Yumiのミステリー読書日誌 2003年10月 No.3


2003-10月

19日(日曜)から読み始めて21日(火曜)に読み終わったのが「壁の中で眠る男」 (トニ− フェンリー著 新潮文庫)です。まあおもしろかった。

物語りの主人公マーゴは45歳で由緒ある家柄出身の夫がいます。しかしマーゴ自身 はストリッパーの出身で現在はゴシップコラムニスト。彼女の夫は隠れゲイでいわゆ る仮面夫婦という事。しかしこの結婚によって夫は既婚者という社会的対面を獲得し て、彼女はストリッパーから足を洗ってニューオーリンズの旧家の一員となる事が出 来ました。仮面夫婦といっても2人は友情に裏づけされた揺るぎない関係で結ばれて います。ある日のこと彼女が昔踊っていた古いクラブから若い男性の白骨死体が発見 され、警察に協力して当時の関係者に聞き込み調査をしているうちに次々と知り合い が殺されていきます。犯人は?

22日(水曜)から読み始めて23日(木曜)に読み終わったのが「No.1レディ ス探偵社、本日開業」(アレグザンダー マコール スミス著 ヴィレッジブックス) です。これは面白かった。

物語りの舞台はアフリカのボツワナ。ここでただ1人の女探偵ラモツエ。彼女が探偵 事務所を開く事になった話からいくつかの事件の解決までの短編集といった感じです。

24日(金曜)から読み始めて26日(日曜)に読み終わったのが「人形の記憶」 (マーティン J スミス著 新潮文庫)です。これは面白かった。お勧め。

物語りは案山子と呼ばれる男に婦人警官のテレサは暴行され瀕死の重傷を追います。 その結果案山子は8年間服役をしていました。一方テレサはこの事件で記憶の一部を 失います。女性弁護士のブレナは案山子の再審を請求して認められました。一方記憶 を徐々に取り戻し始めたテレサ。そのテレサの元に1本の電話が。案山子とは別の声 の男がかけてきたのですが犯人しかしりえない言葉を彼女にいったのです。本当に犯 人は案山子なのか?それとも?

27日(月曜)から読み始めて29日(水曜)に読み終わったのが「憤怒」(G.M. フォード著 新潮文庫)です。これも面白かった。

物語りはアメリカ、シアトルを震撼させた連続レイプ殺人。運よく逃げ延びた女性の 証言で1人の強制わいせつの前科がある男が逮捕され死刑判決をうけます。その死刑 執行6日前、新聞記者のコ−ソを証人の女性が訪ねてきて、偽証だったと告白。冤罪 を確信したコ−ソは真犯人探しに乗り出しました。そして新たな犠牲者が出て。。。。 死刑停止は間に合うのか?



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