Yumiのミステリー読書日誌 2001年10月 No.1


2001-10-1

30日(日曜)のお昼から読み始めて1日(月曜)の帰りの電車の中で読み終わった のが「危険な道」(クリス ネルスコット著 ハヤカワポケットミステリ)です。 これはお勧め。

物語りは1968年のメンフィスが舞台。アメリカの公民権運動が盛んな頃のお話で す。主人公のスモ−キーは黒人探偵。大学院で修士過程まで納めながら何故か探偵を しています。その彼の元に若い白人女性のローラが突然訪ねてきました。 彼女の亡くなったお母さんが彼に遺産を残しているが、母親とスモーキーの関係を聞 いてきたのです。かれにとっても寝耳に水の話。当時のアメリカでは白人と黒人がか かわりあいを持つ事事体が不思議な状態。彼がローラの両親の過去を調べるうちに、 そこに大きな秘密があることに気がつきます。そしてその秘密に彼自信の過去が絡ん でいるようです。そんな時に新種差別撤廃運動がだんだんと熱を帯び、スモーキーの 幼馴染みでもあるキング牧師がメンフィスに来る事になりマシタ。 はたして彼はローラの両親お秘密をとく事ができるのでしょうか?


2001-10-6

4日(木曜)の朝から読み始めて5日(金曜)に読み終わったのが「シャドウキラー」 (ヴァル マクダーミド著 集英社文庫)です。 面白かったです。お勧め。

物語りはの舞台はロンドン、ある有名なミステリー作家が自分が書いた本と同じ殺さ れ方をされました。その作家がゲイでかれがSMクラブに出入りしていた事もあって 痴情のもつれと思われていました。が、2人目のミステリー作家が同じように自分の 作品にでてくる殺し方で殺され、また主人公の犯罪心理学者のフィオナの恋人でもあ るミステリー作家のキットのところに脅迫状が届き、連続殺人事件の様相を帯びてき ました。犯人は誰か?なぜミステリー作家ばかり狙うのか?


2001-10-7

6日(土曜)の朝から読み始めて7日(日曜)の夕方に読み終わったのが「墜落のあ る風景」(マイケル フレイン著 創元推理文庫)です。 私には退屈でした。絵とか美術史に興味のある方にはいいかもしれませんが。。。

物語りは哲学者のマーテインは美術界への転進を目指しています。本を書く為に訪れ た田舎で地主から絵の鑑定を頼まれました。何枚か見たあと最後に見た絵はもしかす るとブリューゲルのみ発見の作品ではないかという疑いが。。。。 その絵のためにかれの運命は狂い始めます。


2001-10-10

すごい雨と雷ですねー。 山手線止まったんダヨ。どこかの変電所に雷落ちて。

9日(火曜)の朝から読み始めて10日(水曜)のお昼に読み終わったのが「愛しき 者はすべて去りゆく」(デニス レヘイン著 角川文庫)です。 これは探偵パトリック&アンジ−シリーズの第4作ですが、私はこのシリーズお勧め だと思います。アンドリュー ヴァクスのバークシリーズとちょっと似ている感じが します。といっても向こうは登場人物全員がアウトローでしょ。こちらは一応主人公 の2人はマトモな探偵なのですが、回りを固める人たちが。。。 しかしいつも思うのは角川のタイトルをつけるセンスのなさ。昔のハードボイルドの ようなタイトルがすべてについているのよね。もう少しセンスのある題名ならもっと 売れるのにと密かに思っている私です。

物語りは4歳の少女が家から行方不明になりました。誘拐されたようなのですが身代 金の要求はありません。少女の叔父夫婦に捜査依頼をされたパトリックとアンジーで すが、依頼を拒みつづけていましたが、ついに引き受ける事にしました。はたして少 女は何の為に誘拐されたのか。生きているのか?

10日(水曜)の帰りの電車の中で読み始めたのがノア−ル作家のジェームズ エル ロイの「アメリカンタブロイド(上、下)」です。これ読んだ事あるような気が。。。



Yumiのミステリー読書日誌のページに戻る 

ホームページに戻る 

読書室のページに戻る