ネットで本を読む





このごろまた時々グーテンベルグで、いろいろな本を拾い読みしています。ここ はリンク先などが昔と違っていますが、読める本だけはかなり増えているようです。

ネットで英語の本を読むとしたら次の所が便利なようです。

http://digital.library.upenn.edu/books/

ここで最初は主に昔話・神話の類を拾い読みしました。日本の昔話関係もかなり充実し てきています。

最近私が一気に読んで面白かったのは平安朝の日記文学。更級日記、だけは一気に読ん でみました。大体全体的に読んでいるのかと思っていたけど,そうではなかった ようです。

http://digital.library.upenn.edu/women/omori/court/court.html

最後の方は、かなり時間が経ったりしてまとまりがないけど,一気に読めまし た。しかしこれなら日本語も大丈夫だろうと思って,原文をあたったけど,和歌の 方は難しい。英語の方がやさしいような気がします。

http://www.accesstoinsight.org/lib/bps/wheels/wheel292.html

これも面白い。シャカムニと同時代の約10人の女性たちの生き方を書いていま す。私としては最後のサワバティ王妃の話しが興味深かった。ここで悪役として 出てくるマガンディヤ王妃のことは,前に何回も読んだことがあるからかもしれ ません。

http://www-2.cs.cmu.edu/~spok/metabook/lotj.html

これはユダヤ伝説を4分冊で読める所ですが,私が全部印刷したら約1500ページに なります。内容的にはほぼ旧約聖書と重なります。しかし余計なことか書いてな いし,こちらの方がはるかに詳しい。「エステル記」などは、聖書では10ページ くらいありますが,ここでは100ページくらいあります。しかし内容的にはいろい ろと矛盾があるようです。

I・アジモフの詳しい聖書物語を読むと,どうやらエステル記はフィクションらし いのですが、そうした裏話はここでは書かれていません。そうした点では聖書と 同じですが,聖書を読んでいる時に感じるおかしなところは詳しく書かれていま すから、いちおうそれなりに納得しながら読めます。おかしいと思うことはある けど、それぞれがユダヤ人の間では良く議論されたということだというのがわか ります。

同じ物語を聖書とアジモフの本と,これとで読み比べすると、かなり楽しめる気 がします。聖書と違って後の2冊は物語としてもこなれているし,読みやすい。少 しずつ読んでいます。

他にも私の好きな「ルバイヤート」の各版があったので,それぞれを印刷してみ ました。

前と違ってモンゴメリーの作品もほとんどそろっているし,聞いたことのないよ うな人の作品ももちろん多い。時々覗くには良いのかもしれません。

こうしたネットで読める作品と朗読ソフトを組み合わせれば,結構楽しめます。 しかし難点は聞き取り能力が低いこと。もう少し高めて,楽しめればいいのだけど。 朗読ソフトも英語と日本語ともにかなり良くなっています。

2002-6-20



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