Yumiのミステリー読書日誌 2003年6月 No.2


2003-6

11日(水曜)に読み始めて12日(木曜)に読み終わったのが「狩人の夜」(デイ ヴィス グラップ著 創元推理文庫)です。面白かった。お勧めです。

物語りは1930年代のアメリカ、オハイオ。父親が強盗殺人の罪で死刑にされた幼 い兄妹と未亡人の前に突如現れた伝道師。どの伝道師は右手に「愛」左手に「憎悪」 の入れ墨をしていました。妹と母親はかれに心を許し始めますが、ジョンだけはうさ ん臭さを感じ、父との約束を守り通します。死刑にされた父との約束とは何か?

13日(金曜)から読み始めて14日(土曜)に読み終わったのが「絢爛たる屍」 (ポピー Z ブライト著 文春文庫)です。気持ち悪かった。

物語りはイギリスの連続殺人犯のアンドリューが脱獄しました。しかも前代未聞の方 法で。かれが殺した相手はずべて自分と同じゲイ。そしてイギリスに観光旅行できた アメリカ人のゲイの青年を殺し、かれに成り済ましアメリカへ。 アメリカ、ニューオーリンズ。ここにも密かに凄惨な殺人をくり返すゲイの富豪の青 年。この2人が出会い。。。

15日(日曜)に読んだのが「暗闇でささやく声」(ジョイ フィールデイング著  文春文庫)です。面白いといえば面白かったけれど、イマイチよくわからない所が。

物語りは看護婦をしているテリー。彼女は母親がなくなったあと一軒家で一人暮らし をしています。家の横にあるコテージに借家人を置く事に。そして新しい借家人希望 者のアリソンが来ました。たちまち意気投合する2人。しかし振り返ってみると何故 テリーはアリソンの言葉を信用し過ぎたのか?いろいろな不審な出来ごと、警告のさ さやきを無視してしまったのか?

16日(月曜)から読み始めて17日(火曜)に読み終わったのが「覇者(上、下)」 (ポール リンゼイ著 講談社文庫)です。とにかく面白かった。お勧め。

物語りの舞台はアメリカ。第二次世界大戦中にナチスが略奪した名画の一枚がオーク ションに出る事に。これが発端となりこの略奪に関与した元ナチのドイツ系移民が次々 と殺されていきます。第3帝国復興のための五億ドルにも相当する隠し資産。FBI 捜査官のファロンは盗難美術品回収の専門家シヴィアと共に絵画の行方をおい、殺人 を阻止しようとします。彼らは絵を回収し、犯人を突き止める事が出来るのか?

18日(水曜)に読んだのは「猫は火事場にかけつける」(リリアン J ブラウ  著 ハヤカワ文庫)です。シャム猫ココシリーズ23作め。 好きなんだよねー

物語りは10月末、干ばつに襲われたムース郡では火事が相次いでいました。住民は 見回りボランテイアを組織して24時間監視にあたっています。そんな中、町の古本 屋が火事にあいました。オーナーは焼死。自然発火に見えた火災でしたが、どうも放 火の疑いが出てきました。誰が何の為に放火したのか?

19日(木曜)から読み始めて20日(金曜)に読み終わったのが「優しい週末」 (ジェイン アン クレンツ著 二見書房)です。割と面白かった。

物語りはアメリカ、シアトルで発明家のための財団を運営するモリー。前と有望なア イデアに投資する事になっているのですが、財団のコンサルタントのハリーがことご とく没にする為、最近成立した案件はゼロ。そんな中モリーを狙った脅迫行為が発覚。 調べてみると過去に没にした案件が絡んでいる様子。脅迫はエスカレートしていき、 ハリーとモリーで調査してみると。。。



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