Yumiのミステリー読書日誌 2004年1月 No.3


2004-1月

21日(水曜)に読んだのが「観月の宴」(ロバート ファン ヒューリック著 ハ ヤカワポケットミステリ)です。これはディー判事シリーズです。中国(しかも西暦 7世紀頃の話)が舞台の話はわたしにはきつかった。

物語りは州都での会議の帰りディー判事は友人の同僚知事のルオに誘われて彼の邸宅 で行われる晩餐会に出席する事になりました。ところが到着早々、裕福な証人の家で 間借り人が殺されるという事件が発生します。行きずりの犯行に見えたのですが調べ ていくとどうも違ってきました。そして、晩餐会の最中若い舞い子が殺されます。こ の2つの事件は関係がありそう。さて犯人は?

22日(木曜)から読み始めて23日(金曜)に読み終わったのが「見えない絆」 (アイリス ジョハンセン著 講談社文庫)です。おもしろかった。おすすめ。

物語りはある日、目の前で人が殺され自分自身も誘拐されそうになり自分のからに閉 じこもってしまった大統領の娘のキャシ−。精神科医のジェシカは妹のメリッサと協 力して治療に当たります。しかし「娘の命の恩人」である地下組織とつながりのある マイケルが現れ国際的な地下組織から命を狙われるはめに。その中でも治療を続けて いくジェシカとメリッサ。はたしてキャシーは心を取り戻す事ができるのか?

24日(土曜)から読み始めて25日(日曜)に読み終わったのが「タトゥ ガール」 (ブルック スティーヴンズ著 講談社文庫)です。これも割と面白かったです。

物語りはアメリカオハイオ州のショッピングモールで深夜ベンチに座っている少女が 発見されました。少女は全く喋らず全身血まみれでしかも洋服の下には魚の鱗の入れ 墨が全身に施されていました。身元不明のまま養子斡旋所に保護された少女。そして 彼女の事がのった新聞記事を見て彼女を養子にしようと思い斡旋所に訪ねていったルー シー。ルーシーにはサーカスの見せ物小屋にいたというくらい過去がありました。そ の少女を探しに斡旋所に現れた男たち。彼女の入墨の意味は?

26日(月曜)から読み始めて29日(木曜)に読み終わったのが「わが母なる暗黒」 (ジェイムズ エルロイ著 文春文庫)です。これはジェイムズ エルロイの半生記 です。おもしろかった。

物語りはジェイムズ エルロイの母は1958年に絞殺死体で発見されました。枯れ がまだ10歳の時の事です。両親はすでに離婚しており、母親が殺された時はたまた ま父親の方に泊まりにいっていた時でした。犯人は見つかりませんでした。その犯人 捜しの旅、及び自分の半生を書いた本です。

30日(金曜)から読み始めて31日(土曜)に読み終わったのが「パンプルムース 氏対ハッカー」(マイケル ボンド著 創元推理文庫)です。パンプルムース氏シリー ズの第6作め。面白かった。

物語りは「ル ギード」の編集長急死のニュースが新聞紙面を飾りパンプルムース氏 が慌てて出社すると何と当の編集長がOA化についての演説を始めていました。誰か のあくどい悪戯だった模様。そして「ル ギード」の来月号の最新号の紙面をプリン トアウトすると何と大変な事が。誰かによってデータの改造された模様です。編集長 にいわれ元刑事のパンプルムース氏が解決に乗り出しますがコンピューターのコの字 もわからないパンプルムース氏、はたしてハッカーを捕まえる事ができるのでしょう か?



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