Yumiのミステリー読書日誌 2001年12月 No.2


2001-12-16

9日(日曜)の午後から読み始めて14日(金曜)に読み終わったのが「タラ通り大 きな家(上、下)」(メイヴ ビンチ−著 扶桑社文庫)です。 これはミステリーではありませんが、面白かったよ。女性好みの話だと思います。

物語りは主人公のリアはアイルランドのダブリンの不動産会社に勤めています。そこ にあるひ他の支店からダニ− リンチと言うハンサムで仕事のできる青年が転勤にな りました。その青年と相思相愛になり結婚をします。新居はタラ通りにある立派な家 です。そして2人の子供にも恵まれ幸せな結婚生活を送っていたリアですが、あるひ だにーに愛人がいてしかも妊娠中と聞かされます。そしてダニーは家をでていきます。 そんな中で見知らぬアメリカ人女性から突然電話が入ります。その女性はアメリカの コネチカット州にすむ女性で、夏休みの間アイルランドにすみたいので、誰か自分の 家とアイルランドの家をその間交換してすんでくれる人を探しているとのことでした。 その話を聞いたリアは自分の家と交換しないかと名乗り出ます。夏になり、リアはア メリカへ、その女性はダブリンに旅立ちます。

15日(土曜)の昼から読み始めたのが「上海の赤い死(上、下)」(ジョ− シャー ロン著 ハヤカワミステリ文庫)です、


2001-12-18

15日(土曜)の昼から読み始めて18日(火曜)に読み終わったのが「上海の赤い 死(上、下)」(ジョ− シャーロン著 ハヤカワミステリ文庫)です。 これはお勧めです。面白かった。この作者がちょっと変わっていて上海生まれの中国 人で北京外国語大学で英米文学を専攻した後、アメリカのワシントン大学に留学して、 そこで翌年から創作活動を開始。この本が第1作なのですがこれでアンソニー賞を受 賞したそうです。作者が中国人と言う事でこの本も中国が舞台で主人公も中国人です。

物語りは運河で全裸の若い女性の死体ガ発見されました。身元を調べるとこの女性は 何と共産党から模範労働者に選ばれた関紅英とわかりました。模範労働者の彼女がな ぜ全裸死体で?その事件を調べる事になったのが上海警察殺人課の陳操です。この刑 事北京外国語大学の英米文学を卒業し、ひょんな事から警察に入ってしまった人です。 しかも卒論がT.S.エリオットだったという変わった人です。現在も薄給を補う為 に英文のミステリーの翻訳をやり、そして詩を作り(それが以外と認められている) 詩人としても名をなしているという人。 事件を追っていくとやはりお国柄政府の関与がかなりでてきて。。。はたして犯人を 捕まえる事はできるのでしょうか。

18日の夜から読み始めたのが「今昔続百鬼」(京極 夏彦著 講談社ノベルス)で す。



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