Yumiのミステリー読書日誌 2004年4月 No.3


2004-4月

20日(火曜)に読み始めて21日(水曜)に読み終わったのが「戦慄の眠り(上、 下)」(グレッグ アイルズ著 講談社文庫)です。無気味な話ですが面白かった。

物語りは戦場カメラマンだった亡き父の後を次いでカメラマンになったジョーダンは、 取材先の香港の美術館で偶然連作絵画「眠れる女」を見て額然とします。というのは その一枚に行方不明の双児の妹のジェーンの裸体が描かれていたからです。妹の手が かりを捜すジョーダン。ようやく手がかりとなるべくニューヨークの画商を訪ねたジ ョーダンですが、放火で画商は殺され彼女自身殺されそうになります。妹を捜す為に 事件の舞台となったニューオーリンズに向かうジョーダン。はたして妹は見つかるの か?

22日(木曜)から読み始めて23日(金曜)に読み終わったのが「サスペンスは嫌 い」(パーネル ホール著 ハヤカワ文庫)です。スタンリー ヘイスティングシリー ズ13作目です。面白かった。お勧め。ところでサスペンスとミステリーの違いとは ミステリー小説は一人称で書きサスペンスは三人称で書くそうです。

物語りはスタンリーのところの有名サスペンス作家の妻が相談にきました。電話で脅 迫をされているとのこと。気弱なスタンリーは引き受けないつもりでいたのですが、 1日500ドルという高額報酬につられて引き受けてしまいます。その謎の脅迫電話 は電話番号を変えてもかかってきます。しかもその番号を知る人間は限られていて関 係者に事情を聞けばすぐ犯人はわかるとおもい、関係者に話をき気に入った相手が殺 され。。。。

24日(土曜)に読み始めて25日(日曜)に読み終わったのが「背信の海」(ルア ン ライス著 集英社文庫)です。割と面白かった。

物語りはジョンはコネチカット州の小さな町で少女連続殺人事件犯人の弁護人をつと めています。男手一つで2人の子供を育てているシングルファーザーでもある彼の前 にケイトという女性が現れます。彼女は失踪した妹のウィラの行方を追ってワシント ンからやってきました。ジョンを訪ねてきたのは妹が連続殺人の犠牲者の1人ではな いかと疑いをもってきました。手がかりを捜すケイト。はたして妹は本当に殺されて いるのか?

26日(月曜)から読み始めて27日(火曜)に読み終わったのが「アウトローのO」 (スー グラフトン著 ハヤカワ文庫)です。御存じキンジー ミルホーンシリーズ の15作目。面白かった。お勧め。でもやはりこのシリーズは最初から読むべきです。

物語りはある日見知らぬ人からキンジーの留守番電話に伝言が残されていました。留 守電を残した人間は貸し倉庫の賃貸料が滞納されて、倉庫会社が中身をオークション にかけてその荷物の中からキンジーが興味をもちそうな品物が出てきたというのです。 そこでキンジーは興味をもちその男とあう事に。その男からの情報によると倉庫を借 りていたのはキンジーの別れた最初の夫。品物は彼女が別れた時に夫のところに残し てきたものでした。そしてその荷物の中にあった1通の手紙がもとで14年ぶりに彼 の行方を捜すキンジー。キンジーともと夫の離婚原因にもなった事件とは?

28日(水曜)に読み終わったのが「殺され急ぐ女たち」(エマー ダーシ−著 集 英社文庫)です。オーストラリアのミステリーです。意外性はかいます。面白いとい えば面白かったのですがどちらかというと女性向きだと思います。

物語りの舞台はオーストラリア、人気ロマンス小説の女性作家のK,C,ゴードンは 次改作の取材のためにオーストラリア大陸を横断する観光列車の旅にでました。同じ 列車の乗客には地元でも有名な財閥一族を中心とする8人のグループと有名人のスキャ ンだつを専門にしているルポライターのビアンカ。それにフランス人のマリーテレー ズ。財閥一族の8人はそれぞれビアンカに弱味を握られている様子。列車の旅の2日 めの夜ビアンカが殺されました。確かに彼女を憎んでいる人間は多いのですが、でも 殺人となると話しは別。犯人を乗せたまま旅は続きます。ビアンカに続く犠牲者は出 るのか?

29日(木曜)に読んだのが「死に花」(太田 蘭三著 角川文庫)です。面白かっ た。ゴールデンウイーク明けに映画が封切られるので内容は割愛しますが、映画見た いです。



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