語りの舞台は1907年のニューオーリンズ。まだ人種差別があったころのアメリ カ。外見は白人ですが黒人の血を引く私立探偵ヴァレンティンが主人公。娼婦ばかり を狙った殺人事件が勃発。現場に黒いバラが残されています。被害者全員が死の直前 に彼の親友のバディとあっていて事がわかります。しかし子供のころからバディを知 る彼はとても親友が殺してとは信じられません。誰が一体娼婦を殺し回っているのか?

14日(月曜)から読み始めて15日(火曜)に読み終わったのが「シルミド」(キ ム ヒジェ著 角川文庫)です。これは角川文庫版とハヤカワ文庫版と2種類出てい ると言う事を買ってから気がついたのです。ちなみにハヤカワ文庫の方が原作みたい です。角川は映画の小説化のようです。ということで映画になっているので内容は省 きます。

16日(水曜)から読み始めて17日(木曜)に読み終わったのが「女検事補サム  キンケイド」(アラフェア パーク著 文春文庫)です。面白かった。

物語りは13歳の少女がレイプされ首を絞められたが、一命を取り留めました。少女 の証言で容疑者を逮捕、地方検事補のサムは勝利を確信します。ところが被告の巧み な法廷戦術で検察側の証拠が次々と崩されていきます。一見して単純レイプ事件に思 われたものが、徐々に難しいものにと変化していきます。はたしてサムは裁判に勝て るのでしょうか?

18日(金曜)に読んだのが「蜘蛛の微笑」(ティエリー ジョンケ著 ハヤカワ文 庫)です。面白かった。これはお勧めです。

物語りは三つの話から構成されています。

一つ目、有名な外科医のリシャールは、他の男に鞭をうたれたり、激しく犯される愛 人の姿を眺めるのが好きです。愛人はリシャールの家に住んでいるのですが彼女の部 屋は何故か外から鍵がかかるようになっています。 2つ目銀行強盗は過って警官を殺害してしまいました。彼の完全な逃亡手段とは? 三つめ。若い男が拉致されて、監禁されます。男は監禁者を「蜘蛛」と密かに名付け ます。蜘蛛から逃れる手段はあるのか?

19日(土曜)から読み始めて20日(日曜)に読み終わったのが「ワイオミングの 惨劇」(トレヴェニアン著 新潮文庫)です。まあまあと言った所でしょうか。ウエ スタンが好きな人にはいいかもしれません。

物語りは二十世紀になる少し前、州に昇格して間もないワイオミングが舞台。寂れた 鉱山街にひとりの若者が辿り着きました。両親と死に別れた若者は半端仕事をしなが らこの町に住むようになります。時を同じくして刑務所から3人の凶悪犯が脱走しま した。そして彼らが向かった先は。。。。



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