Yumiのミステリー読書日誌 2002年11月 No.3


2002-11

20日(水曜)から読み始めて22日(金曜)に読み終わったのが「夜の牝馬」(マ ンダ スコット著 講談社文庫)です。これはお勧め。面白かった。 シリーズ2作目という事なのですが残念ながら1作めは翻訳されていないようです。

物語りは牧場を経営するセラピストのケレン。彼女の患者でもあり友人のニーナは大 学附属動物病院の馬外科の助教授。ニーナは何回か自殺をはかり全て失敗に終わった 患者でもあります。そのニーナが治療中の馬が次々に死ぬという事件が発生。院内感 染かそれとも外部の人間の仕業か。さらにニーナのコテージも不審火で消失。 パニックに陥るニーナ。でも彼女はケレンに絶対に死なない。と約束したにも関わら ず又自殺しようとします。ところがケレンが調べていくとその自殺方法はニーナ自身 ができない方法。はたして犯人は?

23日(土曜)に読み始めて24日(日曜)に読み終わったのが「死美人」(ローレ ン ヘンダースン著 新潮文庫)です。女性彫刻家探偵サムの初登場。

物語りはサムの美大時代の恩師のリーがパーテイー会場となった家の庭で頭をぶつけ て死亡。その死因に疑問を持ったサム。彼女は1人で調査に乗り出します。 リーは学内ではレズビアンという事で有名な教授でした?そのリーに秘密の恋人がい たという事がわかり。。。

24日(日曜)から読み始めて25日(月曜)に読み終わったのが「殺意のクリスマ スイブ」(ウイリアム バーンハート著 講談社文庫)です。 これもお勧めです。予想より面白かったです。

物語りは弁護士になる前に7年間司祭をしていたメガンが主人公。30代なかばの彼 女は独身でボーイフレンドもいない女性。クリスマスは独身にとってしかも彼氏がい ない身にとっては最悪のシーズン。事務所でうろうろしていると依頼人を押し付けら れるはめに。まあ予定もないしと思い依頼人にあう事に。依頼人の女性は息子にあわ せろと暴れる元警察官で元夫が子供に近付かないように法的に処理をしてくれるよう いいます。しかも元夫には家庭内暴力、毒殺未遂の過去が。。。同僚がイブで休む中 こうやってメガンは事件にまきこまれていくはめに。。。

26日(火曜)から読み始めて27日(水曜)に読み終わったのが「逃げる」(エド マクベイン著 ハヤカワポレットミステリ)です。これは短編集なので内容は省略。

28日(木曜)から読み始め29日(金曜)に読み終わったのが「弁護人(上、下)」 (ステイーブ マルテイニ 著 講談社文庫)です。弁護士ポール マドリアニシリーズ5作目 面白いです。今までシリーズ読んでいない方は1作めから読む事をお勧め。ただこの シリーズ1作め「状況証拠」は角川文庫、2作目から4作め「重要証人」「依頼なき 弁護」「裁かれる判事」は集英社文庫からでています。

物語りはマドリアニをかつての依頼人のヨナが訪ねて来ました。ヨナとメアリ−夫婦 は孫娘のアマンダと暮らしていました。ヨナの娘でアマンダの母親のジェシカは麻薬 絡みで刑務所にいた為に老夫婦がアマンダを正式に引きとっていたのですが、そのジェ シカが出所してアマンダを誘拐したのです。ねらいはヨナが宝くじで当てた大金。マ ドリアニはその誘拐事件の絡む過激女性擁護組織の主催者のザランダに近付きますが、 相手にされません。そのゾランダが殺され、容疑者となったヨナ。無実の罪に囚われ たヨナ。その裁判がはじまりました。裁判途中でヨナは心臓発作で倒れますが、マド リアニは真実に迫っていきます。はたして真犯人は?

30日(土曜)から読み始めてその日に終わったのが「死者の長い列」(ローレンス ブロック著 二見文庫)です。これはマット スカダーシリーズです。

物語りは毎年5月の第一木曜日に集まる「31人の会」。この会ははるか昔より会員 の代替わりをくり返しながら続いてきています。現在の顔ぶれになったのが1961 年。それから32年後、メンバーの半数がこの世を去っていきました。しかしあまり にも死亡率が高いのに不審を抱いた会のメンバーがスカダーに調査を依頼します。 亡くなったメンバーは本当にメンバーの1人に殺されたのか?



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