Yumiのミステリー読書日誌 2002年5月 No.3


2002-5-23

20日(月曜)の朝から読み始めて夜読み終わったのが「伯爵夫人は万華鏡」 (ド ロシ− ギルマン著 集英社文庫)です。私この人の好きだからちょっとえこひいき してしまうのですが、お勧めです。このシリーズは2作目ですが1作目の「伯爵夫人 は超能力」から読む事をお勧め。おばちゃまはスパイシリーズとは別のおばちゃまシ リーズといった所でしょうか。いろいろなストーリーが1冊にまとめられていてその 1つ1つが横の糸で繋がっていて最後にひとつになるという感じ。

物語りはヨーロッパの貴族と結婚して伯爵夫人の称号を持つマダム カリツカ。 夫に死なれ今はアメリカの東海岸で一人暮らし。彼女の特技は超能力。その超能力と は身につけていたものに触って伝わってくる感情や印象を読むのです。今日も彼女の 元にひとりの女性がやってきました。

21日(火曜)から読み始めて夜読み終わったのが「サンセットブルヴァ−ド殺人事 件」(グロリアホワイト著 講談社文庫)です。
ロニ−ヴェンダナシリーズ第3作目です。おもしろかった。
お勧め。

物語りはサンフランシスコにすむ女性探偵ロニーは20年前交通事故で両親を失いま した。彼女の両親は有名な宝石泥棒でした。毎年命日に事故現場に彼女はいきます。 その命日の深夜、事故現場にいた彼女の目の前で車から男性の死体を投げ捨てていく のを目撃。それが事の始まりでした。
被害者の身元も不明で、警察は何故か捜査に熱心ではありません。ロニーは目撃者の 少女マリーナと共に事件をおいはじめました。調べていくと何故か彼女の両親の交通 事故は実は殺人の疑いがでてきました。誰が何の為に彼女の両親を殺したのか?

22日(水曜)から読み始めて23日(木曜)の朝読み終わったのが「サムホ−ソン の事件簿II」(エドワード D ホック著 創元推理文庫)です。これは短編集なの で内容は省略しますが、面白いですよ。おすすめ。できれば「事件簿のI」から読ん だ方がいいと思います。

23日(木曜)のお昼から読み始めたのが「フェニモア先生、人形を診る」(ロビン ハサウエイ著 ハヤカワ文庫)です。


2002-5-27

23日(木曜)のお昼から読み始めて24日(金曜)の夜読み終わったのが「フェニ モア先生、人形を診る」(ロビンハサウエイ著 ハヤカワ文庫)です。 面白かったよ− これはシリーズ第2段なのですが、1作めよりよかったような気が します。

物語りはミステリー好きでアマチュア探偵でも有名な医者のフェニモア先生が主人公。 エミリーとジュデイスの姉妹は実物の屋敷を模して一族の人間1人1人に似せた人形 が飾ってあるドールハウスを持っている事でも有名です。感謝祭の日、一族が集まっ た時そのドールハウスと人形が何者かに荒らされ、その直後にそれと同じ状況で一族 の人間が殺されました。先生は父親の代から診察しているパンコースト家を往診に呼 ばれます。ところが先生は姉妹に診察ではなく探偵として調査を依頼します。 先生が調べ始めて間もなく2人めの犠牲者が! はたして犯人は誰か???

25日(土曜)の朝から読み始めて夕方読み終わったのは「クッキング ママの超推 理」(ダイアン デヴィッドソン著 集英社文庫)です。シリーズ10作目。
気楽に読めて楽しいです。この本の主人公のゴルデイはケータリングの会社を経営し ているという設定なので、本の中に彼女が作った料理のレシピがのっていますが、こ の本を読んだ人の中であのレシピを実際作った人っているのかな?私はためそうとも した事がないのです。だって、アメリカで美味しいものを食べた事がない私としては ためそうという気分にはなりません。

物語りはイギリスから移築された本物のお城で「エリザベス朝の祝宴」と題したパー テイーが開かれる事になりゴルデイはそのケータリングを依頼されマシタ。
ところがその準備の初日の早朝、ゴルデイの家の窓がラスが何者かに銃でうたれまし た。警官の夫のトムは逃亡者を追って出張中。警官が駆け付けてくれお城に向かった ゴルデイと息子のアーチ。ゴルデイは今度は死体を発見します。しかもその殺された 人間の顔に見覚えが。。。それはトムが追っている逃亡者でした。 なぜここに?ゴルデイは悩みながらもパーテイーの準備を始めます。 これが事件のはじまりでした。

27日(月曜)から読み始めたのが「約束」(フリ−ドリッヒ デユレンマト著 ハ ヤカワ文庫)です。


2002-5-30

7日(月曜)から読み始めて28日(火曜)の朝読み終わったのが「約束」(フリ −ドリッヒ デユレンマト著 ハヤカワ文庫)です。
これは六月下旬公開予定の映画「プレッジ」の原作です。
もしかすると映画の方がいいかもしれません。

物語りは田舎の村でおきた少女惨殺事件。この事件が警部マーテイの人生を左右する 事に。捜査は容疑者である行商人の自殺で幕が引かれました。が、マーテイーは尺然 としません。どこかに真犯人が絶対いると確信してかれは警察を辞め、現在の生活も 捨て村に引っ越します。はたして真犯人はいるのでしょうか?

28日(火曜)の昼休みから読み始めて30日(木曜)の昼休みに読み終わったのが 「裁きを待つ女」(デイヴィッド クレイ著 講談社文庫)です。
これは絶対のお勧め。面白かった。

物語りはかつてやり手の弁護士だったキャプランは酒とドラッグに溺れ、昔の栄光は 何処へ。現在は秘書のジュリーと調査員のケーレブの3人で事務所を開いています。 実はこの3人一緒に暮らしていて仲間というよりむしろ家族といった方がいい関係で す。あるひ老婦人がキャプランの元を訪れ、夫を殺害して逮捕された娘のプリシラの 弁護を頼みます。早速プリシラのいる刑務所を訪ねるキャプラン。彼女は夫の暴力に 対しての正当防衛を主張します。彼女の弁御活動を始めてしばらくして、麻薬の売人 がキャプランの元に来ます。プリシラが彼のお金をかすめ取ったのでそれを返すよう にキャプランにいいます。プリシラに確認するとそのようなものはないという返事。 売人を適当にあしらっていくと、あるひケーレブが殺されて死体で発見されます。そ してジュリーも行方不明に。家族を失ったキャプラン。そして最後のドンデン返し。

30日(木曜)の夜読み始めたのが「検事長ゲイツの犯罪」(シェルドン シーゲル 著 講談社文庫)です。



Yumiのミステリー読書日誌のページに戻る 

ホームページに戻る 

読書室のページに戻る