Yumiのミステリー読書日誌 2004年5月 No.2


2004-5月

10日(月曜)から読み始めて13日(木曜)に読み終わったのが「グ−ル(上、下)」(マイケル スレイド著 創元推理文庫)です。最初はあまり面白くないと思ったのですが、徐々に引き込まれていきます。

物語りの舞台はロンドン。「下水道殺人鬼」「吸血殺人鬼」そして「爆殺魔ジャック」等複数の殺人鬼があばれまわるロンドン。ニュースコットランドヤードでは特捜部を設置して女性警視正のヒラリー ランドをトップに起きます。一方麻薬密売事件を追うカナダの騎馬警察警部補チャンドラーは手がかりをたどり「グ−ル」というろックバンドに辿り着きます。やがてバンドの周辺で殺人事件が。。。そしてその事件のために彼はアメリカへ。やがてヒラリーとチャンドラーは共通の犯人を追っている事に気がつき。。。

14日(金曜)に読み始めて19日(水曜)に読み終わったのが「荊の城」(サラウォーターズ著 創元推理文庫)です。いつもあえて現代ものしか読まないのですが、これは19世紀なかばの話でした。おもしろかった。おすすめ。

物語りは19世紀のなかばのロンドンが舞台。十七歳の少女スウは下町で盗品の売買をしている家で育ち、本人はスリをしていました。そんなスウの元にあるひ顔見知りの詐欺師からある計画を持ちかけられます。その計画とはとある令嬢をたぶらかして、結婚して、その財産をそっくり奪い取るというもの。スウの役割はその令嬢の新しい侍女。そしてスウはその令嬢が住む辺鄙な地に建つ城館にいきました。そこに住んでいるのは彼女の伯父と使用人たち。その令嬢とスウは同い年で親しくなるのも当然でした。そしてあるひ計画は実行され。。。。



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